2021/06/22

相続をスムーズに終わらせておくために

男性30代 imaiさん 30代/男性 解決済み

自分は現在まだ30代ですが、それでもいつ何がおきて命を失うかは分からないと考えます。そこで早いうちからでも相続にかんして考えたいと想います。これを行う際のルールなどが何も分かっていない状態なので心配に想います。相続といえば、相続税での問題が生じます。自分には自分の家庭がありませんが、年の離れた妹がいるので、遺産は全て彼女に行くようにしたいと想います。人の話をきけば、遺産が入るのはよいが、相続税の支払いが面倒だと聞きます。私が出来ることならそれも払ってあげたいと想います。まだ生きている内に相続が行く相手を決め、死後相続税が発生しないよう先に私が役所に支払いを済ませておくということはルール上可能なのでしょうか。そのあたりのことを詳しく知りたいと想います。

1 名の専門家が回答しています

小島 孝治 コジマ コウジ
分野 相続・介護
50代前半    男性

全国

2021/06/24

妹さん想いでお若いのに問題意識を持ち素晴らしいと思います。相続は知れば知るほど安心効果的な対策ができますので、少しづつ知識を積み重ねるのが最強の対策になります。

またご質問のように遺産分割内容を生前に決めるには「遺言書」を書くという方法がありますが、相続税自体が相続時(死亡時)の時価換算となりますので事前に支払うことはできません。
※遺言書は何度でも書き直せます(各財産についての最新のものが有効となります)し、昨年から「法務局での遺言書保管サービス」も始まりました。費用もお安いですし、向き合う良い機会になるのではと思いますので検討されてみてはいかがでしょうか。ただし内容については遺言書として成立する要件があり、それを満たしつつ意思を反映できるかは少し専門的な知識も必要になります。法務局に預ける場合は最低限の要件チェックはしてもらえるようですが、内容についてまでは相談できませんのでご注意下さい。心配であれば費用はかかりますが公正証書遺言という方法もあります。

遺言書が無い場合は法定相続分をベースに進みますが、その権利には順位があり、配偶者、子供→両親→兄弟姉妹となっています。今回のケースですともしご両親(またその上)がいらっしゃればそちらが相続人となり、妹さんには権利がありません。また遺言書で全額妹さんにと書いても、ご両親がいらっしゃる場合は遺留分という法定分の1/2の権利があり、請求されると否定できないため、事前の話し合いも重要になります。もちろん法定相続分通りに分配しなければならない訳ではなく、相続人の間で同意があれば内容はいかようにもできます。

基礎知識としましては多くの書籍が出ていますが、相続税には基礎控除という制度があり、3000万円+相続人数×600万円までが非課税となり、申告も納税も必要ありません。
まずはこの額を超えるのかどうかの確認から始められると良いと思います。超える場合も財産が現預金や自宅のみなどシンプルな場合は自分で申告も検討できますが、額が大きかったり不動産が複数ある場合は税理士を探し依頼することになります。税理士にも得意ジャンルがあり、また相場もありますので、複数問い合わせてみるのも良いかと思います。

想いを実現するためには色々な方法がありますので、冒頭に述べたように、現状を把握した上で、基礎控除額を超えている場合は知識を元にコツコツ対応していけばよほどのことが無ければ想いは叶うのでは、と思います。

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

2021/03/09

自分が死んだ後の相続対策

自分が死んだ後に残された家族に対して相続性がかかると思いますが、どの項目がどのように税金が発生するのかについてよく理解していないため悩んでいます。自分が生きているうちに調べておく必要があると思いながらもついつい後回しになってしまっているのが現状です。専門家に依頼することも考えていますが費用の発生すると、元も子もなくなってしまうので出来るだけ費用が発生しない方法がないものかと思案していました。いずれにせよ自分の財産は世間の人に比較しても大して持っていないのですが家族に迷惑をかけない程度に知って処理して置きたいと思っています。事前に発生する税金等について知っていれば、発生する事柄について節約したり、ほかの資金に転用するなり、生前贈与を考えたりして、自分が死ぬ前の自分のことは処理を澄ましておきたいと考えております。

