こんにちは、婚活FP山本です。早速ですが、ご質問についてお伝えします。まず先般、老後資金2000万円問題が騒がれましたが、実際には一般的に倍の4000万円程度が必要です。ちなみに老後資金の考え方の基本は「生活費-年金額×無職期間」になります。つまり、年金では足りない生活費を定年後の無職期間分が必要という考えです。なお、会社員の平均年金額は、月14万円程度になります。仮に生活費が月25万円、無職期間が30年(360ヶ月)なら、11万円×360ヶ月で3960万円が必要な老後資金です。実際に必要な金額は個々人次第なので、まずはあなた様の場合はいくらくらい必要か、計算してみましょう。
続けて、お伝えします。もしあなた様が未婚や子ナシなら、老後は老々介護・独居老人ですから、できれば介護費用も上乗せで準備しておきたいところです。介護費用の目安は、ざっくり1人500~1000万円程度になります。逆に既婚や子アリなら、まだお子様の進学が残っている可能性が高く、たとえば大学費用は4年総額平均で700万円程度が必要です。さらに住宅ローンの残債やリフォーム費用など、住居に関する費用が必要になることも多々あります。これらのような直接的な老後資金以外の今後のお金についても、考えに入れて準備しておくことが大切です。必要な金額次第で必要な準備方法も変わってきますから、まずは落ち着いて今後のライフプランを考えましょう。
さらに、お伝えします。たとえば上記の老後資金4000万円を目標に、仮に60歳まで20年ほど準備時間があるとすれば、一年あたり200万円、月17万円ほど貯金が必要です。これをそのまま貯金で準備できそうにない場合は、「資産運用」で効率的に準備するのが一つの手段になります。リスクはありますが資産運用なら、仮に5%運用を狙えば一年あたり約121万円、月10万円ほどで20年後に4000万円を準備できる計算です。ちなみに5%運用なら、投資初心者でも一般的な投資信託などで十分に狙える可能性があります。ただし、資産運用に回したお金は目先のことには使いにくい点に注意が必要です。ぜひ効率性とともに計画性を意識して、未来を見据えて準備に努めていきましょう。
1 名の専門家が回答しています
関連する質問
保険の見直しや月々の貯金の目安など何から始めたらよいのか分かりません
初めまして。30代の専業主婦です。現在は子供が2人、まだ幼稚園児で幼く、またわたし自身が体調を崩してしまい、働いていないので、主人の稼ぎに頼っているのですが、やはり何かあったときに支えになるように少しでも貯金ができるようにしておきたいのですが、日々の生活で使ってしまい、なかなかまとまって貯金ができません。保険の見直しなど、月々の貯金の目安など、何から始めたらよいのか分かりません。またこのコロナ禍でこの先、主人も健康でいられるかも分からないので、多少キツくても医療保険や保険は手厚くかけておいた方が良いでしょうか?



今は健康なのですが今後保険などに入っていったほうがいいのか
日本は、比較的医療などの機関がしっかりしていると思います。今は健康体だったとしても、歳をとれば何らかの病気を患ったり、健康が損われる可能性が高くなります。保険等には、入っておいたほうがいいと思うのですが、どんな保険に入ったほうがいいのか、それを見分けるのに役立つ何かがあれば教えて欲しいです。手初めに、初心者でもわかりやすいような本を読むとか、相談できる場所があるとか、何からやったらいいのかが分からないので、正しい知識をつけて判断したいと思っています。何か、そういったことを相談できるような場所はあるのでしょうか、それとも自分で調べて勉強していくしかないのでしょうか。他の人たちはどんなふうにして、そういったことを学んでいるのでしょうか、保険やお金について、日本では義務教育で教えてもらえないので、個人個人で学んでいることだと思いますが、どういったところから学ぶことが多いのかも気になります。


アラサー独身OLが20代のうちにやっておいた方がよいこと
日本の将来、少子高齢化などが影を落とし、社会保障に係る負担が増えていくことが確実な状況の中、果たして自分は「いつから」「いくらの」年金をもらうことができるのか?ということは大きな関心事です。また、年金だけを頼りにして、自分たちの老後の生活は成り立つのか?ということもとても気になります。


これから先のためにどのくらい貯金をすればいいのか
私は現在、大学3年生です。もうすぐで働き始める自分を想像し、どのような会社で働くのかを考えなくてはいけない時期になりました。私は就職したら一人暮らしを始めたいと思っています。そこで1番不安なのが、今の貯金です。正直、お金の話を友達にはお金の話を友達にはしづらく、親も専門家ではないし、親の時代の新卒と現在の新卒の状況も変化しています。その為、頼れるかたの話を聞いて、これから先のために、どのくらい貯金をすればいいのかなどを聞いてみたいです。


未来のために、学生のうちからできることとは?
20代の男子大学生です。「今の若者が高齢者になる頃には、年金がもらえなくなる」「社会保障が崩壊していく」「若いということはそれだけで価値があるから、積み立てNISAなどやっておいた方が良い」「お金でお金を増やすことが最も賢い」など、色々な声をよく耳にします。しかし知識・経験ともに不足しているのか、将来のことがイメージできません。そのような声は真実なのだろうか?果たして本当に年金はもらえないのだろうか?もしそうなら、具体的に何をすればいいのだろうか?と不安になっています。大学生のうちから将来のためにできることはあるのでしょうか?また、お金について学ぶ最初の一歩として役に立つ本などがあればぜひ紹介してほしいです。よろしくお願いします。

