自動車保険を選ぶ際のポイントとは?

男性40代 konggong05さん 40代/男性 解決済み

最近テレビを中心に、煽り運転に巻き込まれたり、高齢者の踏み間違えの事故といった車に関するネガティブなニュースを見聞きする機会が増えています。そのため他人事だった車に関する事故やトラブルが何だか身近に感じられ、心配になって来たのです。そこで今まで料金が安いから、と何となくで入っていた自動車保険もそろそろ見直しが必要ではないかと考える様になりました。所がいざ自動車の任意保険についてネットで調べてみると、様々な保険会社が様々な自動車保険を提供していたのです。お陰で、どの自動車保険に乗りかえれば良いかが分からなくなってしまいました。そこで自動車保険を選ぶ際に、重視すべきポイントや補償はどれなのでしょうか?更に万が一に備えて、やはり車両保険は付けるべきでしょうか?

1 名の専門家が回答しています

佐藤 元宣 サトウ  モトノブ
分野 自動車保険・火災保険・地震保険
40代前半    男性

全国

2021/03/09

ご質問の件について、自動車保険を見直しする場合のポイントは、やはり「保険料」と「補償内容」の大きく2つに分けられると考えることができます。

はじめに、「保険料」につきまして、自動車保険は大きく「代理店型」と「ダイレクト型」の2つに大別され、「ダイレクト型」の自動車保険の方が「代理店型」に比べて圧倒的に保険料が安くて済みます。

この理由は、代理店に対して保険会社が支払う手数料などを節約できるといった大きな強みがあるためです。

そのため、保険料を重視するのであれば、できる限り「ダイレクト型自動車保険」を選ぶことが望ましいと言えます。

次に、補償内容についてですが、質問内容を一通り確認した時、質問者様は、煽り運転や高齢者の踏み間違えの事故に対して強い懸念を持っていることがわかり、これらから重視しておきたいポイントを簡単に紹介します。

1.煽り運転対策

煽り運転には、やはり「ドライブレコーダーの設置」が最も効果的であると考えられます。

質問者様がおっしゃる通り、テレビを中心に、煽り運転の事件や事故がとても目立っておりますが、お住いの地域による属性や普段の自動車の使い方などによって、ドライブレコーダーの設置に対するニーズに大きさの違いがあることが十分予測されます。

万が一の煽り運転に備えておきたい場合は、ドライブレコーダーの設置をなされるのが望ましいでしょう。

なお、自動車保険には、保険会社によってドライブレコーダー特約があるのですが、個人的におすすめできるものではないと思っています。

この理由は、以下の通りです。

・特約保険料としてお金を負担しなければならない
・ドライブレコーダーの設置が実費である
・特約を外した際、基本的にドライブレコーダーを返却しなければならない
・ドライブレコーダーは、保険会社が指定しているものに限られている など

上記内容については、特約を付加する際、再確認しなければならず、必ずしも上記すべてに該当しているものとは限らないこともありますが、長い目で見た時、ご自身の資産としてドライブレコーダーを購入し、取付するのと何ら変わらないものと感じています。

2.高齢者の踏み間違えの事故対策

高齢者の踏み間違えの事故対策としては、基本補償にあたる「人身傷害保険」を必ず確認しておきたいものです。

人身傷害保険とは、自動車保険を契約している対象自動車または他の自動車に搭乗中や歩行中などの場合において、自動車事故で死傷した場合に保険金が支払われるものです。

重要なポイントとして、人身傷害保険は、保険会社によって呼び方は異なるものの「車内補償」と「車外補償」の2つがあるということを必ず押さえて下さい。

・人身傷害保険(車内補償):保険契約している自動車に搭乗している場合のみ補償される
・人身傷害保険(車外補償):上記、車内補償に加えて、他車搭乗中や歩行中も補償される

仮に、質問者様が、高齢者の踏み間違えの事故について、自動車に搭乗している時のみで良いというのであれば、人身傷害保険(車内補償)で結構だと思われます。

一方で、歩行している場合も含めて広く万が一に備えたいのであれば、人身傷害保険(車外補償)が望ましいと言えます。

なお、当然のことながら、人身傷害保険(車外補償)は、人身傷害保険(車内補償)に比べて補償範囲が広くなるため、支払保険料が高くなります。

車両保険について

車両保険は、自動車事故が起きた場合、ご自身の自動車に対する補償をしてくれるものとなります。

仮に、車両保険がない状態で、相手側との事故が発生した場合、相手側から補償がなされるものの、過失割合によって補償額が変わることになるため、十分な補償が受けられない場合があります。

もちろん、自損事故につきましても車両保険が無い場合は、補償が得られることはありません。

加えて、自然災害や飛び石などの不慮の事故についても同様の取り扱いになるため、これらの懸念がある場合は、車両保険を付加されるのが望ましいと言えます。

仮に、自動車事故などによって、自動車を買い替えする予定があるのであれば、車両保険を付けない選択肢もあると思われる一方、車両保険があるかないかによって、自動車保険料は大きな差が生じます。

保険料と補償内容のどちらを優先するのかによって、車両保険は左右されるポイントになるとも言えるでしょう。

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