兄嫁の金銭感覚

ご質問の件について、質問者様が心配する気持ちはとてもよくわかります。

はじめに、資産運用（投資）は、ご自身のお金を投じて、投じたお金以上にお金を増やすことを言うため、宗教活動で納めたお金が資産運用とは到底言えません。

なぜならば、宗教団体へ納めたお金以上のお金が戻ってくることは考えにくく、この時点で資産運用というよりも、むしろ寄付に近いものと考えるべきだと思います。

寄付は、ご自身のお金をあげることを意味し、見返りを求めるものではありませんから、兄嫁の宗教団体内での地位が上がったところで、質問者様の兄世帯の経済的なプラスの効果が期待できず、かつ、ふるさと納税のように節税につながるわけでもないはずです。

何よりも、配偶者へ内緒で家の多額のお金を勝手に持ち出しして寄付を行っていることは、婚姻関係を継続していくために著しく問題のある行為であると考えられます。

最悪な場合、離婚に発展する大きな要因になるとも予測でき、兄嫁の行為によって、離婚に至った場合、少なくとも質問者様の兄は、有利な条件で離婚できることにつながるのではないかと思います。

回答者自身と致しましても他人の夫婦の問題であるため、口を出すことは慎むべきだと思っておりますが、今後も宗教活動を行って家のお金を団体へ支出するようなことが継続した場合、今後の人生を左右するような決断をしなければならない時もあるかもしれないと感じています。

ずるずる先延ばしにしていくことで、被害（損害）が広がる懸念を踏まえますと、質問者様の兄と致しましては、今後、どのようにするのか明確なルールを決めた上で、婚姻関係を継続するか、終了するか早めの判断が極めて重要になると言えそうです。