男性70代後半 isiatamaさん 70代後半/男性 解決済み
松山 智彦 1名が回答
2021/03/09

夫婦2人の死後

夫婦2人で過ごしております。子供は考えておらず、この先細々と暮らしていけたらなと思いつつ、日々生活しています。まだまだ先の数十年後にはなりますが、預貯金や自宅マンションなど、少額かもしれませんが、残ることと予測しております。しかし、いざ身内と言いますと、遠い主人の甥や姪しかおらず、単純に我々が亡くなった後の財産相続が、どうなっていくのかが、今イチピンときておりません。もしかすると、時代が変わり、古いマンションなど、相手にとってはいらないものかもしれません。そこで、他に何か寄付や、生前に出来ることがあれば、是非ともご教授頂ければと思います。法律的な分野が苦手なので、宜しくお願い致します。

女性40代前半 もちこ79さん 40代前半/女性 解決済み
荒井 美亜 1名が回答
2021/05/21

父母の介護で悩んでいます。

父が66歳、母が56歳になりました。今後気になるのは介護の問題です。この介護はどうしようもなく避けようがないことなのですが、この介護にかかる費用というのが心配で、一体どれくらいかかるものなのかなと気になってきました。二人を家で介護するのは難しいと思うのですが、家で介護した場合の方がやはりお金はかからないものなのでしょうか?また家で介護できずに、老人ホームなどに入居させた場合、それぞれどれくらいのお金がかかるんでしょうか。介護期間が10年かかった場合、必要な費用はいくらくらいなのか。計算して教えてほしいです。だいたい老人ホームで生活したらその入居費が月いくらくらいかかるのかなども気になります。現在事情があり外で働けない状況で、将来でお金の悩みに悩みに悩みそうなので教えていただけるとありがたいです。

女性30代後半 マヨ子さん 30代後半/女性 解決済み
水上 克朗 1名が回答
2021/05/11

今、両親に何かあったら相続はどうなるの?

70代の両親と暮らしている40代男です。父親は左半身マヒで要支援1、母親は精神疾患ありで通院しています。自分はフルタイムの仕事をしていたのですが、コロナの不安のため2020年の4月に退職してしまいました。当初の予定では、コロナが落ち着くまではステイホームして限りなく家に籠り、その後、パート・アルバイトでもして家計の足しにするつもりでした。しかし、コロナの影響もあり、なかなか就職することができず、自分の貯金も底をつき、生活のため、両親の貯金に手を付けてしまいました。なんとか職を見つけて生活費を入れたいと思うのですが、それもままならず、両親の貯金を切り崩していった状態で不幸にも両親が亡くなり、相続が必要になった場合、法定相続分はどのような割合になるのでしょうか?家族構成 父 母 長男(相談者) 次男 三男 計5人

男性50代前半 tomibon74さん 50代前半/男性 解決済み
佐藤 元宣 1名が回答
2021/07/12

祖母の自宅を売って介護費用に充てたい

祖母が認知症で入院しました。祖母の自宅があるのですが、それを売って祖母の面倒を見る介護費用に充てようと思っています。ですが家は古く人が住めず大した金額になりません。特別田舎というわけではありません、普通の住宅街ですが自宅前の道は狭く、土地の価値も安いです。三百万程度でした。ですので更地にしてから売りに出そうと思うのですが、更地にするにも資金がありません。家を売ってからでないと資金が捻出できないので。解体費用や家財道具などの撤去費用を借金してでも、家を解体してから土地を売った方がいいのでしょうか。あるいはリフォームすることを前提にして家ごと買い取ってくれる業者さんを探したほうがいいのでしょうか。介護費用もばかにならないのでできるだけ手元にお金を残しておきたいのですが……。

男性30代前半 ナガノ。さん 30代前半/男性 解決済み
松山 智彦 1名が回答