2021/10/12

会社員を続けながら、副業で起業したいと考えており良い方法があればお聞きしたい。

男性30代 わさをさん 30代/男性 解決済み

起業や子育てを見据えた将来のライフプランニングを一番聞いてみたいです。収支表みたいなのがあれば見てみたいと思っています。またマイホームや起業時にオフィスを持つことを検討しておりその持ち方であったり、住宅ローンの組み方についてより低金利で借りることができる金融機関の紹介も可能であれば聞いてみたいと思います。他であるとすれば、55歳ぐらいでファイナンシャルインディペンデンスリタイアメントアーリーをしたいとも考えているのでそこに向けたより良い方法があればお聞きしてみたいと思います。

2 名の専門家が回答しています

矢口 充俊 ヤグチ ミツトシ
分野 起業・独立
40代後半    男性

兵庫県

2021/10/12

わさを様

ご相談頂きありがとうございます。
兵庫県姫路市のFP事務所 姫路Go-ForWardの矢口と申します。

まず、わさを様のご希望される副業・起業を見据えた将来をライフプランやキャッシュフローの表にする場合は、ご自身で行われても良いですしFPへの個別相談のご利用もご検討いただければと思います。
対面をご希望の場合はお住いの近くのFP(独立系で、相談料やキャッシュフロー表を作ることで費用を払うところの方が望ましいと思います)を探されると良いと思います。

ここでは、ご質問頂いている内容や推察出来る範囲から、一般的な内容になるかも知れませんが注意点なども含め出来るだけ参考にしていただけるようお伝えさせていただきたいと思います。

◆副業
 まず、許可されるかどうかお勤めの会社にご確認下さい。許可されない場合に副業を黙って行うことはしない方が良いと思います。副業を雇われて行う場合は労働時間を合計して管理されることになりますし、移動中に事故等で怪我をされると労災がどちらの扱いになるかも変わります。

 副業が許可されている場合、マイホームかオフィスでは経費の考え方が変わってきます。別途借りる等でオフィスを持つ場合、オフィスの賃料や水道光熱費などは事業の経費として認められると思いますが、マイホームの場合は水道光熱費などは使用割合などによって経費に認められる範囲が変わります。また、わさを様の考える割合通り税務署が認めてくれるかどうか分かりませんので、マイホームの一室で事業を行う場合は一度税務署に相談・確認された方が良いと思います。


◆住宅ローン
 具体的な商品は回答欄で掲載することは出来ませんが、出来るだけ低金利(わさを様にとって良い条件)で借りるためのアドバイスをお伝え致します。
 それは、わさを様の返済能力が高いことを証明することです。
 具体的には、
 ・保有資産(不動産の登記簿や金融機関の保有資産明細など)を開示したくさん資産を持っていることを銀行に示す
 ・給与明細や確定申告等で豊富なキャッシュフローを示す(資産額が多くない場合でも収入が多いことを示す)
 などです。

 銀行に判断される返済能力で、交渉によって適用される金利は変わることがあります。
 銀行にとって一番避けたいのは完済されないことです。極端に言えば、「借りなくても良いくらい資産があるのに借りる」なら銀行から見れば間違いなく金利が収益になるお客様になりますので、相対的に金利は低めにしてもらえると思います。
 逆に、収入が不安定や資産もそれほどないと言うことなら、銀行から見ると最後まで返済してもらえるか分からないと判断され金利は高めに設定(下げてもらえない)されやすくなります。

◆FIRE
 早期リタイアを考える場合、お金の話はもちろんですがそれだけではなく生きがいや幸せの価値観の話も出てきています。
 お金はあっても仕事を辞めるなどで生きがいが減って幸せではなくなる人もいらっしゃるようです。
 逆に、人付き合いが苦手で家にじっといる方が良い人なら向いているかも知れません。

 価値観は人それぞれですが、お金については、リタイア時に必要な金額や生活水準に合わせた支出額などを確認するためにもやはりキャッシュフロー表を作った方が良いと思います。
 ・想定されている55歳までにいくら貯めるか
 ・貯めたお金を平均何%で運用するか(利回り)
 をいくらに設定するか、キャッシュフロー表でシミュレーションを複数行った方が良いと思います。

 そして、ここ最近のマーケットの下落などが今後も何回も起きる前提で投資経験を積みながら、わさを様の可能な投資判断で実現可能な利回りを想定し、大まかな支出が決まれば自ずと必要な運用資金も計算で出てきます。
 例えば、
 ・平均利回り3%で支出が年間300万円(月25万円)なら必要な運用資金は1億円
 ・年間支出を500万円(月40万円少し)で平均利回り3%なら必要な運用資金は約1.7億円
 ・平均利回りを5%まで上げられるなら年間支出が500万円(月40万円少し)でも必要な運用資金は1億円
 などになります。

 現在の少子高齢化の流れから考えると、わさを様が公的年金を受け取れる時になると満額受け取れる年齢は現行の65歳から上がっているかも知れません。
 FIREをご検討する場合はそういった可能性も考慮する必要があると思いますので、公的年金は想定外の支出や予備費的な位置づけに出来るくらい運用だけで支出がカバーできる自信はあった方が良いと思います。

