親が契約した私名義の保険を変更したいができるか分からない

女性30代 akixxx116さん 30代/女性 解決済み

保険に関する知識がほとんどありません。
学生の頃、母が契約してくれた私名義の終身保険を、就職と同時に支払いを引き継ぎました。
私は20代後半ですが、周りの友人たちは終身保険ではなく医療保険に入っている人がほとんどだと知りました。
正直、今支払っている終身保険の月額が12,000円ほどかかっており現実的ではないと感じています。
独身未婚でこのような手厚い保険に入る必要性を感じていません。
医療保険だけのものに変えてみたいのですが、契約時は私ではなく母が契約したものなので変更できるのか分かりません。

もし変更できた場合でも返戻金や解約金、違約金が発生する可能性があるのでしょうか?
今の終身保険は20歳の時に母が契約してくれたものです。

1 名の専門家が回答しています

佐藤 元宣 サトウ  モトノブ
分野 生命保険・終身保険
40代前半    男性

全国

2021/03/09

質問内容を一通り確認させていただき、ご質問に対する回答と質問全体から感じたことをお伝えさせていただきます。

Q.医療保険だけのものに変えてみたいのですが、契約時は私ではなく母が契約したものなので変更できるのか分かりません。もし変更できた場合でも返戻金や解約金、違約金が発生する可能性があるのでしょうか?

A.現在加入している生命保険が終身保険ということで、質問者様が抱えているニーズのように、これを医療保険に変更するといったことはできません。

ただし、保険会社が販売している終身保険によって違いがあるものの、現在加入している終身保険を将来、医療保障が充実しているプランへ変更することが可能といったものもあり、こちらにつきましては、実際に加入している終身保険の保険証券を見ないとわかりません。

Q.もし変更できた場合でも返戻金や解約金、違約金が発生する可能性があるのでしょうか?今の終身保険は20歳の時に母が契約してくれたものです。

A.現在加入している終身保険を解約した場合、解約返戻金を受け取ることができ、違約金というものが発生することはありません。

ただし、保険期間の途中で終身保険を解約した場合、受け取った解約返戻金は、これまで支払った生命保険料よりも少なくなるため、いわゆる「元本割れ」を起こし、損失を被ることになります。

また、月額12,000円ほどの終身保険に加入していることから、毎年、年末調整や確定申告で適用をすることができる生命保険料控除(一般用)40,000円の適用が、解約をした翌年度から受けられなくなることも留意しておく必要があるでしょう。

質問全体を見て回答者が感じたこと

質問全体を見て、質問者様が現在加入している終身保険について、その必要性に疑問を抱いていることがわかります。

しかしながら、将来といった先々のことを考慮した時、はたして本当に現在加入している終身保険は、必要性が無いものなのかについて疑問を感じました。

具体的には、「今後、結婚をして子供が誕生する予定はないのか」、「現在加入している終身保険は、貯蓄性が高い終身保険なのではないか」といったことです。

仮に、上記のいずれかに該当するのであれば、少なくとも現在は必要性に疑問を抱えている終身保険が、将来的に考えますと、20歳という若い内から手厚い保障の終身保険に加入していて良かったと思える時がくるのではないかと感じます。

あくまでも現在加入している終身保険の契約内容がどのようになっているのかを知らなければ、確実に言い切ることはできないものの、仮に、貯蓄性の高い終身保険であるとするならば、将来、多くの方が懸念を抱えている老後資金の一部として解約返戻金を活用することも可能です。(保険差益が生じる可能性が高い)

少なくとも、回答者(保険を販売していない独立系FP)という立場と致しましては、貴重な資産になり得る可能性を含んだ終身保険を解約してしまうことにデメリットが大きくなってしまうかもしれないといった懸念を抱いています。

生命保険の必要性を再確認されることをおすすめ

質問の中に「周りの友人たちは終身保険ではなく医療保険に入っている人がほとんどだと知りました。」とあります。

まず、生命保険の必要性というのは、周りの人がどのような保険に加入しているのかは一切関係ないことであり、ご自身にとって必要なのか、不要なのかを明確にすることが極めて大切です。

質問者様が、病気やけがで入院したり手術をすることによって、医療費の負担が懸念されるのであれば、医療保険は必要になるかもしれませんが、ご自身の貯蓄などでまかなえるのであれば必ずしも必要なものとは言い切れません。

まずは、この辺から再度確認されてみることをおすすめします。

なお、再確認の結果、やはり医療保険が必要であるとするならば、新規で医療保険の契約をすることが望ましいと考えます。

仮に、支払保険料が重い負担になるのであれば、現在加入している終身保険の保障を減額して保険料を削減したり、家計の無駄を見直すことで、医療保険の保険料を捻出する方法も十分考えられます。

回答者(私)の勝手な憶測なのかもしれませんが、質問全体を見ますと、質問者様は「今」という目先の部分で判断をしようとしている雰囲気が感じ取れます。

しかしながら、ファイナンシャルプランニングは、今だけでなく「先」も見据えて考えることが基本中の基本ですので、質問者様も本回答を機に、いま一度、様々なことについて再確認されてみてはいかがでしょうか。

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