筆者が以前働いていた職場では、大学生のインターンを受け入れていました。懇親会(飲み会)の際に「ねえねえ、携帯電話っていつから持っていたの?」と聞いたところ「中学生のときからですよ」という衝撃的な答えが返ってきたのです。私は大学生で初めてPHSを持ったことを考えると、隔世の感を覚えました。
同時に「中学生でアルバイトして携帯代払うなんて無理だよね?今のお父さんお母さん大変だな」と、出費が増えることを本気で心配したのも事実です。今回はその時の記憶を呼び起こしつつ、家計における携帯電話代を本気で安くしたい人におすすめのサービス「モバプラ」を紹介します。
目次
中学生の75%が携帯電話を持つ時代だからこその悩みとは?
冒頭で触れた通り、今や中学生で携帯電話(スマートフォン)を持っているのは何も珍しくありません。だからこそ、家計を圧迫する1つの要因として真剣に考える必要があります。具体的なデータを用いて説明しましょう。
携帯電話代が家計を圧迫する?
最初に、中学生・高校生でスマホを持っている人はどのくらいいるのか、東京都の統計を元に考えてみましょう。東京都の発表によれば、令和元(2019)年度における中学生・高校生のスマートフォン所持率は、中学生が75.4%、高校生が92.4%でした。
出典:家庭における青少年のスマートフォン等の利用 調査結果|東京都
つまり、中学生でも高校生でも「スマートフォンを持っていない人を探す方が難しい」状態が成立しているのです。
一方で、携帯電話の利用料は年々上がり続けています。総務省の調査によれば、1年間の携帯電話の利用料(移動電話通信料)の平均は、2010年の時点では79,918円だったのに対し、2018年の時点では103,343円にまで上がっています。
つまり、1人あたり、毎月約8,600円かかっている計算になります。
携帯電話代を節約したいけどできないのはなぜ?
「4人家族で毎月3万5,000円近いって、なかなかな金額よね」と思うのも無理はありません。事実「どうにかして携帯電話代を節約できないか」と考えた人もいるはずです。
しかし、携帯電話は他のサービス・商品とは違い
- 料金プランが複雑
- 解約するタイミング次第では高額な違約金がかかる
- これまで使っていたメールアドレスが使えなくなる
- MNP(携帯番号ポータビリティ)を使う場合手数料がかかる
- MNPの手続きを行う際に引き止めに合う
- 元の携帯電話会社で貯めたポイントが失効する
など、簡単にサービス提供会社を変更することが難しかったという背景がありました。
総務省も、このことを消費者が不利益を被る重大な問題ととらえ
- MNPの手続きをWebで行う際の手数料の無料化
- 携帯電話会社によるMNP申込時の引き止めの原則禁止
- いわゆる「大手キャリア」と称される携帯電話会社への値下げの働きかけ
- 「携帯電話ポータルサイト」の開設をはじめとした、消費者への啓発・啓蒙活動
など、消費者が一方的に不利益を被らないようにするため、様々な施策を打ち出してきました。
国を挙げて取り組みを始めたこと自体はやはり評価すべきですが
ことは変わりません。
本気で家族全員の携帯電話代を圧縮したいなら、まずは具体的な行動を起こしましょう。
モバプラを使えば家族全員の携帯電話代を圧縮できる!
そこでおすすめしたいのが、携帯料金見直しシステム「モバプラ」です。
出典:モバプラ | スマホのプラン見直し「安い」だけじゃなくあなたの最適プランを
モバプラってどんなサービス?
モバプラとは、簡単にまとめると
です。
以下のURLにアクセスし、質問に答えていくと、無料かつ簡単に「今の自分に合ったプラン」を提案してくれます。
利用する際の流れですが
- 現在の契約状況を確認するために明細書を入手する
- Webページ上で必要事項を入力すると、回答が表示される
という至極簡単なものです。
実際に使ってみました!
せっかくなので、実際に使ってみることにしました。なお、筆者は現在、auの「povo」というプランを利用していますが、その前は「auフラット7プラスN+通話定額ライト」というプランを使っていました。こちらを元にシミュレーションしてみます。
実際に入手した明細書がこちらです(個人情報などは消してあります)。
なお、データ利用量は
- 2020年12月分:15.18ギガバイト
- 2021年1月分:10.21ギガバイト
- 2021年2月分:7.80ギガバイト
でした。
早速、これを元に無料診断をしてみましょう。筆者はauを使っているので、選択して先に進みます。
出典:モバプラ | スマホのプラン見直し「安い」だけじゃなくあなたの最適プランを
すると、プランの選択やパケット使用量を入力する画面が出てくるので、必要事項を入力していきましょう。利用している割引プランが選択できる場合は、それも入れてください(筆者は選択できなかったので入力していません)。
必要事項を入力したら「結果を見る」をクリックしてください。
すると、このようにシミュレーション結果が表示されます。私の場合は「IIJ mio」の「ギガプラン 20ギガ 3分かけ放題」が最適なプランとして表示されました。
モバプラのメリット
ここで、モバプラのメリットにも触れておきましょう。
明細データに基づいて診断するのでかなり正確
実際に携帯電話会社から発行される明細を元にデータを入力していき、最適なプランを表示するという仕様になっています。明細をチェックするという手間が生じるのは確かですすが、このプロセスを挟むことにより、かなり正確な分析結果が出せるのは、モバプラならではの強みです。
具体的にいくら削減できるのかはっきりわかる
また、診断結果では
- 毎月の削減金額
- 年間の削減金額
が、現在のキャリアと変更後のキャリアの比較とともに表示されます。「具体的にどれだけお得になるのか知りたい」という人には、この上ないほどわかりやすい仕様でしょう。
将来的にはセット割、家族割にも対応する予定
現在発表されているモバプラは無料版であり
- 1台ずつの診断しかできず、家族割には対応していない
- 通話オプション以外のオプションは計算対象外
など、機能に制限があるのも事実です。
しかし、現在はさらに機能が充実したファイナンシャル・プランナー向けの有料ツールとしてモバプラProの開発を進めているとのことです。
モバプラProであれば
- 複数回線の診断が可能
- 3位までの会社を診断結果で表示可能
- 診断結果をPDFで出力可能
- MNP(モバイルナンバーポータビリティ)の手順、SIMロックに関する手順を表示可能
など、無料版であるモバプラよりも、さらに機能が拡充し「携帯電話の料金プランを見直した場合の節約効果」がより正確に相談できるようになります。
出典:モバプラ | スマホのプラン見直し「安い」だけじゃなくあなたの最適プランを
開発担当の方に話を伺いました!
使いこなすことで、家計の節約に大きく役立ちそうなモバプラ。そのプロジェクト担当の菊地様にお話を伺うことができました。コメントをご紹介いたします!
「携帯電話の見直しをする」というと、多くの方が今お使いのキャリアの店舗に足を運ばれると思います。しかし、そこで提案されるプランは、やはり同じ会社のものでしかないため、ご自身にとって妥当なのか、検証が難しいのが事実です。
私たちは、この状況を是正したいという思いでモバプラを開発してまいりました。
現在は無料版のみの提供ですが、将来的には有料版も提供する予定です。対応回線数が複数になったり、診断結果が3位まで表示されたりと
さらに細かいシミュレーションが可能となります。
より、お客様の実態に即したご提案ができるようになるので、独立系のファイナンシャル・プランナーの方にも是非お使いいただきたく思います。
モバプラはご縁があった皆様がハッピーになるサービスを目指しておりますので、よろしくお願い致します!
菊地様、ありがとうございました。
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