将来のためのお金

女性40代 asa3さん 40代/女性 解決済み

40代で子供も居なく、一緒に生きていこうと決めている人はいますが今から将来のお金のことが気がかりです。
貯金はもちろんしていますが、コロナでボーナスの額が減ったりと少し不安に感じています。株式投資や投資信託もしており少しずつ資産は増えてはいますが、貯金と投資の割合などが最近気になっています。欲をかいて投資で失敗するのも嫌ですし、貯金をしていても増える金利でプラスになるわけでもないため気になっています。
毎月少しずつ貯金もしていますが、積立は積立NISAをしています。積立NISA以外に積立貯金と決めた額を貯金した方がいいのでしょうか。

1 名の専門家が回答しています

矢口 充俊 ヤグチ ミツトシ
分野 お金の貯め方全般
40代後半    男性

兵庫県

2021/08/27

asa3様

ご相談頂きありがとうございます。
兵庫県姫路市のFP事務所 姫路Go-ForWardの矢口と申します。

将来を不安に感じたことがきっかけでも、投資をされていることはとても良いことだと思います。
未来は断定出来ないのでどうすることが正解なのかは誰も分かりませんが、お伝えする内容が一つの考え方としてasa3様が運用を前向きに進められるきっかけになれば幸いです。

文面からはおそらくasa3様はサラリーマンだと推測致しますが、貯蓄は、一般的には想定外のことが起きてもひとまず同じ生活が維持出来る分として生活費の半年から1年分くらいあれば良いと言われています。
そして、株や外貨など、一般的に言う投資と貯蓄の割合は、比率と言うよりは、上記の分とは別で近いうちに使うことが決まっている大きなお金(車の買い替えやリフォーム・ある程度の額の家電の買い替え等)を除いた残りはほとんど投資でも良いと思います。
ただ、その結果比率が貯蓄:投資が1:9とか極端に投資の比率が高くはならないようにした方が良いと思いますので、4:6から5:5程度を目安に見てはどうでしょうか。
投資の方法としては、つみたてNISAの枠を使い切っていれば、当面は年金を受け取る時くらいまで据え置きが可能ならiDeCo、換金性を優先すれば利益は課税されても同じ積立ての方式(ドルコスト平均法)で投資していくことを一つの方法としてご検討いただければと思います。そして、投資する対象は大半が海外の株式でも良いと思います。
長期的な実績では世界は年平均で約3%の成長が出来ていますので、投資するご資金はその成長を享受する狙いです。

分散投資をお勧めする理由としては、
 ・出来るだけ良い結果を出すための確率を上げる(ドルコスト平均法の特徴)
 ・生活水準を守るために必要な運用成果を狙う
の二つです。

貯金を資産運用と考えるかどうかは人それぞれですが、今は貯金だけの運用で資産は守れる時代ではないと思います。
例えば、公的年金はインフレに負けてしまう「マクロ経済スライド」と言う制度(2004年導入)でも十分説明は出来ると思います。
 ・物価が下がれば年金は同じ割合で減る
 ・物価が上がれば、スライド調整率(現状は0.9%)分がカットされて増える(インフレ率以上にはカットされません)
要は、インフレ率以上に増えない運用では損をする、と言えると思います。

経済が良くなるためにはインフレは必要なはずですが、主な収入が年金で資産の配分が預貯金だけの方の場合、インフレになるほど同じ生活水準を続けにくくなると言うことになります。
(もらえる年金が物価と同じだけは増えないので、結果的に預貯金が計画よりも早く減る、と言うことになります)

なので、資産運用の選択肢で預貯金以外を選ばない(選びたくない)場合は、計画通りの資産を守るためにはインフレになるほど
 ・生活水準を維持するなら収入を増やす努力が必要
 ・支出の額を変えないなら生活水準を下げる
のいずれを選ぶか、と言う話になります。

マクロ経済スライドが導入された背景として少子高齢化が進み年金の負担と給付のバランスが昔から変わってしまったことなどが要因ですが、少子化は加速する一方なのが現状のため、スライド調整率は上がることも想定しておいた方が良いかも知れません。
そうなった時に、資産運用の経験値があればご自身なりの考えに合った運用が実践しやすく、負けない為の努力を主体的に出来ると思います。
つみたてNISAを利用している間など、主に現役の間は投資経験を積む期間と考えていただいて良いと思います。ご自身のお金がマーケットの変動によって変わる経験を積めるほど判断力も養われやすいと思いますので、今は将来的に時間が出来てからどのように運用するか考える期間とし、定年後などじっくり考えられるようになってからご自身の判断で行う運用を実戦、としては如何でしょうか。
ただ、経験を積むだけで成果が出ないのも残念なので、世界経済の成長分程度の運用だけでも十分と考えれば、積立て投資で良いと思います。積立て投資なら勝手に買い付けを行ってくれるので、上がった時や下がった時に投資判断をしなくても良い点でまだ投資経験が浅く投資にそれほど時間をかけられない現役世代の方には向いていると思います。


運用面の話は以上になりますが、それ以外ではサラリーマンならふるさと納税をご利用されては如何でしょうか。
資産を増やす話ではありませんが、納めている税金を有効活用し全国各地の特産品をお取り寄せするイメージです。

各地の特産品を返礼品にしているところが多く、納めている税金がたくさんあるほどいろいろ選べます。
返礼品を選べるサイトを見ていただくと、いくらくらいまで寄付が有効かのシミュレーションも可能です。
(2000円は戻ってきませんので、例えば50,000円行った場合、全額戻ってくるとしても最大48,000円になります。
 最初の年はあえて少し多めに寄付をして、2000円よりもっと戻ってこないことを確認し同じ収入なら有効に出来る上限を確認するのも一つの方法だと思います。)

食べ物や他にもいろいろ選べますので、もしまだふるさと納税をされていなければ楽しみが一つ増えるかも知れません。

お金の話はどちらかと言うと悲観的な感じでお金が増えても将来の不安が減らせる程度ならあまり嬉しさを感じにくいかも知れませんが、ふるさと納税なら毎年少しずつでも現物等で実感は得やすいと思いますので、これらを上手に組み合わせ資産運用を少しでも楽しく前向きに進めていただければ幸いです。

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