資産運用の王道を教えていただきたい。

女性40代 ma07さん 40代/女性 解決済み

バブル時代は銀行にお金を預ければ10年で2倍になりましたが、現在は超低金利なので銀行に預けても全く運用益を得ることができません。国も投資を推奨しているのかNISAやidecoの仕組みを作っています。これらのことを考えるとこれからは投資をしないと今後の世の中はやっていけないということを突き付けられている気がしています。私も株式投資や投資信託を始めましたが、どうしても利益がでず、手数料ばかり取られてトントンです。つまり時間がかかるわりに得られるものがないという最悪な事態となっています。資産運用をする上での王道を教えていただけないでしょうか。年率3%くらいを目指して運用できる安全な方法(全く安全というのはないと思いますが…)を確立したいと思っています。

2 名の専門家が回答しています

松村 勝宜 マツムラ カツノリ
分野 株式投資・NISA・投資信託・ETF・REIT
40代後半    男性

全国

2021/06/09

結論から申し上げますと、株式を主な投資対象とする投資信託(ファンド)を選んで、毎月コツコツと積み立てていくことが王道です。

身の回りにあるさまざまなモノやサービスは、企業によって生み出されています。

歴史をさかのぼれば、人々の少しでもより良い生活をしたいという欲望が原動力となって今まで経済が成長してきましたし、おそらくこれからもそうなっていくでしょう。

であれば、株価は短期的には大きく上下動しますが、長期的にはその企業の価値に収れんし、価格は上昇していくはずです。

また、今の株価が高いか安いかは、誰にもわかりません。

コツコツと積み立てて一定額ずつ購入していくと、価格が高いときは少なく、価格が下がればたくさん購入できますので、平均購入単価を下げる効果が期待できます。

無理をしないでゆったりとしたリズムで投資を継続することが、リスクを小さくすることにつながります。

本業を通じて社会課題を解決し、より良い世の中づくりに欠かせない企業を丹念にリサーチして選定している、長期での投資に資する本格的なファンドを選ぶ手間さえ惜しまなければ、時間を味方につけて、複利の威力で資産が加速的に増えていくでしょう。

資産からの収益率は、過去数百年単位でさかのぼって、年率平均4~5%程度で推移しているそうです。

私自身も、現時点で20年近く、同じ投資信託(ファンド)に同じリズムで積み立て投資を実践しておりますので、再現性の高い手法だと確信しています。

投資の目的は、世の中をより良くしていくことです。

そして社会が豊かになるからこそ、結果として自分も豊かになれるのです。

ですから、心から納得できるファンドを選ぶことに、トコトンこだわってください。

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ご相談者さまが資産運用を何年ほどなさっているのかわかりかねますが、利益が出ないのは、おそらく売ったり買ったりバタバタとやっておられるからではないでしょうか。

投資先の価値を見るのではなく、相場(価格)しか見ておられないからだと思われます。

過去にアメリカで、10年以上にわたり年平均20%を超えるリターンを実現したファンドがあったそうですが、大半の投資家は儲からなかったと言われています。

理由は簡単で、相場を見て何度も売買を繰り返したからです。

信頼できるファンドを選び、積み立て投資の設定をしておいて、あとはほったらかしにしておくだけでよいのです。

山口 雅史 ヤマグチ マサフミ
分野 株式投資・NISA・投資信託・ETF・REIT
50代後半    男性

兵庫県 岡山県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県

2021/06/10

某企業のCMではありませんが、「投資の王道は、長期・積立・分散」です。

金融庁の平成28事務年度金融レポートに「日米金融資産の比較」があります。1995年~2016年の20年間でどれだけ資産が増えたかを見ることができます。米国はこの20年間に個人資産が約3.7倍になっています(年率換算6.8%)。一方、日本では約1.5倍です(同2.1%)。この差は米国における株式・投資信託の資産割合が39.4%から46.2%へ増加したことが主因とされています(日本は13.0%から18.6%)。この差は明らかに大きなものです。

株式の価格は短期ではランダムウォークするため予想することは不可能ですが、長期では世界の経済成長に比例します。昨年、新型コロナが世界中で拡大し、一時的に成長は停止しました。それでも、携帯を使って連絡を取ったり、アマゾンやウーバーイーツを使って買い物をすることはストップするどころか、逆に社会インフラになりつつあります。これが経済成長です。新型コロナワクチンが普及することで成長率は上方修正されています。
つまり、株式や株式を投資対象とした集合体としての投資信託を活用した長期・積立・分散投資が結果として収益を上げやすい運用方法となります。

この場合、最大のネックはコストになります。コストの中で最も大きなものが購入手数料です。銘柄選択も重要ですが、売買が増えるとその分コストが嵩み、いくら良い銘柄を選べたとしても収益が減ってしまいます。最近ではネット証券を中心に購入手数料をゼロにする流れが出ています。今後はコストを重要視する必要性は低くなると考えられますが、現状では大きな要素となります。
数年前、米国の某証券会社の調べで「並外れた投資成績を残している口座を調べたら、それらの多くは死んだ人の口座だった」とあります。長期・積立・分散投資では一度始めたら、忘れるくらいがちょうどいいとされています。
そうすれば、長期で年率平均リターン3%は難しい話ではないと思います。

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