2021/03/17

アルバイトの掛け持ちと起業どっちがいいですか?いい

女性40代 pucchi_26さん 40代/女性 解決済み

子供が生まれてからは正社員をやめ、アルバイトで生活費の足しを稼いでいます。
ただ子供が大きくなるに連れ、食費や生活費、習い事のお金など出費がかさむようになりましたので、仕事を増やしたいと考えています。
今勤めているアルバイト先では、会社の性質上これ以上シフトを増やしていただくことが出来ません。
夫にはアルバイトの掛け持ちを勧められましたが、私は自分で仕事を始められたらと思っています。
昔からお菓子作りが趣味で、それを売ってお金を得られたらと思っています。
店舗は空き家を持っていますので、そこを利用するつもりです。
それでも準備資金は色々とかかるだろうと覚悟はしていますが、細く長く続けられるならお金をかける価値はあると思っています。
無難にアルバイトを増やすか、起業か。
どちらがいい教えて下さい。

1 名の専門家が回答しています

佐藤 元宣 サトウ  モトノブ
分野 起業・独立
40代前半    男性

全国

2021/03/20

質問内容を一通り確認させていただき、回答者が率直に感じたことも含めて回答をしていきます。

はじめに、質問者様は、家計の支出が多くなってきていることから、今後、収入を増加させていきたいことが質問から確認できます。

この時、大まかで結構ですので、「どのくらいの収入を増加させることが望ましいのか」、「家計の支出の中で今よりも削減できるものはないのか」の2点はあらかじめ考えておく必要があります。

仮に、アルバイトを掛け持ちすることで問題が解決できるくらいの収入金額で済むのであれば、率直なところ、起業をするリスクを負わなくても済むのではないかと感じています。

以下、回答者個人が質問内容を踏まえた質問者様の起業リスクをお伝えさせていただきます。
(気を悪くせずに、現実問題としてご理解いただき、ご主人と話し合っていただくことをおすすめ致します)


1.質問者様の場合、起業はマイナスからのスタートになることが予測される


質問者様は、お菓子を製造・販売する起業を検討されているようですが、これらを始めるにあたり、質問者様もご理解いただけておりますように準備資金が必要になります。

この準備資金をどのようにして捻出するのか?がまずは課題になります。

資金捻出方法には、自己資金または借入が考えられ、いずれの方法であったとしても、起業準備にはそれなりの資金支出が伴うことになります。

そのため、質問者様の場合、起業はマイナスからのスタートになることが予測されます。

質問には、「子供が大きくなるに連れ、食費や生活費、習い事のお金など出費がかさむようになりましたので、仕事を増やしたいと考えています」とあり、できる限り早い時点で収入が増加する流れを構築したいことが読み取れます。

しかしながら、起業して準備資金にお金を支出することは、マイナスからのスタートになるため、今以上に厳しい生活を余儀なくされるリスクが伴うことをご理解いただく必要があるでしょう。


2.趣味と事業(ビジネス)は全く別物


趣味や好きなことをビジネスにできることは、とても人生が充実するものであると思います。

ただ、現実問題として趣味と事業(ビジネス)は全く別物です。

質問者様が製造・販売したお菓子を購入するのはお客様であり、お金を支払ってでも質問者様が製造・販売したお菓子を購入したいのかどうかをあらかじめ考えておかなければなりません。(リピーターが少ない場合の次の一手を考えておくなど)

また、1日や1ヶ月といった期間で、どのくらいのお菓子を製造・販売することで利益が得られるのか、損失になるのかといった「損益分岐点」も把握しておく必要があるでしょう。

一般に、新たな飲食店や菓子店は、多くの人にとって興味があり、一度は訪れてみようと感じる人も多いと思われます。

そのため、開業からしばらくは売上増加が期待できるのではと感じています。

その一方で、リピーターのお客様がどのくらい定着してくれるのかは予測がつけにくく、お客様がお金を支払ってでもまた来たいと思っていただけなければ次はないということです。

質問には「細く長く続けられるならお金をかける価値はあると思っています」とあるのですが、これは、質問者様が製造・販売したお菓子を購入したお客様の反応・評価で大きく変わることになります。

細く長く事業を継続するためには、新規顧客・リピーターの顧客が常にいなければならず、質問者様が製造・販売するお菓子には、他店と比べてどのような良い特徴があるのかも明確にしておきたいものです。


おわりに


起業すること自体は簡単ですが、事業を継続していくためには、経営者の強い意志や商品の強み、お客様に喜んでいただけることなど、目に見えづらい部分が大きく関係すると思います。(回答者自身も個人事業を営んでいてとても強く感じています)

起業リスクなども踏まえますと、最初から思い描いたような結果につながるとは限りませんが、その覚悟も承知の上で起業するのであれば、それもよろしいのではないかと思います。

一方で、気持ちが揺らぎ自信がないのであれば、アルバイトの掛け持ちや、すき間の時間を活用したクラウドソーシングで収入を得る方法を考えるのが無難と言えそうです。

お菓子作りが趣味であれば、この趣味を活かしたクラウドソーシングでの仕事も数多くあると思われ、探してみる価値は十分にあるのではないかと感じています。

起業リスクは、時としてご自身だけでなく、家族にも影響を与えることがあるため、このリスクを再度確認し、今後についてご主人とじっくりと話し合ってみるのが望ましいと考えます。

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