相続税対策についてアドバイスが欲しい

男性60代 姉小路さん 60代/男性 解決済み

妻と子供一人の世帯で、私の年齢は60歳です。現在は、自営業によるわずかな収入しかなく、貯蓄を取り崩して生活しております。しかし、年金の繰り上げ支給を受けるとともに妻の年金収入もあり、近い将来、貯蓄を取り崩さなくても生活が可能となる見込みです。金融資産と不動産が総額で1億円くらいあり、そのうち、自分名義が8500万円です。家族3人の中では、多分私が最も早くこの世に別れを告げることになると思うことから、相続税対策としての措置を講じておかなければならないと思っております。将来的に、現住居を妻名義に変えたり、住み替えした際の住居の名義を同様に妻名義にすることを考えていますが、どうでしょうか。そのほかにも対策があればお教えください。

1 名の専門家が回答しています

佐藤 元宣 サトウ  モトノブ
分野 税金・公的手当・給付金・補助金・助成金
40代前半    男性

全国

2021/07/31

質問内容を一通り確認させていただき、今回の問題を解決するためには税の専門家である税理士へご相談されることが望ましいと前置きし、回答者が個人的に感じていることを回答させていただきます。

はじめに、相続税対策として一般的に活用される方法に、贈与を活用した方法、生命保険を活用した方法、不動産を活用した方法などがあります。

そのため、これらの方法を賢く活用することで、質問者様が抱えている今回の問題を解決できるきっかけになると思います。

まず、質問にある「現住居を妻名義に変える」方法は、贈与にあたり、贈与税の納税負担や登記費用などのお金が発生する可能性が高くなります。

また、贈与税法では、贈与税の配偶者控除と呼ばれるものがあるのですが、過去の判例を見ますと、今回の質問者様の場合、これが税務署から否認される懸念もあるのではないかと感じており、専門家である税理士の見解の下、対策を行う必要があるのではないかと思っています。

次に、「住み替えした際の住居の名義を同様に妻名義にすることを考えています」とあり、住み替えするための原資は何なのかが気になっています。

なぜならば、質問には「自営業によるわずかな収入しかなく、貯蓄を取り崩して生活しております。しかし、年金の繰り上げ支給を受けるとともに妻の年金収入もあり、近い将来、貯蓄を取り崩さなくても生活が可能となる見込み」とあるからです。

おそらく、保有している金融資産または不動産を売却したお金で賄うものと思われますが、二次相続のことを考慮すると、はたして配偶者の名義にするのが望ましいのかについては詳細確認が必要だと感じています。

たとえば、妻名義の不動産に住み替えた後、質問者様が死亡し、その後、妻が死亡しますと、その財産は子供が相続することになりますが、子供が相続税を負担する「二次相続」の対策は、今から合わせて対策をしておくべきだと思います。

この二次相続に対する懸念がないのかについても、専門家である税理士へご相談して見解を聞く必要があると思いますし、生命保険(死亡保険金)を活用した相続税対策も有効です。

なぜならば、相続税法では、死亡保険金の一部が非課税財産として認められているからであり、たとえば、質問者様が死亡した場合、法定相続人は配偶者と子供の2人になるため、1000万円までの死亡保険金が非課税となります。

つまり、保有している金融資産などを売却し、現金預金として1000万円を保有しておくよりも、死亡保険金として1000万円を受け取れる生命保険に加入しておくことで、相続税対策に活用できることを意味します。

最後に、今回回答した内容はあくまでも一例ですが、詳細を専門家である税理士へ確認していただき、どのような相続税対策を取っていくことが望ましいのか、具体的な方法をお聞きになり、行動へ移されることで、今回の問題は解決に導かれるものと考えます。

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

個人事業による確定申告。

自分は現在31歳の会社員です。会社員をしていると、確定申告は事務部が受け持つので、私が何かをすることは全くありません。しかし、その内には個人での事業を行いたいと考えます。そうなると自分で確定申告をすることになるのですが、今まで行ったことがないので何をするのか全くわかりません。確定申告の行いかたが知りたいです。まず、一年の内どの時期に、どこに行けばよいのかがわかりません。行く際には、印鑑やなにかの書類などの準備がいるのかも知りたいです。収入、支出を証明する明細も用意して持っていかないといけないのでしょうか。具体的にどのような手順で行うのかという基本的なことからしっかり学びたいと思います。レクチャーをよろしくお願いします。

男性30代後半 doujimayoshiteruさん 30代後半/男性 解決済み
植田 英三郎 1名が回答

配偶者(特別)控除の判断は収入?所得?

