未婚者よりも結婚している人たちの方が貯金や貯蓄の平均が高い理由

男性30代 setさん 30代/男性 解決済み

平均の貯金や貯蓄に関するデータを見ると、単身世帯と2人以上世帯で分けられていることが多いですが、この場合には同じ年代であれば、2人以上世帯の方が数字が大きくなっています。そして、2人以上世帯の場合、結婚している人たちが多数を占めていると思われます。すると、未婚の人と比べて結婚している人の方がお金を貯めているという見方ができるでしょう。ただ、結婚をすると何でお金が貯まりやすいのか?という疑問があります。共働きのケースが含まれるとしても、共働きはどちらかと言えば家庭の収入が少ないから2人とも働いているイメージであり、平均の貯金や貯蓄を押し上げる要素にはならないのでは?と思っています。そうなると、結婚しているから貯金や貯蓄ができるのではなく、貯金や貯蓄できる人たちが結婚しているだけなのかな?と私は思っているのですが、実際はどうなのでしょうか?

1 名の専門家が回答しています

山口 雅史 ヤマグチ マサフミ
分野 結婚・離婚・出産・教育・子育て
50代後半    男性

兵庫県 岡山県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県

2021/07/16

「独身貴族」という言葉があるように、未婚者の方が余裕が作りやすいため貯蓄が多いように思われます。しかし、実際は既婚者の方が貯蓄が多い傾向は見られます。それに関する明確な理由はわかりません。
考えられる事として、既婚者の方が子供や住宅など将来の目的が明確になるため無駄使いを抑える。パートナーがいることで監視の目が存在する。家庭のスケジュールがはっきりしているので無駄な外出が抑えられるなどが考えられます。
また、一般的に女性の方がお金に対する考え方はシビアです。住宅購入や子供の教育など将来のプランニングの不安のうち、まず資金面から消していこうとする傾向が見られます。一言で言うと「計画性がある」ことになります。そのため、共働きも現在の収入が少ないからより、将来の不足に備えるために早いうちに収入を確保するといった面が大きいようです。

一方で、明確な理由がわからない点は貯蓄の比較の仕方です。このような場合、よく平均値が使われます。平均値は極端に大きい値や小さい値に引っ張られる傾向があります。例えば、5人のテストの成績が0点・10点・20点・20点・100点とします。この時の平均点は30点です。4人が平均点以下となってしまいます。
中央値という比較方法があります。中央値は小さいものから順に並べたときに、中位(真ん中)にくる数値を言います。前例であれば20点がそれに当たります。

貯蓄額は資産状況に応じて大きな差があるため、平均値出考えるよりも中央値で考えたほうが、実情に近くなると思われます。

2016年の厚労省「国民生活基礎調査」によるとそれぞれの世帯別貯蓄は、独身(単身世帯)の平均値が777万円、推定中央値は500~700万円。夫婦のみでは平均値が1343万円、推定中央値は700~1000万円となっています。大差がついていないことがわかります。

「貯金や貯蓄のできる人たちが結婚している」のではなく、「計画性を持って行動している人が結婚したり貯蓄を増やしている」と見る方が妥当ではないでしょうか。

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