老後に向けた資産運用について

Question

40代のサラリーマンです。家族構成は私と、妻、子供2人の4人家族です。今まで貯蓄や資産運用などは無頓着で、全然行ってきませんでしたが、コロナ禍の状況の中、料来への不安もあり、資産運用の必要性を考えています。これらまで株や資産運用などを行ったことがないため、全くの初心者なのですが、ネットで調べると、株式投資やETF、FX、CFDなど色々な投資方法があるのが分かりました。しかしいざ始めようとすると、どのような投資方法から始めればよいか分からず、結局資産運用を始められずにいます。FXなどで一発大穴を当てて、大金を稼ぐのを夢見る気持ちもあるのですが、40代で4人家族である身を考えると、堅実な投資方法を目指すべきだとも考えています。まずは老後に向けて堅実な資産運用を行う場合、お勧めの投資方法を教えてほしいと思います。よろしくお願いいたします。

山口 雅史 · Answer

まず、個別株やFXなどで一発大穴を狙うことはNGです。老後に向けた堅実な資産運用として最も有効な手法は「長期・分散・積立」投資です。サラリーマンということであればイデコがお勧めです。勤務先の年金により拠出上限額は異なりますが、全額所得控除となりますので翌年以降の所得税や住民税が軽減される効果が期待できます。一方、デメリットは60歳以降まで解約・出金ができないことです。そこで、つみたてNISAとの併用がベターです。どちらも長期の積立投資となります。対象商品は全世界の株式もしくは米国株式のインデックス型投資信託が現状ではベストと考えます。インデックス型投信はTOPIXやS&P500のような株価指数に連動するように設計されています。そのため自身で銘柄を選択することなく分散投資となります。株式の一極集中にリスクを感じるようであれば、株式に加えて債券等がミックスされているバランス型投信まで範囲を広げても良いと思います（個人的には年金等で債券運用をしているので一定の年齢までは株式投信のみで良いと考えています）。積立投資は10年より15年、15年より20年というように期間がなくなる程リスクを軽減する効果があるので早目に始めることも同時にお勧めします。

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