2021/04/02

貯蓄型保険と掛け捨て保険

女性40代 march_oさん 40代/女性 解決済み

夫も私も、生命保険と医療保険に加入しています。CMではさかんに「掛け捨てではありません!」と宣伝しているものがありますが、逆に保険特集を斜め読みすると「貯蓄型保険はやめなさい!」など書かれています。結局我が家は、どっちのタイプの保険にも入っているのですが、なんとなくすすめられるまま入ったという感じです。貯蓄型保険のほうは、60歳からまとまった金額が入ってくるようになっているので、内容としてはまぁまぁ納得しているのですが…。貯蓄型、掛け捨てのメリットデメリットをもう一度しっかり教えていただきたいのと、それぞれむいている保険内容、そして掛け捨ての目安の金額などが知りたいです。夫婦ともに30代の共働き、こどもは3歳です。

1 名の専門家が回答しています

松村 勝宜 マツムラ カツノリ
分野 保険全般
50代前半    男性

全国

2021/04/02

保険で貯蓄を考えるには、デメリットが大きすぎます。
あえてメリットを挙げるとすれば、毎月勝手に口座から引き落とされるため確実に貯めていくことができるということかもしれませんが、それならわざわざ保険商品を使わなくてもよいはずです。
現在ご加入中の、60歳からまとまった金額が入ってくるという商品にも、納得してはいけません。
リスクが高すぎます。
今から20年以上も先に受け取る金額を現時点で確定させてしまうと、インフレ(モノやサービスの価格が上がること)になったときには実質的に目減りしてしまう恐れがあるからです。

またそれよりも、その商品に限ったことではありませんが、保険商品であること自体、貯蓄型であれ掛け捨てであれ大きなコストを加入者が負担させられていることに注意が必要です。
インフレに負けにくい商品がよいと思って変額年金保険などを選択してしまえば、さらにおかしなことになるでしょう。
そもそも、保険というカテゴリーだけでメリットデメリットを考えようとしては、合理的な選択ができなくなります。
保険は、保険でしか備えることができないリスクに対してのみ、必要最低限で加入するべきものです。
逆に預貯金等で備えることができるリスクには、保険会社に保険料を支払うのではなく、その分をご自身の口座にコツコツと積み立てて備えることが合理的です。

ご相談者さまのご家族構成をふまえると、一般的には収入保障保険一択でよいのではないかと思います。
被保険者に万一があった場合、例えば月額10万円というように、あらかじめ決めておいた保険期間まで年金形式で保険金を受け取ることができる、掛け捨ての保険です。
仮にこの金額を20年間受け取れば、合計2,400万円(10万円×12か月×20年)になります。
ご加入後、万一のことが早く起こってしまえば合計の受取額が多くなり、後になればなるほど少なくなっていきます。
残されたご家族に必要な保障額は年月の経過とともに少なくなっていくはずですから、合理的な商品設計であるといえます。
例えば残されたご家族の生活費が月40万円で、遺族年金と働いた収入を合わせて30万円が確保できるなら、上記の月額10万円というのが適切な保険金額となりそうです。
共働きでいらっしゃいますので、ご夫婦それぞれが加入されても、保険料は毎月数千円程度に収まるでしょう。
浮いた保険料は、ご自身の口座にコツコツと積み立てて(できれば投資されることをお勧めします)、さまざまなリスクに備えてください。

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