老後の資金以外に必要な資金について。

女性30代 soilbook00さん 30代/女性 解決済み

老後の資金以外に必要な資金について質問させてください。現在、銀行口座に320万円ほどの預金と、個人年金保険、貯蓄方の生命保険に加入しており、今年の5月からは国民年金基金にも加入し貯蓄を始めました。銀行口座の預金以外は基本的には老後の資金ということになるのですが、老後の資金ばかり気にしている状態で、果たしてこれでいいのかと疑問を持っています。老後の2000万円問題というのもありますが、老後になるまでに必要な資金もあるでしょうし、正直老後というのは絶対に来るかどうかわからないものなので、必要以上に老後の資金ばかりを貯めるのではなく、それ以外の資金や、日々の楽しみのためにいくらくらい使ってもいいのかを知りたいと考えています。

1 名の専門家が回答しています

松村 勝宜 マツムラ カツノリ
分野 お金の貯め方全般
50代前半    男性

全国

2021/03/09

老後資金ばかり気にされている状態が果たしてこれでいいのかという素朴な疑問は、的を射たものだと思います。ご相談者さまはおそらく堅実なご性格で、老後のために今までコツコツとご自身なりに考えてやってこられたわけですが、ふと立ち止まってみて気付かれたのでしょうね。
日々の楽しみのためにいくらくらい使ってもいいのか、というご質問に関しては、ご質問に記載された情報のみからは一概にお答えすることは難しいですし、そもそもまず、「日々の楽しみにいくら使いたいか」という発想が最初にあるべきだと思います。
一方で、あくまでも一般論にはありますが、収入の1割くらいの金額を毎月積み立てていくことができれば十分だと考えますので、それ以外の金額から生活費を差し引いた残りを、楽しみに使うお金に当てられればよいのではないでしょうか。
ちなみに、ご質問の趣旨とは異なるためお節介になってしまうのですが、「個人年金保険」や「貯蓄型の生命保険」は、老後資金目的としては非常にリスクが大きく、コストパフォーマンスがとても悪い商品ですので、できれば早期に解約されることをおススメいたします。
そもそも民間保険会社の商品自体が高コストなのですが、個人年金保険のように今の時点で数十年後の受け取り額を確定してしまうことは、将来インフレになると対応できなくなるため大きなリスクが伴います。極論かもしれませんが、今は100円で買えるペットボトルの値段が30年後に千円になる世の中になったとしたら(物価は10倍)、30年後に100万円を受け取れるとしても、そのとき実質的には今の十万円程度の価値しかなくなってしまうということです。
また貯蓄型の保険の問題点は、「貯蓄」と「保険」をパッケージにすることで、コストがわかりにくくなってしまうことです。保険は、保険でしか備えられないリスクに対してのみ、掛け捨てで最低限の活用に留めるべきです。
ではどうすればよいのかということですが、インフレリスクに対応するためにも、資産に株式を少しずつでも加えていくことが最善であると考えます。できれば少しだけ勉強して、投資を実践してみてください。「投資信託(ファンド)」という普通の生活者の資産形成に最適な金融商品があり、これを活用されることをおススメします。
ご相談者さまはまだ30代前半とのことですね。今から収入の1割の金額で毎月コツコツと積み立て投資を行い、時間を味方につけて世の中の経済成長に乗せておけば、30年間で2倍に増やすことは決して非現実的な数字ではありません。
多くの生活者が過度に不安になることなく、それぞれの楽しみにしっかりとお金を使うようになれば、世の中にお金がより一層グルグル回って経済が成長し、投資成果のさらなる向上につながっていくのです。
みんながハッピーになっていく、理想的な好循環ですね。

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