加入したほうがよい保険とは？

ご質問いただきありがとうございます。
そのだFP事務所の園田と申します。
環境等から考えた適切な保険の入り方について知りたいということですね。
まず年齢による適切性というのはあまり関係ございません。確率としては若い方は病気になりにくく、高齢になると病気しやすい傾向はありますので、保険のお世話になる方は高齢者が多いです。あくまで確率の話ですので、若くてして大病になる方はいらっしゃいますし、亡くなる方もいらっしゃるわけです。保険で一番大切なのは加入する目的です。例えば家族を養っていて、自分に万が一のことがあると収入がなくなりますから、残された家族は経済的に困窮する可能性があります。つまり死亡保険に加入していないと、残された家族が困る可能性が出てくるわけです。独身であれば、自分だけの生活費の話になる場合がほとんどですから、自分が亡くなっても困る方はいらっしゃらない場合がほとんどであり、そのような場合、死亡保険の必要性は低いということになります。日本では国の保険がありますので、状況によって遺族年金という保障はございます。遺族年金が支給されれば、家族持ちの方であっても多少なり入ってくるお金はあります。しかしながら、生活水準を保つには遺族年金だけでは不足する場合がほとんどであり、民間保険の死亡保険で備えるという考え方です。病気等で入院した時も同様に国の保険である程度はカバーしてもらえますので、不足部分を貯蓄か民間保険の医療保険で備えます。つまり、個人の収入、支出、貯蓄、国の保険、考え方によって適切は変わるということです。