遺産の賢い運用方法

女性60代 kabochaさん 60代/女性 解決済み

今年60歳になった自営業・独身女性です。子供はいません。仕事は不定期なため収入は生活するのにやっとというところです。年金が出るまでは以前常勤で勤めていた時に蓄えた貯金と父からの遺産でやりくりしていく予定ですが、父からの遺産を何か賢い投資に回せないかと考えています。現在は証券会社の勧めで外国物の投資信託にしていますが、運用益は最初はうまく得られていましたが、今はほとんどありません。投資信託は長く持っているほうがよいと聞いたこともありますが、これから老後資金が色々いる年齢になってきましたし、リスクをとるよりも確実な運用の仕方をしたほうがいいのではないかと思っています。これからどういった金融商品に投資すればいいのか、ご相談したいです。よろしくお願いします。

1 名の専門家が回答しています

松村 勝宜 マツムラ カツノリ
分野 その他資産運用
50代前半    男性

全国

2021/03/09

リスクをとらない限り、着実に資産を増やしていくことはできません。
資産運用においてそもそもリスクとは、「危険」や「お金が減ること」という怖い意味ではありません。「変動幅の大きさ」という意味であり、お金が増えることもリスクです。
また、リスクは大きいほどリターンも大きいというのが資産運用における鉄則です(同様に、リスクがほとんどないならリターンもほとんどありません)。
ですから、リターンをできる限り大きくするためには、リスクの大きい資産にお金を投じることが必要です。その前提で、リスクをできる限り小さくするための方法を考え、実行していけばよいのです。
具体的には、株式を主な投資対象とすることが最善です。
身の回りにあるさまざまなモノやサービスは、企業によって生み出されています。歴史をさかのぼれば、人々の少しでもより良い生活をしたいという欲望が原動力となって今まで経済が成長してきましたし、おそらくこれからもそうなっていくでしょう。そう考えると、株価は短期的には大きく上下動しますが、長期的にはその企業の価値に収れんし、価格は上昇していくはずであるからです。
その上で、投資先企業と投資タイミングを分散しておけば、リスクを小さくすることが期待できます。
そのような投資手法を可能にするのが、まさに「投資信託」です。おっしゃる通り、投資信託は長く保有することが大原則です。運用会社と二人三脚になって、長期にわたって持ち続けるものです。ご相談者さまはまだ60歳になられたばかりですので、人生100年時代とするならまだ40年も生きていくことになります。投資信託を活用しない手はないでしょう。
ただご相談者さまはすでに投資信託を活用されているようですが、証券会社に勧められるがままというのが極めて残念なところです。
そもそも投資とは、財産づくりと同時により良い世の中づくりを目指すものです。
本業を通じて社会課題を解決し、より良い世の中づくりに欠かせない企業を丹念にリサーチして選定している、長期での投資に資する本格的な商品を選ぶ手間を惜しまないでください。その際には、一般生活者向けのセミナーをこまめに行っている会社、理念を確実に伝えるために直接販売(直販)にこだわっている会社などの商品であれば、安心して「信じて託す」ことができるかと思います。
商品を選ぶことができれば、あとは定期定額購入(積み立て投資)の設定をしておけばよいだけです。お父様の遺産を、例えば向こう20年(240か月)間で分割して少しずつ資産に移していかれるくらいのおつもりで、月に数万円ずつでもコツコツと投資していかれるとよいのではないでしょうか。
「これからどういった金融商品に投資すればいいのか」も重要ですが、どのように投資するのかもまた同じくらい大切なことです。
いったん積み立て投資をスタートすれば、あとはほったらかしでも構いません。
お金が必要なときに必要な分だけ解約して現金化し、当面使わないお金はそのまま運用を継続して世の中の経済成長に乗せておきましょう。それだけで、一生涯にわたりお金の心配なく暮らし続けていくことができるはずです。
きっと、お父様も喜んでくださるのではないでしょうか。

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

妻が働いてくれないことと家の扱いに困っています

現在子どもが中学生と2歳です。妻が働く気はほとんどなく、パートを始めても何かしら理由をつけて止めてしまうので、妻の収入はほぼ無しです。自分の収入は、400万程度で、会社には言わずに、副業の収入が年間50万ほどあります。家は1900万で中古で購入しましたが、月に4万円ほどのローンです。築30年ほどで色々とボロが出てきて、修繕費用もバカになりません。貯金に当てる余裕はなく、なんとか子ども二人分の学資保険を積み立てているだけで、老後のことを考える余裕はありません。今後のことを思うと、何から手を付けて良いのか分かりませんが、とりあえずは今の家に住み続けた方が良いのか、別の方法を取った方が良いのかのアドバイスが欲しいです。月々のローンは比較的安いとは思いますが、修繕費用等のコストを考えるとどうしたら良いのか分かりません。

男性40代後半 otakasanさん 40代後半/男性 解決済み
吉野 裕一 1名が回答

どのようなものから資産運用の勉強を始めればいいのか?

