確定拠出年金について

女性30代 BAY_Kさん 30代/女性 解決済み

初めまして、5人の子供を育てている専業主婦です。
早速なのですが、夫の会社で数年前から確定拠出年金制度が始まりました。始まった当初から、具体的な恩恵を理解できず、選択したものは、元本が割れないと確約されているものを選択し、現在も継続中です。
将来プランとして、夫との年齢差もあるので、数年以内には、扶養範囲内での起業を目指しています。
そこで、そもそもの確定拠出年金の意義と、生活費に使用の出ない程度での、プラン見直しも含め、教えていただけると助かります。正直、リスクを取ってまで、大きなリターンを考えられるほど余裕はなく、元本が割れないのを希望しております。ここ数年の利益率などもよくわかっておりません。
ちなみに、貯蓄型の保険等をいくつか持っており、NISA等の投資商品は持っていません

1 名の専門家が回答しています

吉野 裕一 ヨシノ ユウイチ
分野 年金・個人年金・iDeco
50代前半    男性

島根県 岡山県 広島県 山口県

2021/03/09

ご質問ありがとうございます

まだまだ元本確保が安全という間違いが多くありますが、元本確保のリスクも考えた運用を行っていただければと思います。

確定拠出年金は、確定給付年金が当然だった時代に企業の負担が多くなったことで、確定給付ではなく確定拠出という老後に向けた準備を従業員の方が考えて運用していくという事から始まった制度です。


確定拠出年金も投資性商品での運用が主となりますが、これはこれまでの企業年金の運用や銀行のお金や保険の保険料の運用先でも同じように運用されていました。

基本的に、国は成長する者であり、健全な経済であれば物価上昇もあります。このインフレに対応していない運用は、実質的なマイナスとなるというリスクがあります。

現在の年金が減ると言われているのも、実際に年金額が増えても物価上昇と連動するようには増えず、加入者や寿命を考えて調整されることで、年金が増えるよりも支出が増える方が大きくなる事を言っています。

ですので、元本がいくら確保されていても、同じ商品を買おうとしても10年前や20年前とは商品の価格が上がってしまっていると、別のところからお金を出さないといけないので、実質的にマイナスとなります。

これから年金を受け取るまでの期間で、その差が数十パーセントも広がってしまうと、老後は大変なことになります。

投資はハイリスク・ハイリターンと言われますが、これは振れ幅が大きければ、戻りも大きいという意味です。この振れ幅も短期間では大きく感じますが、期間が長ければ振れ幅も大きくなくなります。

投資は時間も見方にすることが出来ますが、時間が短ければ、マイナスになる可能性も大きくなる為、出来れば今のうちから積極的な運用をされた方が良いでしょう

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