ローンを先に繰り上げ返済するか、投資に回して増やして行くべきか迷っています

女性40代 gitさん 40代/女性 解決済み

35歳主婦です。世帯年収は600万ほどで、毎月5万円ほど貯金にまわせています。現在は銀行の普通預金に預けていますが、今後どの様に運用していけば良いか迷っています。

貯蓄は800万円ほどで、住宅ローン1500万、奨学金の返済が300万あります。

ローンを先に繰り上げ返済していくべきか、投資に回して増やして行くべきか、どの様な優先順位で考えたらよいでしょうか。
ご回答頂けるとありがたいです。

ちなみに、住宅ローンはのこりあと30年で1.5%の金利で、奨学金は無利子であと10年あります。

2 名の専門家が回答しています

山本 昌義 ヤマモト マサヨシ
分野 お金の貯め方全般
40代前半    男性

全国

2021/03/30

こんにちは、婚活FP山本です。まずはご質問の前に、今後のお金の基本についてお伝えします。まず将来的に必要なお金の代表格は老後資金です。先般、老後資金2000万円問題が騒がれましたが、実際には一般的に倍の4000万円程度が必要になります。これを60歳までの約25年で準備するとすれば一年あたり160万円、月々13万円ほど貯金が必要です。一方、その手前で必要かつ大事なお金に「教育費」が挙げられます。これは進学とともに上がり、22年総額平均で1400万円ほど必要です。22年で平均的に準備するなら一年あたり約64万円、月々5万円ほど貯金が必要になります。まずはこの2点について、しっかり知っておきましょう。

そのうえで、ご質問についてお伝えします。結論からいえば、優先的に考えるべきは繰り上げ返済でも投資でもなく、教育費です。仮にお子様が2人いるなら、それだけで今後も含めた貯金全額がなくなる可能性があります。一方、繰り上げ返済と投資を考えるなら、一概にはいえないものの理屈のうえでは、ローンの金利より運用利率のほうが高い可能性が高いので、投資を優先すべきです。ちなみに、仮に5%の運用益を狙えば一年あたり約84万円、月7万円ほどで60歳時に4000万円を準備できる計算になります。まずは教育費のための貯金を優先し、そのうえで老後資金のための投資ができるよう努めていきましょう。

少し補足させて頂きます。貯金の全額を投資に回すのは非現実的なため、仮に既存貯金の全額を教育費に回すなら、どうしても月10万円ほどは収入アップが必要です。これを実現するための方法として、できれば優先的に「あなた様が就職」することをおすすめします。就職すれば目先の貯金だけでなく将来的な年金も増やせるので、かなりお得です。また「夫婦で副業」をするのも一つの手段といえます。副業はせいぜい月5万円も稼げれば良いほうですが、夫婦でやれば上記の10万円達成が可能かもしれません。そもそも収入や貯金が足りない可能性が高いので、今後は収入を上げることも考えていきましょう。

齋藤 岳志 サイトウ タケシ
分野 お金の貯め方全般
40代後半    男性

東京都 神奈川県

2021/03/30

git様、はじめまして。ケセラセラ横浜の齋藤岳志と申します。
ご質問、拝読させて頂きました。

繰上返済をされるか、資産運用に回すのか、悩まれる方は多いので
お気持ちお察しいたします。

住宅ローンや奨学金の返済も進められながら、貯蓄も堅実になされている
ご様子がうかがえるので、すごくいい流れではないか、と感じます。

最初に、私なりの考えをお伝えさせて頂きますと、住宅ローンで税金の控除を
受けられていらっしゃるのであれば、住宅ローン控除が終わるまでの期間は
繰上返済よりも資産運用に回していかれるのが良いのではないか、と思います。
ローンも1.5%の比較的低金利ですし、奨学金のご返済も無利息と言うことなので。

また、住宅ローンの繰上返済に関しても、資産運用的な視点で考えることが
できる点を、お伝えさせて頂きます。

住宅ローンを借りられた時の「借入金額」と「借入年数」そして「毎月の返済金額」
が分かっていないので、おおよその数字でお伝えさせて下さい。

仮に、当初の借入金額が2,000万円、1.5%、35年返済だったとすると、
毎月の返済金額は、約62,000円になります。
毎月の100万円当たりの返済金額は約3,100円になります(62,000円÷20)
年間にすると3,100円×12ヶ月で「約37,200円」です。

ここで、繰上返済をする際の方法に「期間短縮型」と「返済額軽減型」が
あるのですが、「返済額軽減型」を取り入れたとします。
ローンの借入年数は変わらないのですが、毎月の返済金額を下げるという
繰上返済の方法です。

この返済額軽減型を取り入れた場合、100万円繰上返済することで、
年間の返済金額は、先ほどお伝えした「約37,200円」減ることになります。
37,200円減る=37,200円手元に残すことができる、と考えて、この
37,200円を100万円返済に充てたことによる「利息」と考えると、
100万円で年間リターンが37,200円、約3.7%の運用ができたことと
同じ効果を得ることができたイメージになります。

上記例を踏まえて考えた場合、資産運用に取り組まれて、
年3.7%以上のリターンが見込めそうであれば投資を行う。
堅実に3.7%のリターンを狙いたければ、繰上返済を行う。

こんな視点で、繰上返済か資産運用に回すのか、考えてみて
頂くのも、1つの考え方かと思いますので、もしよかったら
検討されてみて下さい。

以上、ご参考になれば幸いです。

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