年金だけで生きていけるのか、いくら貯金が必要か

男性30代 FujiVISHさん 30代/男性 解決済み

老後の生活について、今は、65歳まで働ける方は働けるようですが、それから先年金だけで生活していけるのか不安です。保険会社の人は、年金だけで生活するのはキツイといわれて個人年金に入るべきだといわれます。ただ、今から老後の生活のためにお金を貯めるイメージがあまりわかず、それに加え今の生活が結構かつかつで個人年金におかねを回すことができずいまだに契約をできずにいます。母親もできればやっておくべきだといっていますが、いまいちピンとこず正直な話をFPの方に聞いてみたいです。将来老後安定した生活を送るにはどれぐらい貯金が必要なのか、貯金がなくても年金だけで生活していくことができるのか、是非おしえてほしいです。

1 名の専門家が回答しています

佐藤 元宣 サトウ  モトノブ
分野 年金・個人年金・iDeco
40代前半    男性

全国

2021/03/09

質問内容を一通り確認させていただき、はじめに申し上げておくことがあります。

それは、将来、安定した老後生活を送るために必要なお金(貯金)に明確な答えはないということです。

なぜならば、人によって生活スタイルや価値観のほか、住んでいる地域なども全く異なるためです。

そのため、まずは、現在の生活水準を1つの基準として、老後生活をイメージされてみるところから始めてみるのがよろしいかと思われます。

極端な例えではありますが、将来の年金が月額換算して10万円支給されるとした場合、それで生活していくことができるのか、難しいのか。

仮に、難しいとしたら、いくらであればご自身が思い描いた老後生活ができそうなのかといった具合に考えてみてほしいということです。

このように考えていきますと、逆算することによって、今から老後生活資金をいくらくらい貯めていけば良いのか、自ずと答えが見つかるはずです。

ただ、基本的に老後生活において、公的年金の支給のほかに、何かしらの収入または十分な貯えがなければ、現状、質問者様が置かれている以上に「かつかつ」の生活を余儀なくされる可能性が高いとも感じています。

したがって、老後生活のために十分な貯えをするのか、老後生活をしながら、他の収入を得られる方法を今から模索するのかなども合わせて今から考えておきたいものです。

老後資金準備は、個人年金保険よりもiDeCo(個人型確定拠出年金)がおすすめ

質問の中に「今の生活が結構かつかつで個人年金におかねを回すことができずいまだに契約をできずにいます」とあることから、まずは、収入と支出のバランスを再確認し、お金に余裕を持たせるところが先決だと言えます。

そして、老後生活のために十分な貯えをするのであれば、個人年金保険よりもiDeCo(個人型確定拠出年金)がおすすめです。

この理由は、将来的に期待できる老後資産形成金額は、個人年金保険よりもiDeCo(個人型確定拠出年金)の方が高いと言い切ることができるほか、節税効果もiDeCo(個人型確定拠出年金)の方が極めて高いためです。

「保険会社の人は、年金だけで生活するのはキツイといわれて個人年金に入るべき」とありますが、保険を販売している人からしますと、当然にそのような提案になるのは火を見るよりも明らかです。(保険販売するのが彼らの仕事ですから)

ちなみに、保険をはじめとした金融商品を販売していないFP(回答者)という立場からしますと、どうあがいてもiDeCo(個人型確定拠出年金)の方が個人年金保険よりも期待値が高いと言い切れます。

同じ金額のお金を個人年金保険やiDeCo(個人型確定拠出年金)に投じた時、最終的な資産形成金額や節税効果を比較すると、簡単に明らかになることも申し添えておきます。

本回答を機に、いま一度、将来の老後生活とお金について考えていただくことをおすすめ致します。

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

30代後半から老後に向けてできる準備を知りたいです

30代後半で未婚者です。今後も結婚の予定は無く、1人で老後を迎えることになるのかなと考えています。老後に不安になるのは金銭面です。国からの年金だけでは老後の生活はできないと考えています。ただ、現在の働き方(契約社員の本業と副業)では将来は明るくはありませんが、心身の健康を考えたら今の働き方を変えずに老後に向けて考えていくのが、今の自分にとって良いことだと思っています。個人年金を考えているのですが、個人年金のメリットやデメリット、どのような個人年金のプランに加入するのが良いのかがよく分かっていません。今の自分の働き方、30代後半から老後に向けて準備できることがあれば、ファイナンシャルプランナーに教えていただきたいです。よろしくお願いします。

