副業禁止の会社で副業をしても法律に触れない？

ご質問いただき、ありがとうございます。
日本国憲法で「職業選択の自由」を謳っているぐらいなので、法律で副業が禁止されている訳ではありません。ですから、厳密にいえば、副業禁止の項目は違法と言えます。
では、なぜ副業禁止の会社が多いかと言うと、1つ目は副業することにより、本業である会社の業務に支障が出る可能性があるからです。2つ目は副業の種類によっては、会社の信用を落とすことがあるからです。3つ目は副業で自社の競合企業に勤められると、顧客が奪われたり、社内の機密などが流出するなどの可能性があることです。この３つの理由により、厚生労働省のモデル就業規則では2018年まで、副業禁止の項目を載せておりました。
さて、副業禁止の会社で副業をし、それがばれたら、最悪解雇になります。解雇まで行かなくても、出世に多大な影響が出ると思われます。なぜかというと、会社の決まりを破ったからです。決まり事を守れない人は信用されません。
ただ、今後はほとんどの企業が、副業解禁に舵を切ると思いますので、就業規則も変わっていく、つまり副業を認める方向に向かうでしょう。