資金運用の仕方

子供さんの教育費を貯める期間がどの程度取れるのかわからないですが、10年以上に期間が取れるのであればつみたてNISAや投資信託を活用することをお勧めします。老後の資産形成にはもちろん活用すべきと考えます。
つみたてNISAの仕組みは「長期・積立・分散」運用です。10年以上の長期にわたり、同じ商品を毎月一定額ずつ買い続ける方法です。特に、積立運用の基本となるﾄﾞﾙコスト平均法での積立は有効です。
例えば、毎月1万円でレモンを買うとします。レモン1個100円の時に1万円分買うと100個買うことができます。1か月後、レモン1個の値段が50円に値下がったら１万円で200個買うことができます。レモンの数量は合計300個です。その１か月後、レモンの値段は下落を続け、1個20円まで値下がりました。この時は500個のレモンを買うことができます。レモンは全部で800個あります。4か月後、レモンの価格が50円まで戻りました。この時は200個買うことができます。4か月でレモンをトータル1,000個仕入れ、使ったお金は4万円です。この時点で持っているレモン全てを売却すると5万円（50円×1,000個）になります。レモンの値段は最初の100円に戻っていませんが、1万円の利益となります。これと同じ考え方を投資で利用するのです。長期で行うことで、投資する金額が増えますが、逆に少しの値上がりでも大きな利益を挙げることができます。
つみたてNISAの場合年間40万円が上限です。ネット証券を活用すれば100円かといった少額から積立を行うこともができますが、あまりの少額で行っても元手が少ない分、儲けも微々たるものです。長期・積立・分散運用で大切なことは途中出止めないこと、そして、売却するタイミングです。他にも色々ありますが、最終的に一番リスクが小さく、効率的な運用は長期・積立・分散投資になると思います。