株式の含み損について

男性50代 シンさん 50代/男性 解決済み

十数年前より日本株を運用していて、当初はそれなりの結果も出せたのですが、2015年以降はことごとく銘柄選定に失敗し、複数の銘柄が塩漬けになっています。
微々たるながら配当もあるので、今まで手放さずに保有をしてきましたが、それでも銘柄によっては購入時の半額以下に株価が下落したままです。
全体の含み損は約200万円です。
2020年の上昇相場を見るにつけ、買い増しまたは、新規銘柄の購入も考えたのですが、新たな不良債権を抱え込むことにならないか不安で結局投資はしませんでした。
このように大きく株価が下落し長期間塩漬けになってしまった場合は、どのように対処するのが良いのでしょうか?
分散投資の観点から、日本の株式以外への投資も是なのかを教えていただけたら幸いです。

1 名の専門家が回答しています

山口 雅史 ヤマグチ マサフミ
分野 株式投資・NISA・投資信託・ETF・REIT
50代後半    男性

兵庫県 岡山県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県

2021/07/07

長期で株式を保有することでリスク減らすことができることは理論上正しいことなのですが、個別銘柄では当てはまらないことも多々あります。特に日本の株式市場における上場維持基準の甘さは米国のそれとは大きく異なります。株価が下落後低迷しているには理由があります。事業内容が時代に合わなくなった、新たな技術があるに拘わらず旧態依然とした技術のため同業他社に後れを取っているなどの理由が挙げられます。長期的な株価の構成要因は企業収益です。この点がしっかりしていて儲けられる企業であれば株価が低迷・低株価で放置されることはありません。
また、塩漬け株が心理的な弊害となって新たな投資ができないのであれば、機会ミスにもなります。

これらのことから考えると、損切りも視野に入れなければなりません。何よりも、動けないことが大きなリスクとなります。

長期株式投資を成功させることは理論的には簡単です。知識や判断力、資金に関係なく、予測も必要せず、分散された株式ポートフォリオ(例えば、インデックスのような)を持ち続けるだけという行為は、すべての人にとって可能なことであり、理論的には容易です。しかし、実行するのは非常に困難です。何故なら、様々な感情や記憶に影響されるからです。
感情や記憶を排除するにはゴール設定とルール(投資戦略)が必要です。ゴールは投資の目的や期間・目標額を決めること。ルールは売買における取り決めで、特にタイミングに関することです。この中には当然、損切り(ロスカット)も含まれます。ロスカットリールが確立されていれば、塩漬けとなる可能性はかなりの率で低くなります。

日本株以外への投資は考えるべきです。特に、米国株には優良な投資先が多いと考えられます。その理由は、世界にイノベーションを起こすような企業の多くが米国に存在します。アマゾンやアップルなどが良い例です。今後は中国やインド企業の台頭もあり得ます。日本は行政の縦割りや規制緩和が進まないため、イノベーションを起こすような企業が育たない環境となっています。但し、そのような企業を探し出すことが大きな問題となります。そこで、インデックス投信を中心とした投資信託を活用することが有効と考えます。

動けないリスクを取り除くことは大きなメリットになると思います、あくまで参考意見ですが・・・。

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