生命保険に加入するタイミングとは

女性30代 Ako2222さん 30代/女性 解決済み

私は今年に入り、結婚をしました。いままで保険というものに加入したことはなかったのですが、結婚をして生命保険や保険に興味を持つようになりました。生命保険の仕組みをまずは知りたいのといつ加入するのがベストなのでしょうか。また、加入する際の保険会社の選び方はどのような選び方が良いのでしょうか。見積もり合わせなどの金額比較を個人でやったほうが良いのでしょうか。個々の生命保険会社が良いなどございますでしょうか。また生命保険は金額の上限などをどのように決めればよいでしょうか。年収または月収の何パーセントなど参考になるパーセンテージなどあれば教えていただきたいです。家賃だと30パーセントなどあると思いますので、同様のものがあれば教えていただければ嬉しいです。

1 名の専門家が回答しています

松村 勝宜 マツムラ カツノリ
分野 生命保険・終身保険
50代前半    男性

全国

2021/03/09

ご結婚を機に生命保険にご興味を持たれたこと自体は良いことですが、保険はあくまでもリスクに備えるための一つの手段に過ぎないということをご認識ください。
生命保険というのは、万一のときにお金に困らないための助け合いの仕組みです。加入者がお金を出し合って貯めておいて、不運にもその保険の対象となる事態が起こってしまった加入者に、定められた保険金を届けるという一連のシステムのことです。とてもシンプルですよね。
しかし問題は、その運営にかかるコストがものすごく大きいということです。
例えば、100人の加入者から一人当たり1万円ずつ集め、そのうち2人に不運な事態が起こった場合、保険金として50万円ずつ配分されればよいのですが、集めたお金から保険会社の巨額の運営経費が差し引かれますので、50万円をまるまる受け取ることはできません。
保険会社が開示していないため正確にはわかりませんが、もし経費率が50%であれば、上記の例では一人当たりの配分額は25万円と半減してしまいます。
それでも、上の例のように、起こる可能性が低いリスクに対しては一定の意味があるのですが、例えば2人に1人という高い確率で発生するようなリスクに対して保険に入ってしまうとどうでしょうか。上記の例において、不運が起こらなければ1万円を支払って何も受け取れないのは同じですが、不運が起こっても1万円を支払って1万円を受け取るだけになってしまいます。
このように、起こりやすいことに対して保険に入ってしまうと、あまりにも効率が悪くなってしまいます。
例えば一生涯でがんにかかるのは、まさに2人に1人の確率です。もちろんすべてのがんが保険の対象となるわけではありませんが、身近な病気に対して保険で備えることが果たして合理的なのかどうかは、よく考えてみる必要がありそうです。
日本の社会保障制度はそれなりに充実していますから、どんなに高額の治療費がかかっても、自己負担額には一定の上限が設定されています。
大切なお金は自分の口座に積み立てていきながら、保険の対象となる事態が起こったときに預貯金等ではとても対応ができそうもないリスクに対してのみ、必要最低限で保険に加入するのが大原則です。
その意味で、小さい子どもさんがいらっしゃるご家庭で、働き手に万一があった場合に子どもさんが独立されるまでの残されたご家族に対する保障は、必要となる場合が多いでしょう。ご結婚されたばかりで1,000万円単位の貯蓄があるご夫婦は、あまりいらっしゃらないでしょうから。
ですから、保険に加入するベストなタイミングは、子どもさんができた(可能性がある)ときです。
定期保険またはその一種である収入保障保険という掛け捨ての保険を、ご検討ください。
保険会社を選ぶ際には、インターネットで加入できる保険商品であれば大きな問題はないでしょう。ただし、喫煙されなかったり、太り過ぎ・痩せ過ぎなどでない「健康体」であったりすれば、他に安くなる商品もあります。
基本的には、すべてご自身で見積もりを比較して商品を選択し、申し込みまでされることが望ましいと考えます。一見難しく思われるかもしれませんが、そもそも保険は上述の通りシンプルな仕組みです。理解できない保険には、加入しないのが正解です。
なお保険会社や保険ショップなどの代理店に相談してしまうと、多くの場合、過剰な保険に加入してしまわれているようです。ご留意ください。
また保険には、金額の上限を考えて入るものではありません。
あくまでも、必要な保障額をふまえて必要最低限で入ればよいだけのことです。
ご相談者さまの年齢であれば、一般的にはご夫婦で月5,000円も保険料を支払われれば、十分な保障を得ることができるかと思います。
そのうえで、収入の1割ほどの金額をコツコツと積み立てていかれることが、最も合理的な「保険」になるでしょう。

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