2021/03/09

親の借金について

男性30代 utsukushiinoharaさん 30代/男性 解決済み

29歳独身男です。私の両親は父親が家族に内緒で2000万の借金を作っていた為に3年前に離婚しました。その為、今は母と妹の3人で暮らしており父は一人暮らしをしています。2000万の借金については離婚をする際に家を売却したことで精算したのですが、父の収入は月にすると警備員のアルバイト代と3万ほどの国民年金、そして土地の賃借料6万ですので生活費の為に新たな借り入れをしている可能性が否定出来ません。父も70歳になるので相続のことを考えたときにこの月々6万の賃借料が入ってくる土地についてどうするかを考えています。相続して毎月賃借料が入ってくるのは魅力的ですが、把握出来てない借金があるかもしれないと思うと相続放棄した方が良いのかなとも思います。どうするべきでしょうか?

1 名の専門家が回答しています

佐藤 元宣 サトウ  モトノブ
分野 相続・介護
40代前半    男性

全国

2021/03/09

質問内容を一通り確認させていただき、相続放棄をするべきかの判断について回答を致します。

はじめに、質問者様の父親が死亡した場合、父親の財産を相続する権利が発生する人は、子にあたる「質問者様」と「質問者様の妹」の2人です。(質問者様のお母さまは、父親と離婚していることから配偶者ではないため相続権は発生しません)

この時、父親が新たに借金を抱えているのかどうかを確認するには、以下、2つのことを質問者様が速やかに行っておく必要があります。

1.指定信用情報機関へ信用情報の照会

父親が死亡した場合、指定信用情報機関と呼ばれる「CIC」、「JICC」のほか、「一般社団法人全国銀行協会(全銀協)」の3つに対して、速やかに父親の信用情報を開示請求します。

ここで「速やかに」行わなければならない理由として、相続放棄をするためには、民法により自己のために相続の開始があったことを知ったとき(父親が死亡したことを知った日)から3か月以内に家庭裁判所へ相続放棄の申述をしなければならないと定められているためです。

なお、相続放棄を申述する期間が過ぎてしまいますと、相続放棄を行うことができず、父親のプラスの財産もマイナスの財産も引き継ぐ単純承認をしたものとみなされてしまいます。

そのため、不本意な単純承認を避けるためにも、「CIC」、「JICC」、「一般社団法人全国銀行協会(全銀協)」の3つに対して、速やかに父親の信用情報を開示請求し、把握できていない借金がないかどうかを確認する必要があります。

2.遺品整理をしながら把握できていない借金がないかどうかを確認

たとえば、父親が消費者金融からの借入やキャッシングなどを行っていた場合、前項で回答をした信用情報に記載されることになるため、借金の存在を把握できないといったことはありません。

しかしながら、個人からの借入やその他の場合、信用情報に記載されないため、時として、把握できていない借金が見つけられないこともあるかもしれません。

そのため、父親の遺品整理を速やかに行いながら、個人からの借入やその他の債務がないかどうかも確認しておくことが望ましいと言えます。

相続放棄をするかしないかの判断について

父親が死亡した後、父親の債務状況を確認し、結果として少ない債務であった場合、相続放棄をしない方が良い可能性があります。

具体的には、現在、父親が得ている賃借料6万円の地代で債務を返済していけるのであれば、将来に渡って考えますと、キャッシュフローはプラスになることが考えられます。

また、相続した土地を売却してお金にすることもできるため、少ない債務を相続することになったとしても、将来的にプラスになる見込みがあるのであれば、相続放棄をしないことが望ましいのではないかと考えます。

一方で、把握できていない借金が多額に存在し、賃借料6万円の地代や相続した土地を売却してもなお債務が多いと見込まれる場合は、やはり相続放棄をされるべきでしょう。

妹さんと情報の共有を

相続放棄をするためには、民法により自己のために相続の開始があったことを知ったとき(父親が死亡したことを知った日)から3か月以内に家庭裁判所へ相続放棄の申述をしなければならないことをすでにお伝えしました。

この時、相続放棄は、相続人がご自身の判断で単独で行うことができるため、仮に、質問者様が相続放棄を行い、妹さんが相続放棄を行わなかった場合、父親のプラスの財産もマイナスの財産も妹さんがすべて引き継ぐことになります。

特に、把握できていない借金が多額に存在した場合、妹さんの人生が悪い方向へ大きく変わってしまう懸念が生じるため、今回の回答は、妹さんにもお伝えされておくことを強くおすすめ致します。

おわりに

質問内容より、質問者様が父親に対するお金の信用を持っていないことがひしひしと伝わってきました。

これは、やはり家族に内緒で2000万の借金を作っていたことが大きく起因しているものと思われ、父親が残した新たな借金で自分の人生が大きく変わってしまうことを避けたいといった想いも同時に伝わります。

仮に、父親が死亡した場合、今回、回答をさせていただきましたことを速やかに実行し、疑問に感じたりわからない場合は、弁護士などの専門家へ速やかに相談されるのが、質問者様や妹さんの将来に悪い影響を与えないことにつながると言えそうです。

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