節税の種類や方法について

女性20代 hajamb300さん 20代/女性 解決済み

私は20代後半、育児休暇取得中です。旦那さんは30代後半で会社員をしています。0歳の子どもが1人いますが、将来的にはもう1人2.3年後に欲しいと考えています。私の年収が300万円程度、旦那さんの年収が500万円程度です。これから育児をしていくことになり、お金が多くかかってくると思っています。また、住居は戸建て住宅で土地も所有しています。車は乗用車を1台所有しています。土地の税金、建物の税金、車の税金など、1年間にかなり多くの税金を払っている気がしますが、このライフスタイルで節税できる部分はありますか?また、ふるさと納税も節税になると聞き、気になっていますがシステムが複雑なようで手を出せません。ふるさと納税について分かりやすく説明してほしいです。

1 名の専門家が回答しています

佐藤 元宣 サトウ  モトノブ
分野 税金・公的手当・給付金・補助金・助成金
40代前半    男性

全国

2021/03/25

質問内容を一通り確認させていただき、質問全体より質問者様世帯のライフスタイルで節税できそうと感じている部分について回答をさせていただきます。

なお、回答時点におきまして、質問者様世帯の詳細な収入状況などがわからないことから、あくまでも「予測=可能性」とご理解いただき、可能であれば、詳細な情報を提供いただき正式な判断をしてもらうのが望ましいでしょう。



1.配偶者控除または配偶者特別控除の適用について



質問にある夫婦の年収を考慮しますと、夫婦共働きである質問者様世帯の場合、一般的には配偶者控除または配偶者特別控除の適用は受けられません。

ただし、質問者様は、子供を出産したことによって、産前産後休暇および育児休業を取得していることが予測でき、「子供を出産した年」および「育児休業が明ける年」につきましては、ご主人が質問者様を控除対象配偶者として、配偶者控除または配偶者特別控除の適用を受けられる可能性があります。

この理由は、産前産後休暇を取得したことによって要件を満たした人に支給される「出産手当金」や雇用保険から給付される「育児休業給付金」は、いずれも所得税法上、非課税所得だからです。

つまり、質問者様の税金計算をする際、上記のお金をもらったとしても、収入に含めて計算をする必要がないため、配偶者控除または配偶者特別控除の適用をしやすくなります。

仮に、上記控除が適用できる場合、所得税および住民税の節税につながるため、こちらにつきましては、再確認されてみることをおすすめします。(回答者の実務経験上、極めて多い事例)



2.医療費控除の適用について



子供を出産した年は、医療費が普段に比べてかさむことが多いため、医療費控除の適用を受けられる可能性が高い特徴があります。

そのため、子供を出産した年の1月1日から12月31日までの1年間で医療費がどのくらいかかったのかを把握し確認することで、場合によっては、医療費控除が適用でき、これによって節税につながる可能性がございます。

なお、医療費控除の適用を受けるためには確定申告が必要になるのですが、同控除の適用の有無や節税効果を判定するためには、医療費の総額や夫婦の収入状況を源泉徴収票で確認する必要があります。



3.ふるさと納税について



ふるさと納税は、ご自身が選んだ地方自治体に対して寄附をすることによって、返礼品をもらいながら節税につながる制度のことを言います。

ただし、質問者様の場合、戸建て住宅を所有していることが質問から確認でき、仮に、住宅ローンを組んで住宅ローン控除の適用を受けている場合、必ずしも節税になるとは限らないため、精査・確認が必要であると言えます。

なお、ふるさと納税を行うことで、寄附をした金額から一定の計算式にあてはめて計算した金額は「寄附金控除」として所得控除の対象になりますが、こちらは確定申告をしなければ適用を受けることができません。

ちなみに、「ワンストップ特例制度」を申請することで、確定申告をしなくても住民税の軽減を受けられる制度もあるのですが、こちらの制度を活用すると所得税の還付を受けることはできません。(確定申告をしてもワンストップ特例を申請しても節税効果は基本的に同じ)

こちらは余談ですが、「とある、ふるさと納税のサイト」を見た際、実際に寄附をした時の節税効果が、率直に首をかしげたくなるようなものであり、本当に注意が必要だと感じました。



おわりに



今回の質問者様の場合、一通りの精査・確認をすることで何かしらの節税対策を図れる可能性は大いにあると思われます。

ちなみに、あくまでも個人的な主観となるのですが、質問者様のような世代の場合、将来の老後資金について懸念されている人も多く見受けられています。

そのため、老後資金について懸念があるのであれば、ふるさと納税よりも「iDeCo(個人型確定拠出年金)」にお金を拠出した方が、長い目で見たとき、自分たちのためになると考えます。

