必ずしもつみたてNISA自体がいちばん良い、とは思いません。
この制度のポイントは、利益に対して税金がかからないことです。
ですから、例えば価額の変動に右往左往してしまい、利益が大きいうちに確定しておこう、と考えてバタバタと売買を繰り返してしまえばどうなるでしょうか。
本来はゆったりとしているはずの長期運用が、「税制優遇」という目先のわずかなお得感に惑わされてしまうことになってしまえば、せっかくの制度も台無しです。
その点で、すでに投資をスタートされていらっしゃるにもかかわらず、「どのように運用すればよいのかがわかりません」、「銘柄などもあまりよくわかっていない」と告白なさっていることに、こちらがハラハラしてしまいます。
もちろん失敗を経験することこそ、学びにつながるのですが。
あくまでもいちばん大切なのは、腹の底から納得できる投資先を選ぶことです。
ご相談者さまはまだお若いようですので、これから何十年と資産運用は続いていきます。
これからも世の中になくてはならないと考える企業を丹念にリサーチして選定している、長期投資に資する真っ当で本格的な投資信託(ファンド)を見つけることにこそ、労力を惜しまないでください。
そうして選んだファンドこそ、ご相談者さまにとっていちばん良い商品です。
その商品がたまたまつみたてNISA等の対象となっていれば、必要に応じて制度を使えばよいだけのことです。
「つみたてNISAは初心者におススメ」と多くの「専門家」が発言しているようですが、はじめから制度ありきになってしまうと、いつまでたっても「初心者」が「初心者」のままでいることにもなりかねません。
運用資金は、ご自身の大切なお金です。
制度を過信するのではなく、ご自身のアタマで考えて投資先を選ぶことに注力してください。
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