熟年離婚後の生活費について

女性50代 やぎまりこさん 50代/女性 解決済み

私(40代)夫(40代)子供(小3)都内の賃貸マンションに住んでいます。子供が大学に入るくらいをメドに熟年離婚を考えています。夫は正社員で年収は700万円ほど、私は派遣やパートで年収200万円ほどの共稼ぎです。
家計の内訳は家賃(13万円)と光熱費(2~3万円)を夫が払い、その他の日々の生活費や子供の教育費(6万円ほど)などは私が払っています。
現在の生活に不自由はないのですが、夫が趣味にお金を費やしてしまい、ほぼ貯金はありません。家賃の更新料も払えない時があり、私から借りたりします。夫は欲しいモノがあるとカードで購入するため、借金もあるようですが内訳はわかりません。財布、通帳は別々なのでお互いの収入、支出は不明ですが、モラハラなのでお金の話をすると怒り出し、会話になりません。
そのため熟年離婚をし、東北の実家に帰ろうと思っていますが、今から最低どのくらい貯蓄をしておくべきか悩んでいます。もちろん多ければ多いほど良いのですが、コロナ渦ということもあり仕事先がみつからない状態なので、今からできることがあれば教えて頂ければと思います。よろしくお願いいたします。

2 名の専門家が回答しています

山本 昌義 ヤマモト マサヨシ
分野 老後のお金全般
40代前半    男性

全国

2021/06/20

こんにちは、婚活FP山本です。まずはご質問の前に、今後のお金の基本についてお伝えします。まず先般、老後資金2000万円問題が騒がれましたが、一般的には少なくとも3000万円程度は欲しいところです。ひとまず仮に60歳まで15年ほど準備時間があるとすれば、一年あたり200万円、月17万円ほど貯金が必要になります。またお子様の将来的な大学費用は、平均的な私立文系大学の場合で700万円程度が必要です。大卒まで13年ほど準備時間があるとすれば一年あたり約54万円、月4万円ほど貯金が必要になります。その他、場合によってはご実家のリフォーム費用なども必要かもしれません。まずは基本として、しっかり意識しておきましょう。

そのうえで、ご質問についてお伝えします。まず単純に上記の老後資金を目安に考えれば、今後は少なくともあなた様の収入の全額を貯金しても、なお手取り額との差額分だけ足りない計算です。また旦那様が大学費用を準備できない・しない・支払う気がなかったら、教育ローンや奨学金といった手段もあるものの、あなた様が備える必要があるかもしれません。リフォームなどまで考えれば、準備しきれない可能性が高いです。準備不足なら、その分だけ60歳以降も働く必要があるものの、一般的には65~70歳程度までしか満足に働けません。厳しいかと思いますが、まずは冷静に離婚後・離婚前の実情を考えてみましょう。

少し補足させて頂きます。結局、対策の方向性は少しでも多く貯金することであり、そのための「年収アップ」が必要です。ただ年齢的に今からの満足な就職は厳しい可能性も高いので、基本的に「副業または独立」あたりが必要といえます。将来的な独立を見据えて、まずは副業で実力を身につける流れが理想の一つかもしれません。また並行的に「資産運用」もおすすめです。リスクはありますが資産運用なら、貯金より少ない金額で効率的に資金準備することができます。いずれにしても、今のままではできる限りの貯金に励んでも、なお大きく離婚資金に足りない可能性が高いです。これを十分に理解したうえで、なお離婚するなら限界まで相応の準備に励んでいきましょう。

舘野 光広 タテノ ミツヒロ
分野 老後のお金全般
60代後半    男性

全国

2021/06/20

ご質問ありがとうございます。
埼玉県のFP事務所ブレイン・トータル・プランナーの舘野です。

お子様が大学卒業に必要な教育費は、概ね640万円は必要になると考えます。また、独身者の生活費は17万円と言われいますが、住居費が不要であれば、2万ぐらいを減ずることは可能です。従いまして、毎月15万円の生活費が必須となりますが、残り10年後に離婚されるとして、無職であれば65歳迄の生活費として15万円×12ヶ月×15年=2700万が必要となるでしょう。しかし、パートなどで月額10万円程度の収入を得られるとすれば、2700万円の1/3として900万円の蓄えで良いという計算が成り立ちます。

この計算の根拠は、お子様の大学への教育費を夫が負担することが条件であり、更に、65歳以降は夫の婚姻期間における厚生年金を折半するという条件が必要となります。つまり、65歳以降は労働をすることなく、御自身の年金と夫の厚生年金の折半を得ることで、生活が成り立っています。ちなみに、離婚後、年金分割が決定していれば、夫が死亡された後でも、分割した年金(金額は変わらない)は受け取ることが可能です。反対に御相談者様が亡くなられても、残された遺族が相続することとなり、離婚された夫は一切受け取ることは出来ません。