男性30代後半 gorokimirakiさん 30代後半/男性 解決済み
山口 雅史 1名が回答

老後の資金作りについて

現在、夫婦ともに39歳、昨年戸建て購入住宅ローン約3000万、25年、世帯年収~800万ほど。本年中に妻(私)が転職を希望しているため転職活動期間なども含めますと世帯年収は~600万ほどに減る見込みです。住宅購入の諸費用などで貯蓄は使用したのでなしと考えた場合の今後、老後のための貯蓄をどの様に確保、運用していくのが良いでしょうか。夫婦二人の年金額を算出していただき、必要な老後資金から定年までに年間どの程度の貯蓄が必要でそのうちいくら以上を運用に回すべきなど具体的な金額を知りたいです。また、子供がいない分、教育資金などはかかりませんが、反面、老後の不安もあります。夫婦二人で周りに迷惑をかけずに生活をしていくための資金的なアドバイスがほしいです。

女性40代前半 oasis1さん 40代前半/女性 解決済み
松山 智彦 1名が回答

個人事業主の老後資金について

現在は会社員として勤務しているが、今後、独立して個人事業主になることを検討しています。その場合、当面の生活費は稼げたとして、老後への備え(退職金、厚生年金)が手薄になることが心配です。「老後2000万円問題」が取りざたされましたが、自分自身のこととして、具体的なイメージが湧きません。そもそも、将来の年金は実際にはどのくらいもらえると考えてよいのか、老後の生活費はどのくらい掛かるものなのか、医療や介護にかかる費用はどのくらい見込んでおく必要があるのか、合計でどの程度の老後資金を自分で準備する必要があるのか、その辺りの具体的な数字や計算方法を教えてもらいたいです。また、老後資金という観点では、個人事業主となった場合のリスクはどのように見込む必要があるのか、さらに、必要な資金を準備する方法にどんなものがあるのか、ご教示いただきたいです。

男性40代前半 muhiさん 40代前半/男性 解決済み
吉野 裕一 1名が回答

年金の支払いと受取額について

現在は夫の扶養に入って年金等の支払いをしていますが、大学卒業後に就職するまでに期間が空いてしまい、その期間は半年ぐらいなのですが、年金未払いになってしまっています。そうなると、受け取れる年金額は減ってしまうのでしょうか。また、学生時代の年金も学生で免除になっているところもありますが、そこも支払いをすると受け取れる額は増えるのでしょうか。将来的に、現在30歳の私が年金を受け取れる歳になったときに、今と同じ額の年金が受け取れるのかも分からないような世間の状態だと思いますが、年金にこだわらずに、自身の貯金額を増やすことに専念した方が老後の生活は安定するのか、とも考えてしまいます。老後、安定した生活を得るために今すべきことを知りたいです。

女性30代前半 mari88さん 30代前半/女性 解決済み
松山 智彦 1名が回答

老後の運用について

30代で小学生の子供二人がいます。年収は500万程で、妻も100万以内の扶養内でパートに出ています。個人年金や、積み立てなどは特にしておりませんが、貯金にて子供の教育費と老後の生活資金を貯めています。自分では、それなりに貯めていっていると思うので特に運用などは考えていませんが、するのとしないのでは、どのくらい違うものなのでしょうか。また、一軒家を購入したため、現在ローンの支払いをしていますが、10年経ったため、ローン控除もなくなり、一度大きな額を返済したいと考えています。どのくらいの額を手もとに残すのが妥当なのでしょうか。教えて頂きたいです。老後に関しては様々な運用方法があると思います。当然、老後の大事な資金なので、ハイリスクなものは選びたくありません。ローリスクを謳っているものでも元本割れなど起こることが心配で、必要なければ、運用したくはありません。

男性40代前半 borabora29さん 40代前半/男性 解決済み
松村 勝宜 1名が回答