株式投資はインデックスがやはり良い?

男性30代 tetsukixyouさん 30代/男性 解決済み

私がファイナンシャルプランナーの方に聞いてみたい「お金の貯め方・資産運用」については資産運用についてです。現在お金を増やすために色々と試行錯誤しているのですが、貯金しているだけでは銀行金利が非常に低いのでお金を増やすには全く向いていません。そこで色々な本を読んでいるのですが、結論としてインデックスファンドに投資するのがオススメという本がよく目につきます。日経平均に連動するインデックスファンドや特にオススメされていたのがアメリカのS&P500に連動するファンドがオススメされています。これらは配当金がもらえるのもうれしいのですが、今後の日本では投資は必要不可欠という意見もよく耳にします。ファイナンシャルプランナーの方は資産運用するなら何がオススメか聞いてみたいです。

2 名の専門家が回答しています

松村 勝宜 マツムラ カツノリ
分野 株式投資・NISA・投資信託・ETF・REIT
40代後半    男性

全国

2021/03/19

よく本を読まれたりして勉強されているようですね。
しかし、ご相談者さまは本当に、インデックスファンド、特にアメリカのS&P500に連動するファンドがよいと思われますか。
S&P500とは、アメリカの大型株から選ばれた500銘柄で構成される指数であり、アメリカを代表する企業全体の平均値のようなものです。
確かに、資産運用を行うには価値が増えるものに投資することが欠かせません。
価値が増えるのは「人」であり、その集合体である企業の「株式」に投資するということ自体は、間違ってはいないでしょう。
身の回りにあるさまざまなモノやサービスは、企業によって生み出されています。歴史をさかのぼれば、人々の少しでもより良い生活をしたいという欲望が原動力となって今まで経済が成長してきましたし、おそらくこれからもそうなっていくでしょう。であれば、株価は短期的には大きく上下動しますが、長期的にはその企業の価値に収れんし、価格は上昇していくはずです。
ただ、本来の投資の目的とは、財産づくりとともにより良い世の中をつくることであるはずです。
私たちの身の回りのモノやサービスの多くは、過去の誰かの投資によって生み出されていますから。
そう考えると、S&P500もそうですがインデックスファンドというもの自体が、市場平均に連動するリターンを目指して機械的に運用されているに過ぎず、望ましいとは思えない企業も多数含まれてしまっています。
モノを少しでも安く売るために過酷な条件で労働者を働かせている企業、戦争に欠かせない武器を製造する企業、環境の悪化を助長する企業、ブラック企業などにも間接的に投資することになってしまうのです。
それでもよいと思われますか。
ほかの誰かが言っているおススメ商品に惑わされずに、本業を通じて社会課題を解決し、より良い世の中づくりに欠かせない企業を丹念にリサーチして選定している、長期での投資に資する本格的なファンドを選ぶ手間を惜しんではいけません。
「インデックスファンドはコストが安く初心者におススメ」と説明されることが多いように思いますが、「価格」のみを追いかけていると、うまくいかなかったときの失望と後悔は限りなく大きいに違いありません。
あくまでも、「価値」を追いましょう。
誰かのおススメを鵜呑みにするのではなく、ご自身のアタマでお考えになって投資されることをおススメいたします。
ファンドを選ばれる際には、投資未経験者向けのセミナーをこまめに行っている会社、理念を確実に伝えるために直接販売(直販)にこだわっている会社などであれば、安心して「信じて託す」ことができるかと思います。
よほどおかしな商品でない限り、20年、30年と長く続けていれば、必ず成果が現れるはずですから。

山口 雅史 ヤマグチ マサフミ
分野 株式投資・NISA・投資信託・ETF・REIT
50代後半    男性

兵庫県 岡山県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県

2021/03/23

運用の目的によりますが、老後の資産形成など長期で運用するのであれば先進国株式もしくは世界株式の投資信託がベターだと思います。米国株式をメインい考えるのであればS&P500に連動するインデックスも選択肢に入ってきます。世界中にイノベーションを起こす可能性のある企業はたくさんありますが、中でも米国にそのような企業が多く存在することも事実です。その点では米国を代表する株価指数であるS&P500はうってつけの投資対象になります。先進国株式でも米国の比率が70%程度なので米国株式に投資しているに近い実績になると思います。個人的には世界株式投資信託が良いと考えています。米国比率の高い点は変わりませんが、中国など新興国が含まれている点は無視できないと考えるからです。先日発表されたOECD(経済協力開発機構)の2021年の世界の実質経済成長率は5.6%で前回の発表から1.4ポイント上方修正されました。2022年予想も世界経済成長率は4.0%で前回より0.3ポイント上昇しています。中国の成長率予想は2021年で7.8%、2021年で4.9%となっています。米国のそれは2020年で6.5%、2021年で4.0%と中国の成長率が高くなっています。この傾向はしばらく続くと思うので、中国を対象から外すのはもったいないと考えます。
インデックスかアクティブかという点については個人の好みの問題です。確かに、インデックス型はコストが安いためお勧めにされている感が強いと感じます。しかし、運用実績でインデックスをはるかに上回るアクティブが合ったらどうでしょう。手数料や信託報酬などのコストが3%かかったとしても過去の実績でコンスタントに10%を出しているアクティブであれば、差引き5%とインデックスより投資対象としては良いのではないかと判断できます。アクティブの中でインデックスを超える実績を出している銘柄はアクティブ全体の2~3割しかないことも事実なので、そのような銘柄を探し出す努力は必要となりますので、手っ取り早く選ぶのであればインデックスになってしまう傾向がありますが、面白いアクティブもありますので興味があれば探してみてください。

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