更に、婚姻期間で築かれた夫婦の資産は、共有財産となりますから、例え熟年離婚を考えながら蓄えた資金でも、離婚時には財産の精算を求められる可能があります。従いまして、ご親族(お子様でも可能ですが、お子様の名義の預金は贈与として認められない可能性もあります)など暦年贈与契約締結され、年間で110万円以内の贈与を行っておくことで、資産の移転をすることは可能です。しかし、暦年贈与に関する税制改正も議論されていますので、対応は慎重になされて下さい。

いずれにしまして、熟年離婚は夫にとって何ら特になるものではありませんから、離婚理由が明確になるような証拠を残されることで、協議離婚や離婚訴訟の結果を有利に導くことが出来るかも知れません。

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

75歳頃には生活が立ち行かなくなりそうで不安です。

老後資金2,000万円問題が取り沙汰されるようになってから、不安な毎日を送っています。現状をお話すると、夫婦とも59歳で子供はいません。住居は中古のマンションで、支払いは終わっています。しかし、私は体調を崩し2年前から自宅でアルバイト程度のライターの仕事しかできず、妻はパートで世帯年収は150万円程度です。親の遺産の2,000万円を切り崩しながら生活は成り立っているものの、この先が不安で不安でしょうがありません。年金が受給できるのは65歳からで、年金定期便を見ると夫婦合わせて月14万円程度のようです。親の遺産が残っているにしても、75歳くらいになる頃には資金が不足してしまうような気がします。今からできる対策はあるものでしょうか?株式やFXなどの投資も考えていますが、リスクが大きいような気がします。ファイナンシャルプランナーさんのアドバイスを希望します。

男性60代前半 hironakaさん 60代前半/男性 解決済み
岩永 苑子 1名が回答

現有資産を増やすにはどうしたらいいですか?

60代の年金生活者です。妻と二人暮らしです。別居している30代の子供が二人居るのですが、ふたりとも障害をかかえており、(二人とも障害年金を需受給)一人は職に就くこともままなりません。現在一戸住宅の持ち家に住んでおり、貯金が1500万円、株式400万円、年金が夫婦合わせて月当たり25万円程ですが、年金は毎月の生活費等で貯金の余裕はありません。今後の不測の事態への備えや、子供への生活支援、又遺産も残してやりたいと考えております。そこで現有資産を金融商品の投資によって増やしたいのですが、(今後10年で出来れば2500万円ぐらいまで)あまりハイリスクなものは私の年齢的な観点から避けるとして今後の経済情勢を鑑み、世の中の商品に対してどのような配分で考えればいいのかご教示下さい。又、投資だけでは難しくアルバイトなどの収入が必要になるのかも併せてアドバイスをお願いします。

男性70代前半 ejimabmw1さん 70代前半/男性 解決済み
植田 英三郎 1名が回答

老後の資金について

一人暮らしの独身女性です。現時点では不動産はもちろん、預貯金を含め資産はわずかしかありません。年齢的にもそろそろ老後のことをリアルに考えなければならない状況になってきており、現状に不安を感じています。住まいは賃貸のため、年金だけでは到底生活していけそうにありません。老後の生活費を今から準備するには、何から手を出したら良いかさえ分かりません。わずかにある預貯金は少しでも金利が良いネット銀行の定期預金へ預けていますが、低金利のため老後の準備資金として満足できるとは思えません。少ない預貯金ではありますが、これらを運用する方法はあるのか知りたいです。また、周囲ではがん保険に加入している人が多いです。保険は簡保生命の終身保険のみ加入しておりますが、がん保険は必要でしょうか。アドバイスお願いします。

女性60代前半 AaaToZzzさん 60代前半/女性 解決済み
菊原 浩司 1名が回答

老後の資金2000万円のため方について

私は30歳男性会社員で年収は約750万円です。妻も会社員であり、世帯年収は約1000万円にもうすぐ届くところです。現在の収入は平均から考えると水準は高いほうだとは思いますが、あまり安心できていません。理由は昨今メディアでも取り上げられる老後2000万円問題です。夫婦で4000万円が年金以外でないと苦しい生活になることを考えるといまから対策を練っておかなければかなり厳しくなると思っています。そこでFPの方に質問です。老後の資産形成をしていく上で、具体的に何にどれだけの費用で資産運用していくのがおすすめでしょうか?あまり金融リテラシーもないので、何かに投資したいと漠然とは考えているものの、なかなか具体的に踏み込めるものがありません。一般会社員におすすめな老後の資産形成の方法がありましたらぜひ教えて下さい。宜しくお願い致します。

男性30代後半 tanioyu1さん 30代後半/男性 解決済み
吉野 裕一 1名が回答

老後の生活費が不安で仕方ありません

私は、老後の生活費がすごく心配です。現在、夫と2人暮らしで、固定費と生活費併せて夫婦で約12万円くらいです。折半なので、1人6万円くらいです。現状、私はこの生活で十分満足ですが、やはり、老後になると、体力的な面から仕事ができなくなるので、月の生活費が支払えなくなるのが不安です。私が高齢者になるころには、年金が無いと言われているので、何とかして今のうちに積立Nisaや投資信託で資金を増やそうと努力はしています。

女性30代前半 あざらしさん 30代前半/女性 解決済み
吉野 裕一 1名が回答