資産運用が将来的に大切なのはわかるのですが、生まれてから資産運用というものをしたことがありません。株は、ウェブサイト上の運用会社のアカウントすら怖くてまだ作成しておりません。専門用語があまりに多すぎてついていくことができません。なにか下手すると金とかの先物取引に引っかかってしまうような気がして怖くて、その会社のウェブサイトにもたどり着けません。銀行のウェブバンキングだってなんとかやりくりしているような状況です。どのようなものから資産運用の勉強を始めればいいのかわかりません。なにか初心者にわかりやすい本を紹介していただけませんか?また、初心者にわかりやすいウェブサイトを紹介していていただければ助かります。

男性50代前半 dekiyaさん 50代前半/男性 解決済み
小林 恵 1名が回答

初心者でも理解しやすく始めやすい資産運用の方法は何ですか?

現在は無職ですが、近いうちに就職する予定です。無職生活で貯金がだいぶ減ってしまったので、収入が入りだしたら効率よくお金を貯めていきたいと考えています。今まではただ貯金するだけでしたが、投資信託や株、FXなどにも興味があります。しかし、なんの知識もないため、インターネットで調べたり友人に聞いたりしていますが、いまいち理解しきれず手を出せずにいます。初心者でも理解しやすく始めやすい資産運用の方法は何でしょうか。また、コロナウイルスの蔓延で世界の経済情勢が不安定な今、投資信託や株に手を出すのは危険なのでしょうか。大雑把であまりまめな性格ではないため、こまめに確認しなくても低リスクで安定して資産を増やせる資産運用の方法を教えてほしいです。

女性30代前半 ami.nkさん 30代前半/女性 解決済み
山口 雅史 1名が回答

iDeCoの運用経費と節税効果額

iDeCoの利用を考えています。iDeCoを始めるにあたりイニシャルコストとランニングコストが掛かることは理解しています。運用利回りを3~5%程度に仮定した運用試算の計算は良く目にしますが、実際に運用開始した場合の運用経費が年間どのくらい掛かるのか?また、節税効果はどの程度見込めるのか?運用利益を見込まなかった場合、どの程度の節税効果が見込めてランニングコストに対して得なのか損なのか?資産が簡単に引き出しできないデメリットを凌駕するレベルに得が取れる制度なのか、分かり易くお教えいただけると嬉しいです。また、iDeCoが得な制度でない場合はNISAを利用方がいいのか?FPの視点でiDeCoとNISAのメリットデメリットを教えていただけますでしょうか。もしくはNISA以外の投資方法でiDeCoと比較して考え易いサービスや金融商品があれば知りたいです。

男性30代後半 6006e06288a41さん 30代後半/男性 解決済み
山口 雅史 1名が回答

住宅ローン

45歳で住宅ローンを組み、79歳ですべての住宅ローンを返済できるプランにしています。もちろん私自身が死亡すれば住宅ローンは全て返済可能なので家族には迷惑をかける事はありません。しかしながら、60歳以降の収入によっては住宅ローンを支払いながら生活を支えることが非常に難しくなると考えています。家内とは結婚が早かったこともあり50歳以降は老後の生活資金を貯めていこうと話をしていたのですが、住宅ローンが厳しくなってくるとそのプランもなかなかうまくいかないと思います。まだまだこれからですが、60歳になってからの退職金を一旦住宅ローンに完済してしまい、そこから老後の資金を考えることが正しい判断なのかどうかを考えたいと思います。また今の住宅ローンが繰り上げ返済の形が、毎月の金額を減らすのではなく期間を減らすパターンになっているので心配でもあります。

男性50代前半 tammnoさん 50代前半/男性 解決済み
菊原 浩司 1名が回答