青色申告と白色申告の違い

男性30代 Tea-Skyさん 30代/男性 解決済み

確定申告について調べていると、青色申告と白色申告の二種類が存在することを知りました。それぞれのメリット・デメリットが知りたいです。少し調べたところでは、青色申告の方が控除額が大きく少ない税金で済むと知りました。ただ、現状では売上・利益ともあまり額が多くなく、とりあえず白色申告にしようと思っています。青色申告にすることによって、手続きが面倒になるのであればこのまま白色でいこうと考えていますが、そのあたりの目安が知りたいです。具体的にどのくらい利益が見込めるなら、青色に切り替えたら良いのでしょうか。また、税金関係についてまったくの素人が独自でできるレベルの作業なのでしょうか。教えていただければ幸いです。

1 名の専門家が回答しています

佐藤 元宣 サトウ  モトノブ
分野 税金・公的手当・給付金・補助金・助成金
40代前半    男性

全国

2021/03/09

質問内容を一通り確認させていただき、それぞれの質問に回答をしていきます。

はじめに、青色申告のメリットとデメリットを回答する前に、勘違いをしている人も多いことを踏まえまして、そもそも青色申告をするために必要なことについて簡単に触れておきます。

青色申告をするためには、「不動産所得」、「事業所得」、「山林所得」のいずれかの所得がある人でなければ青色申告をすることができません。

また、青色申告は、ご自身で選んで自動的になるものではなく、税務署に対して「青色申告承認申請書」と呼ばれる書類を定められた期日までに提出しなければなりません。

参考:国税庁 No.2070 青色申告制度
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2070.htm

上記2つを満たしていることを前提に回答を進めていきます。

Q.青色申告と白色申告の二種類が存在することを知りました。それぞれのメリット・デメリットが知りたいです

A.青色申告をすることによって得られるメリットは以下の通りです。

・青色申告特別控除が受けられ、控除額が多くなる(納めるべき税金を減らすことができる)
・青色事業専従者給与を必要経費に算入できる(親族などに支払った給与を経費にできる)
・貸倒引当金を設定できる(貸倒引当金繰入額を必要経費に算入できる)
・赤字を翌年度に繰り越しすることができる(赤字と黒字を相殺して納める税金を減らすことができる)
・少額減価償却資産を一度に必要経費へ算入できる(減価償却をせずにまとめて必要経費に算入することができる)など

青色申告は、白色申告に比べて最初の手続きに多少の手間がかかるものの、長い目で見た時、青色申告の方が相当有利な税申告ができるため、最初から青色申告にされるのが望ましいと思います。

Q.具体的にどのくらい利益が見込めるなら、青色に切り替えたら良いのでしょうか。また、税金関係についてまったくの素人が独自でできるレベルの作業なのでしょうか

A.上記質問の考え方はむしろ逆だと感じています。

つまり、利益がどうのこうのではなく、まずは有利な青色申告で確定申告をやってみます。

仮に、数年継続した時、青色申告のメリットが得られない場合や面倒な場合に、青色申告を取りやめて白色申告に戻すとよろしいかと思います。

ちなみに、全くの素人でも独自でできるレベルかどうかについて、人によるものの、市販されている書籍や様々な情報を仕入れて学ぶことは必須と言えます。

わかる人に教えてもらいながらご自身でやったり、記帳代行や申告を税理士へ依頼する方法もあるでしょう。

また、記帳代行のみを依頼して確定申告は自分で行うといった方法もあり、やり方は様々ですので、ご自身に合ったやり方を探してみるのがよろしいかと思います。

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