お金はたくさんある方が選択肢は広がると思いますが、上記の内容を見ると実現するためのハードルは高いと感じられるかも知れません。
ただ、上記のことが実現出来なくても、価値観が実際の生活からかけ離れなければ幸せを実感することは十分出来ると思います。
理想を追い求めつつも、その時々の生活に合わせた価値観でわさを様が幸せを感じられることを祈念致します。

鈴木 靖子 スズキ セイコ
分野 起業・独立
40代前半    女性

全国

2021/11/09

このたびはお問い合わせいただき、誠にありがとうございます。
yacco’s laboの鈴木靖子と申します。
質問内容別にご回答いたしますね。

●収支表について
将来のキャッシュフローを正確にシミュレーションしたいのであれば、ファイナンシャルプランナーへの個別相談を利用するのがおすすめです。
ご自身の収入や支出の状況、貯蓄額、今後のライフプラン等を詳細にFPに知らせる必要がありますが、これにより把握できていなかった支出や課題が見つかることもあるので、将来のお金のことを考えるのに有効かと存じます。
ご自身で簡易的にシミュレーションしてみたい場合は、無料で利用できるシミュレーションサイトやツールを利用するのもいいと思いますよ。

●住宅ローンの組み方について
住宅ローンの金利ですが、金融機関は【年齢、職業、年収、勤続年数、健康状態、信用情報、借入金の有無】等さまざまな条件を総合的に判断して住宅ローンの引き受けおよび金利を決定します。
そのため、必ずしも金融機関のホームページなどに掲載されている低い金利で住宅ローンが組めるとは限りません。

ここでは具体的な金融機関名をお伝えすることができないので一般論になってしまいますが、以下の点は少し気を付けるだけで審査が不利になる状況を回避できます。
少しでも有利な金利で住宅ローンを組むためには、このような点に注意してみてください。

・クレジットカードや携帯料金(端末の分割払い)の支払いを延滞しない(延滞情報は5年間保存されます)
・その他のローンの残高がある場合はできる限り減らしておく
・クレジットカードのキャッシング枠を外しておく(利用していなくても限度額が借入金として見なされます)
・勤続年数が短いと審査に不利になるので、転職直後の住宅ローンの申込みは極力避ける

『どのくらいの金額の住宅ローンが組めるか』という点では、「返済比率=年収に占める年間返済額の割合」がポイントとなります。
金融機関によって違いがあるものの、30~35%以下が一般的な基準です。
また希望の金額で住宅ローンを組めたとしても、毎月の返済が苦しくなってしまっては意味がありません。
『無理なく返済できるか』というポイントにも注意しましょう。
変動金利を選択する場合は、今後金利が上昇するリスクも念頭において住宅ローンを組む金額を決めることをおすすめします。

●副業起業時にオフィスを持つことに関して
副業でどのようなお仕事をするかによってオフィスの必要性や持ち方は変わってきます。
たとえばライター業などパソコンで仕事が完結するような仕事で、自宅とは別の作業場がほしい場合はコワーキングスペースを利用するという方法もあります。
利用頻度に応じて月額料金が設けられているところが多いので、オフィスを借りて毎月賃料を支払うより金銭的な負担は抑えられるでしょう。

賃貸でオフィスを持つ場合は、事業として安定的に収入が得られているかを審査で見られます。
そのため「確定申告書の控え」や「住民税課税証明書」などの収入証明書を求められることが一般的です。
賃貸オフィスを利用されるなら、副業収入が安定的に得られるようになってから検討してみるといいかもしれませんね。

●FIRE(Financial Independence, Retire Early)について
すでにご存じかもしれませんが、FIREを実現するためには「年間支出の25倍の金融資産」が必要とされています。
この「年間支出の25倍の金融資産」がいくらなのかを知るためには、まずご自身の年間支出がどのくらいかを把握する必要があります。
毎月の支出以外に、保険料の年払いや車検費用など1年~数年に1回しか発生しないような支出もあるので漏れなく把握することは非常に重要です。
家計簿アプリなどを活用して、できるだけ正確に支出を把握するところから始めてはいかがでしょうか。
また「年間支出の25倍の金融資産」という根拠は、金融資産を年4%で運用した場合に必要となる金額です。
FIREでは株式の配当金や投資信託の分配金で収入を得ることが一般的なので、
FIREを目指すのであれば今のうちから株式や投資信託を中心とした資産運用に慣れておくことをおすすめします。

わさをさんは副業での起業をお考えとのことなので、副業を続けながらFIREをおこなう「サイドFIRE」という方法も検討してみてはいかがでしょうか。
たとえば年間支出300万円の場合、金融資産の配当や分配金だけで支出を補おうとすると7,500万円の金融資産が必要ですが、
副業などで年間200万円の収入があれば2,500万円の金融資産で補うことが可能なので、完全なFIREよりハードルは下がります。

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