また、iDeCo(個人型確定拠出年金)の掛金は、質問者様が望んでおられる節税になるため、実際の金額によっては、ふるさと納税よりも節税対策につながるものと推測されます。

いずれにしましても、税務に詳しいFPなどの協力を得ながら今後の節税対策についてお聞きになることは、質問者様世帯にとってプラスに働くことは確かと言えそうです。

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

不動産収入の所得税に関する質問

30代の一般会社員です。年収は不動産収入を合わせた税込年収で600万程度(給与がインセンティブなので変動あり、最大での数字です)夫婦二人暮らしの子供無しです。質問は不動産収入の節税に関してですが、2階建住居の1階部をテナントとして貸しています。年間240万の家賃収入があり、確定申告を自身で行っております。不動産所得税を抑えるための節税方法が何か有れば伺いたいと思っています。費用を計上したいと思うのですが、修繕費や固定資産税の他にどういったものが費用として計上できるのか知りたいです。また、不動産収入は毎年定額で入るのですが給与がインセンティブで少ない年があり、収入の安定が図れません。副業を考えているのですがお勧めの副業など有りましたら伺いたいです。

男性40代前半 fjmmj972さん 40代前半/男性 解決済み
舘野 光広 1名が回答

確定申告のやり方が分かりません

扶養の範囲内で働いておりますが103万円を超えた場合、確定申告は必要でしょうか?また年内に退職した場合は自分で確定申告をする必要があるのでしょうか?確定申告が必要ではない場合はどのような手続きが必要になってくるのでしょうか?また確定申告の手続きはいつからいつまででしょうか?初めてて簡単にできる方法は窓口の方が良いでしょうか?また夫の扶養者控除は受けれなくなるのでしょうか?段階的に扶養者控除が受けれるという事もあるようですが、仮に108万円収入があった場合は103万円と比較してどのくらい収入面で違いがあるのでしょうか?税金がかからないで、いくら以上収入があった場合、103万円より多く収入を得られるのでしょうか?不要の範囲内で働きながらパートをする場合、1番税金を抑える働き方もぜひ教えていただきたいです。

女性40代後半 kkmm1さん 40代後半/女性 解決済み
松山 智彦 1名が回答

ふるさと納税について

税金の賢い運用の仕方として、よくふるさと納税が取り上げられています。周りにも何人もの人が「ふるさと納税で〇〇を頼んだ。」「ふるさと納税で〇〇をもらった。」と話している人がいます。私は今までふるさと納税をやったことがないので、何かとお得なのかよくわかりません。税金を支払うという行為を自ら積極的にしているのに、なぜ、どんなメリットがあるのでしょうか?トータルで考えると一体どれくらいの得をするのでしょうか。ふるさと納税をした場合としていない場合でどのくらいの差が生まれるのでしょうか。また、ふるさと納税を注文した品物をもらった後で、どのような手続きが必要なのでしょうか?税金のことをよくわかっていない素人でもできるものなどでしょうか教えてください。

女性40代前半 minimanamiさん 40代前半/女性 解決済み
佐藤 元宣 1名が回答

いくら稼いだら確定申告をするのか

自分は学生なので、アルバイトしかしていないのですが、アルバイトをかけもちしていて、なんとなく103万稼いだら確定申告をしないといけないというのはわかるのですが、詳しくは全然わかりません。また、治験のバイトをしようと思い、いろいろとインターネットで探してみたら、仕事をしている人は20万稼いだら確定申告をしないといけなくて、仕事をしていない人は30万ちょっとで確定申告をしないといけないと書いてあって、それもよくわかりませんでした。また、学生でアルバイトをしている人は、仕事をしている人に含まれるのか含まれないのかもわからないです。また、メルカリなどもしていて、メルカリは、もともと自分のものを売っているだけだから確定申告は必要ないと聞いたことがあるのですが、それもわからないです。

男性20代前半 draryuyaさん 20代前半/男性 解決済み
佐藤 元宣 1名が回答

副業でやっている収入の確定申告の仕方がわからない

私は、会社員で仕事をしているのですが、副業でインターネットを通じて仕事をしています。会社員での収入は、会社の方で確定申告をしてくれるのですが、副業での収入はどのように確定申告をすればよいのかわかりません。会社の方で、副業の収入について源泉徴収書を提示して、会社に頼めばよいのか、それとも自分で確定申告をすればよいのか悩んでいます。また、会社の方にお願いする場合でも、自分で確定申告をする場合でもどのようなものを用意しておくのがいいのかということもわかりません。さらに、副業の場合、年収がどれくらいならば、確定申告が必要になってくるのかということも知りたいです。そして、副業を自分で申告をした場合、会社にその副業についてばれるのかも知りたいと思っています。

男性30代前半 penko30さん 30代前半/男性 解決済み
小松 康之 1名が回答