株式投資で老後2000万円を貯める方法が知りたいです

個別株での運用は徐々に難しくなっています。新型コロナの影響で景気が落ち込んでいるにかかわらず、日経平均株価はバブル期以降の最高値を更新、2月に入り2万9000円を突破して30年半ぶりの高値を付けました。メディアでは3万円をはやす報道も増えてきて、個人的には過熱感を感じます。
新型コロナの影響で世界各国が低金利政策と量的金融緩和政策を採ったことで過剰流動性資金が大きく増え、その資金が株式市場に流入したことや株価は将来を先取る動きを反映しますが、今は新型コロナが終息した2年後の世界経済を反映しているためが理由と考えられます。
さて、老後までに2000万円を貯められる株式投資の方法ですが、世界株式投資信託の積立運用がベターと考えます。その理由は、
・世界経済・技術革新の中心が米国なことは変わらないこと
・新型コロナの影響で企業が2極化、どの企業が生き残るか難しくなっていること
・中国など米国以外の国が世界経済に与える影響が小さくないこと
などが挙げられます。残念ながら日本株の出番は25～30年先になると思われます。
現在、インデックス至上主義的な雰囲気がありますが、インデックス型かアクティブ型かは個人の好みになります。どちらを選ぼうとも、近い将来訪れる暴落を回避することはできません。一時的なマイナスは十二分に考えられます。しかし、何度の暴落を経験しても世界株式は上昇を続けています。それは株価上昇の要因が経済成長にあるからです。数年後に世界が共産主義や社会主義に変わると思うのであれば株式に投資すること自体が無駄なことですが、資本主義が続くと考えるのであればミドルリスク・ミドルリターンとなります。これを長期で運用すれば成功する確率は極めて高いと思われます。