老後の資金って果たしていくら必要なんですか?

男性30代 インスパイア系さん 30代/男性 解決済み

以前、麻生副総理がテレビで老後2,000万円必要ってことをお話されてましたが、一般的なサラリーマンであると老後(65歳から)いくらくらいあれば悠々自適に過ごすことができるのでしょうか?また、対象者が都市部在住か地方在住かによっても老後必要な金額が異なるものなのでしょうか?私自身まだ30代であと30年程準備期間がありますが、投資する必要があるのであれば早期に着手する必要があると考えています(例えば、積立NISAや変額年金保険を活用して投資する等)。これらを踏まえフィナンシャルプランナーの方には、「①老後必要な資金額」「②老後資金を準備する投資の方法」の2点についてお伺いしたいと思います。宜しくお願いいたします。

1 名の専門家が回答しています

中山 国秀 ナカヤマ クニヒデ
分野 老後のお金全般
50代前半    男性

福岡県 佐賀県 長崎県

2021/03/09

まずは大枠3つの点
A;『~老後2,000万円必要ってことをお話されてましたが、一般的なサラリーマンであると老後(65歳から)いくらくらいあれば...』と
B;『①老後必要な資金額?』
C;『②老後資金を準備する投資の方法?』につきまして、一般的な情報をお伝えします。
(前提として→「文面から読み取れる範囲での、ざっくりとした情報」+「現/公的社会保障の今後の“改正”・“改定”など、将来のことを断言/断定できない点」+「コロナ禍の中、今後の社会/経済情勢の予測など不透明な面」など踏まえていただけますでしょうか...)
A;「ゆとりある、老後の生活資金→夫婦二人で月/¥361,000」・「老後の最低日常生活費→月/¥221,000」(生命保険文化センター[生活保障に関する調査/令和元年度])

ここから一つの試算(仮定)をおこなってみましょう。(ご夫婦お二人として)
『~(65歳から)いくらくらいあれば悠々自適に過ごすことができるのでしょうか?...』
B; ex) 65歳~85歳と仮試算『①老後必要な資金額?』
(上記より) 月/¥361,000×20年×12ヶ月=¥86,640,000
C; 『②老後資金を準備する投資の方法?』
【結論/方法として】
個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」・NISA/積立NISA・変額個人年金・変額保険・外貨建て商品・外貨建て生命保険...
それぞれの商品の特徴/特性を活かし、自助努力できる方法でしょう。
・・・まずは「ざっくり」とですが、ここから少し紐解いてみましょう。
B; 『①老後必要な資金額?』月/¥361,000×20年×12ヶ月=¥86,640,000~「8,600万円!?」とお感じになるかもしれません。
ご自身に置きかえてイメージなさる場合、大事な点として「ご夫婦二人で、公的(社会保障)老齢年金が→現/制度でいくら?もらえるのか?」をまずは試算なさってみてください。方法としては→[ねんきん定期便の活用]・[ライフプランシミュレーション]をおこない、比較的精度の高い数値予測となることでしょう。

ここでは【仮定】として、ex) 「ご夫婦二人で→年金額想定/¥2,500,000とイメージします」⇒年/250万円÷月/12ヶ月=月/¥208,000…

考え方として、Aでの月/¥361,000-月/¥208,000(想定分)=月/▲¥153,000の不足見込み・・・(65歳~85歳と想定)⇒153,000×20年×12ヶ月=¥36,720,000を「これから準備していけば、理想に近付けることが可能」

『~私自身まだ30代であと30年程準備期間がありますが...』
(例えば)¥36,720,000÷30年÷12ヶ月=月/¥102,000・・・「月に、102,000円の貯蓄/預金などしていけばいいですね...」となりますが、「現実的では?ない(困難)」かもしれません。

そこで、ご自身としてもお考えの『②老後資金を準備する投資の方法?...例えば、積立NISAや変額年金保険を活用して投資する等』が登場します。ここも「一般的情報」と受けとめていただけますでしょうか。
【個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」・NISA/積立NISA】~“税制優遇策”などの利点もあり、比較的少額からでも始めることが可能。
【変額個人年金・変額保険】~“保障/保険”などのお守りを持ちつつ、資産形成機能を併せもつことが可能。
【外貨建て商品・外貨建て生命保険】~“日本国内情勢”を踏まえながら、自身として魅力を感じ“経済的な将来像”が期待できる“外国通貨”に投資していく。
などが考えられます、注意/留意点として「元本保証の有無確認」・「国内外の経済情勢に大きく左右される」・「金利変動」etc...さまざまな“リスク”が、ご自身として「許容できる範囲/価値観で」という重要なことが考えられるところです。
また→「アクティブ運用」(積極的)or「インデックス/パッシブ運用」(安定的)など、「どう?運用していきたいのか...」と「これから先、どういった産業/企業/国が成長していくのか...」などの基本の概念的な要素も「入口」の大事な点です。

『~対象者が都市部在住か地方在住かによっても老後必要な金額が異なるものなのでしょうか?...』

この点につきましての【結論】としては→「異なるもの」と、とらえた方が賢明でしょう。
どちらかと申しますと「資産運用/形成」よりは、「ライフプランニング」的見方と予測が望まれます。