昨年結婚し、会社員の夫と2人暮らしです。それまではフリーランスとして働いていましたが、結婚を機に仕事量をセーブしました。年収は大幅に下がる予定だったので、夫の会社の年末調整で配偶者(特別)控除を受けられる内容で届け出を書きました。会社の総務さんからもすすめられたそうです。しかし実際今年の確定申告(青色)をまとめていきますと、収入(売上) 約250万円所得 約130万円と記載される形になりました。届書には「所得予想」とあったと思いますが、ネットなどでは収入が200万円を超えると対象外 というのもあり、この場合配偶者特別控除の対象となるのかがわかりません。また、予定より高い収入・所得になり対象外になった時、何か訂正の申告をしなくてはならないのでしょうか。

女性50代前半 toriado_akimaさん 50代前半/女性 解決済み
佐藤 元宣 1名が回答

ママ起業家のハンドメイド雑貨販売

流行りのママ起業家としてハンドメイド雑貨を地元のマルシェやネット販売しています。主人の扶養に入っていられるくらいの収入があります。開業届も確定申告もしていません。というのも、主人の会社では妻が独立開業するとその売り上げや収入に関わらず扶養から外されてしまうとの事です。扶養から外されては困るので主人の会社には「専業主婦」で通してます。私のようなママ起業家はたくさんいるし、主人の会社にも税務署にもバレなければ大丈夫かと思っているのですが、もし万が一バレた時はどうなりますか?売り上げで材料を買ったり、残った分はお小遣いにしたりしていますが、帳簿もつけていません。開業届や確定申告することで主人の会社にバレるのも困るのですが、税金を払うのもイヤです。

女性50代前半 keichi0808さん 50代前半/女性 解決済み
荒井 美亜 1名が回答

副業している場合の確定申告について

私は正社員として会社勤めをしている一方で、副業としてもライター業などを行なっております。本業では会社でまとめて税務申告をしてもらっていますが、副業の方は、仕事の斡旋サイトを通じて各種クライアント様とお取り引きさせて頂き、源泉徴収もある場合ない場合が混在して、私のネット銀行口座に報酬が支払われる形式で、今年はコロナ下の在宅期間に副業稼働も奮い、30万円近くを副業で得てしまいました。当初は年間10万円を超えない程度の副業と想定しておりましたが、最終的に大幅にオーバーして税務申告をどうすれば良いか悩んでおります。また、会社は副業については禁止規定もありませんが推奨もされておらず、グレーな位置付けなので、なるべく会社に知られないように申告をしたいと考えております。医療費の還付金等の修正申告はネットで行ったことがあるのですが、同様にネットで申告可能でしょうか?必要な添付書類等もご教示頂けますと幸いです。よろしくお願いします。

男性40代前半 Majimedesuさん 40代前半/男性 解決済み
小松 康之 1名が回答

自動車税について

我が家には自動車がありません。小さな子供が2人いるため、自動車があったら便利だろうなと思っています。自動車を所有すると、毎年自動車税が発生します。取得した時や車検時など、税金だけでも色々かかります。自動車を所有したいけど家計に余裕がないため、税金を抑える方法が知りたいです。軽自動車であれば、県税から市税になり、税額も大幅に減ります。ここまではわかるのですが、車検や自動車取得時には違いがあるのでしょうか。また、自動車税は分割払いがあるのでしょうか。5月ではなく、ボーナス時に払うなど、配慮があれば助かります。ボーナスが出てから払っているという人も聞いたことがあります。もし夏のボーナスの頃に払うと、延滞金が発生しますか。

女性30代前半 みさ55さん 30代前半/女性 解決済み
前佛 朋子 1名が回答