保険の投資信託と積み立てNISAどちらが良いか。

女性30代 みささん 30代/女性 解決済み

現在保険の投資信託と積み立てNISAどちらををするかで迷っています。
保険の投資信託だと利益に課税されますが、利益を引き出してしまえば50万円いないであれば税金がかからないとききました。一方で保険の投資信託だと代理店を仲介するため、代理店の営業マンの提案次第で良い方にも悪い方にもぶれる可能性があります。
積み立てNISAに関しては20年間税金はかからないメリットがありますが、非課税期間終了後暴落する可能性もあると聞き、メリットデメリットを考え悩んでいます。
FPさん目線で双方を比較してのメリットデメリットを一度洗い出して頂けますでしょうか?

1 名の専門家が回答しています

佐藤 元宣 サトウ  モトノブ
分野 株式投資・NISA・投資信託・ETF・REIT
40代前半    男性

全国

2021/06/20

ご質問の件について、回答に対して他に興味がある人も閲覧することも踏まえ、決して「揚げ足を取っているわけではない」と前置きしますが、「保険の投資信託」というものはありません。

質問全体を考慮すると、質問者様は将来の資産形成をする目的において、「生命保険を活用した資産運用」と「つみたてNISAを活用した資産運用」のメリットおよびデメリットを知りたいことがわかります。

そのため、質問にある保険の投資信託という言葉を「生命保険を活用した資産運用」と置き換えて回答していくことをあらかじめご留意ください。

まず、結論から申し上げて、同じ金額、同じ期間に渡って資産運用をするのであれば、つみたてNISAを活用した資産運用の方が、生命保険を活用した資産運用よりも最終的に形成される資産金額に大きな期待が持てます。(期待値が高い)

ただ、質問者様としましては、「生命保険を活用した資産運用」と「つみたてNISAを活用した資産運用」のメリットおよびデメリットを知りたいとのことですので、以下、それぞれについて、主なポイントを簡単にまとめて紹介します。


1.生命保険を活用した資産運用の主なメリット

・満期まで継続して保険料を払い込むことで、保険差益が得られる
(ただし、保険会社、保険契約の内容および保険種類によって金額は異なる)


2.生命保険を活用した資産運用の主なデメリット

・途中で保険契約を解約することで元本割れが発生する
・満期まで保険料を払い込み続けていかなくてはならない
(保険料の払込が連続して滞ることで保険契約が消滅になる可能性もある)
・保険差益が多いとは言えない(利回りが悪い)


3.つみたてNISAを活用した資産運用の主なメリット

・最長で20年間に渡って得た運用益に対して税金がかからず、確定申告不要
・長期間に渡って継続して積み立てすることで、大きな資産形成が期待できる
・積立期間の途中で減額・増額することが可能なため、家計状況に応じた無理のない資産運用が可能になる
・いつでも解約して、お金に換えることが可能


4.つみたてNISAを活用した資産運用の主なデメリット

・含み損(運用損)が生じている状態で決済した場合、元本割れをする
・スイッチング(投資商品の入れ替え)をすることができない
・年間40万円までしか投資をすることができない
・非課税投資枠(年間40万円)を翌年に繰り越すことができない
・他の所得などと損益通算をすることができない


保険代理店をはじめとした保険を販売する側としては、当然に生命保険を活用した資産運用を勧めることは明白です。(それが仕事だから)

ただ、資産運用・資産形成など将来のことを考慮し期待値を追う意味において、今回の質問に対する回答者の答えとしましては、「つみたてNISA一択」と言い切ります。

今回の回答は、回答者個人の主観となりますが、広く多くのFPの意見を聞いたり、様々な情報収集をしながら、ご自身にとって本当に望ましい方はどちらなのかを判断いただき、選択いただくのがよろしいかと思います。

ちなみに、つみたてNISAにおいて、質問内容には非課税終了期間後に暴落とありますが、新型コロナウィルスの影響によって、ピークの時は、一時的にかなり基準価額が暴落しました。

とはいえ、あくまでも一過性のものであり、数ヶ月から1年程度でその暴落以上に回復しましたし、つみたてNISAでの資産運用とはどのようなものなのか?を知ると、そもそもこのような疑問・質問が生じることはないはずです。

このようなことから、質問者様がどちらの資産運用を始めるにしても、始める前に中立・公平なFPから改めて今回の質問に対する答えやアドバイスをお聞きになることが望ましいと感じています。

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