・都市と地方の物価的な要素 ・現/住まいに住み続けられる?or転居(交通のアクセス/利便性) ・家族構成は? ・病気/ケガなど不測事態時の“通院”など、医療機関に近いのか? ・買い物などの環境...さまざまなことが、考えられます。(金銭的な面)

 文面によりますと「会社おつとめ」の環境で、これから先「30年程度の“時間”を味方につけて」【貯え】・【運用/投資】などをじっくりとご検討なさって、着手されてみてはいかがでしょうか。
 今回は、詳細/年金見込み額(現制度での)などの情報は伝えにくい点もございますが、「ご家族のライフプラン」(収入と支出と正面から向き合い)想いを描き~理想となさる生活設計をつくりあげていかれることを願っております。

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

老後の資金2000万円のため方について

私は30歳男性会社員で年収は約750万円です。妻も会社員であり、世帯年収は約1000万円にもうすぐ届くところです。現在の収入は平均から考えると水準は高いほうだとは思いますが、あまり安心できていません。理由は昨今メディアでも取り上げられる老後2000万円問題です。夫婦で4000万円が年金以外でないと苦しい生活になることを考えるといまから対策を練っておかなければかなり厳しくなると思っています。そこでFPの方に質問です。老後の資産形成をしていく上で、具体的に何にどれだけの費用で資産運用していくのがおすすめでしょうか?あまり金融リテラシーもないので、何かに投資したいと漠然とは考えているものの、なかなか具体的に踏み込めるものがありません。一般会社員におすすめな老後の資産形成の方法がありましたらぜひ教えて下さい。宜しくお願い致します。

男性30代前半 tanioyu1さん 30代前半/男性 解決済み
吉野 裕一 1名が回答

老後の生活資金に、年金とあとどのくらい必要になるか?

家のローンや、ショッピングのクレジットローンが多数あります。再就職をすることを前提に、年金を、60歳で受給しようと考えています。主人にも、定年後に、何かしらの仕事をしてほしいと思っております。二人とも公務員ですので、年金もある程度は出るとは思いますが、今抱えているローンを早く終わりたいと考えています。少し早く退職してしまったので、早まったかなというところです。今現在、私の母も同居しており、食費なども多少は、入れてもらっているところです。私の保険の見直しも、退職時にしましたが、再度、検討したいと思っております。主人の保険も。主人が退職したときに、見直ししようと考えています。すっきり、年間で暮らせるようになるのは、いつくらいなのかも、シミュレーションしていければと願うところです。

女性60代前半 お寿司大好きさん 60代前半/女性 解決済み
吉野 裕一 1名が回答

老後の資金作り

老後、ゆとりのある生活を送るためには実際にはいくら必要なのでしょうか。3000万は必要などということも聞いたことがありますが、住む場所やライフスタイルによって違うはずで、自分の望む生活をするには具体的にいくら準備する必要があるのか。そのためには今から決して多くない収入の中でどのように老後の資金を捻出することができるのかを知りたいです。自分では何を基準に考えていったらいいのかすら分かりません。子供も小さく、これからの教育費なども想定して、後で慌てることのないよう、できる限りの資金づくりをしていきたいと思っています。ゆとりある老後生活を送るために今からマネープランを立てていきたいのですが、どこにどう相談すればよいのでしょうか。

女性40代前半 ani5さん 40代前半/女性 解決済み
植田 英三郎 荒井 美亜 齋藤 岳志 3名が回答

両親が高齢者になった時に必要な老後資金について

私は、現在無職でありますが、自分に合う職を探している中でスキルを上げるために勉強中です。両親があと数年で高齢者となります。インターネットで調べているとき、高齢者となった場合、老後資金というキーワードが気になり、必ず必要になると思い、不安になりました。そうなると、両親に必要な老後資金とはいくら必要とされるのか、またどの時期で老後式を支払わなければならないのか、いくつかの疑問が浮かび上がりました。自分は若い身であっても、両親のために老後資金を貯めなければならないと心配になり、両親に安心させてあげたいと願い、この質問をさせていただきます。1:老後資金はどれくらい必要になるのか2:老後資金はどの時期でお支払すればよいのかこれらの疑問についてお聞かせいただければとおもいます。

男性20代後半 jcvさん 20代後半/男性 解決済み
古戸 賢一 1名が回答

定年後に実際はいくらお金が必要なのか?

老後は2000万円必要という話が話題になりましたが、実際の所いくら必要なのかは大変興味があります。もちろん家族構成に大きく左右されるとは思うのですが、大体の目安があると、これからどのくらいのペースで貯蓄をすべきかなどの目安として使用できます。更にいうと、その目安を考える際に何を要素として考えるべきかも不明です。家族構成は何となく要素としてわかりますが、その他にはどのような要素があるのか? 退職金制度の種類や年金の加入状況、持ち家かどうかなど漠然としたものはありますが、専門家からのきちんと体系化された意見をぜひ伺いたいと思います。その際に是非お伺いしたいのは、年金との兼ね合いです。そもそもいくら貰えそうなのかがわからなければ、こちらも動きようがありません。年金の基本的な知識を説明していただいた上で、プラスαの知識をいただきたいです。

男性40代前半 marco611さん 40代前半/男性 解決済み
岡崎 成吾 1名が回答