老後資金をどう用意したら良いか分かりません。

男性30代 ももさん 30代/男性 解決済み

30代半ばを過ぎて子供を持ったので、今現在必死に教育資金を貯めているところです。
2人目の子が大学をストレートで卒業するとしても、教育資金の問題が終わるのは主人が60歳を過ぎてからになります。

現在下の子が幼稚園生なので、小学生になったら私もパートを始めたいとは思っていますが、今のところ主人は家事や子供たちとの時間に影響の無い扶養範囲内で働いて欲しいようで、子供たちとの時間を削ってまで働いて欲しいとは思っていないようです。

主人の収入だけで日々の生活や、住宅ローン、子供たちの教育資金を賄えるとして、老後の資金は扶養範囲内の収入だけで作れるものでしょうか?
これから先パートで20年働くとして、単純計算で100万円×20年で2000万円。これは老後資金として十分でしょうか?
もし足りない場合、どうやって老後資金を用意していけば良いでしょうか?

アドバイスを頂ければ幸いです。

1 名の専門家が回答しています

山本 昌義 ヤマモト マサヨシ
分野 老後のお金全般
40代前半    男性

全国

2021/06/15

こんにちは、婚活FP山本です。まずはご質問の前に、今後のお金の基本についてお伝えします。まず教育費は、22年総額平均で1400万円ほど必要です。22年で平均的に準備するとすれば一年あたり約64万円、月5万円ほど、2人分で月10万円ほど貯金が必要になります。また先般、老後資金2000万円問題が騒がれましたが、一般的には倍の4000万円程度が必要です。仮に60歳まで20年ほど準備時間があるとすれば一年あたり200万円、月17万円ほど貯金が必要になります。教育費とともに住宅ローン返済も定年後も続くでしょうから、それへの準備も必要です。まずは基本として、今後の必要なお金をしっかり数字で意識しておきましょう。

そのうえで、ご質問についてお伝えします。上記の通り、あなた様世帯の場合は教育費と老後資金だけで少なくとも月27万円ほど貯金が必要です。たとえあなた様がパートで働いても、一般的には大きく足りない可能性が高いといえます。旦那様の収入だけでは教育費さえ厳しい可能性もあるので、できるだけ早めに「あなた様も就職」することがおすすめです。一方、最近ではコロナの影響もあって自宅にいながら「テレワーク」を前提に、就活や仕事ができるところも増えてきています。これなら簡単ではないものの、育児との両立もできるかもしれません。就職は「若いほど有利」でもあるので、そういう意味でも早めの就職を心がけましょう。

少し補足させて頂きます。即座の就職が厳しい場合は、まずは「副業」を始めるのも一つの手です。一般的な副業は、せいぜい月5万円も稼げれば良いほうですが、夫婦でやれば月10万円ほど稼げるかもしれません。また老後資金については「資産運用」で備えるのもおすすめです。リスクはありますが資産運用なら、仮に5%運用を狙えば一年あたり約121万円、月10万円ほどで20年後に4000万円を準備できる計算になります。上手くできれば、ちょうど副業収入を充てれば足りるかもしれません。いずれにしても、まずはライフプラン設計が大切です。そして将来的に必要なお金を数字で考え、それを満たせるだけの行動を計画的に起こしていきましょう。

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