老後の年金と個人年金

男性40代 nanohana_hifさん 40代/男性 解決済み

現在、40代男性です。日本国の財政は厳しい状況の一途をたどっておりますが、老後の年金はいくらくらいもらえるのでしょうか。
年金制度自体、破綻はしないのでしょうか。
私自身は、将来的には年金制度は破綻すると考えております。
個人年金制度にも興味がありますが、どのような商品があるのかまでは、わかりません。
老後に備えて、個人年金に加入したほうが良いのでしょうか。
また個人年金に加入する場合、ひと月当たりどのくらいの掛け金が必要で、将来的に受け取ることができる年金額は、どのくらいを想定して契約を結べばよいのでしょうか。
さらに、老後に備えたライフプランに、総合的にアドバイスしてくれるところはあるのでしょうか。
ご教示いただければ、幸いです。

1 名の専門家が回答しています

山口 雅史 ヤマグチ マサフミ
分野 老後のお金全般
50代後半    男性

兵庫県 岡山県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県

2021/04/15

 まず、出発点として「年金制度が破綻するか否か」ですが、結論から言うと、公的年金や厚生年金制度が破綻することはありません。年金の破綻をどのようにイメージしているかにもよりますが、多くの人は、「年金」という自分が支払った年金保険料をプールしておくところがあって、そこに入って積み立てているお金が無くなってしまい、年金が受け取れなくなるといったイメージではないでしょうか。しかし、日本の年金制度は「賦課方式」と言って、現役世代が保険料を支払い、その保険料で高齢者が受け取る年金を賄う仕組みです。この方式をとり続ける限り、保険料を支払う現役世代がゼロにならない限り制度破綻は起きません。一方で制度そのものが時代にそぐわなくなっていることも事実です。少子高齢化の影響で現役世代より高齢者の増加率の方が大きく、2018年時点では2.1人の現役世代で1人の高齢者を支えている形です。そして2065年には1.3人の現役世代で1人を支えることになります。
この仕組みが分かると、答えは簡単です。破綻はないが、年金のもらえる額は減り、現役世代が負担する保険料は上がっていくことになります。計算上では現在の5~6割程度になるとされています。

 個人年金は個人で支払った保険料を保険会社が運用し、契約時に約束した年齢になると運用実績に応じて年金と同じく支払うという形の保険です。公的人金の補完として一時期人気がありました。しかし、現在は世界的な低金利で運用が低迷し、運用実績が伴わないため人気が大きくなくなっています。20年間かけて雀の涙ほどしか増えないのが実情です。ネットやSNSでiDeCoやつみたてNISAという言葉を聞いたことがあると思いますが、これらの制度が取り上げられている背景には個人年金が不人気になっていることがあります。個人的な意見になりますが、個人年金をするのであれば、iDeCoやつみたてNISAをする方が良いと思います。

 これらの制度についての説明は割愛させていただきますが、このサイトのように様々なお金に関する疑問に答えてくれるものは増えています。一部のネットやSNSではフェイクニュースや注目を集めるために誇大な説明をしているものも見受けられますが、色々検索して、信用・信頼のおけるサイトなどを通じて専門家に相談することもできますので、活用してみてはいかがでしょうか。

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

自身の生活費について

老後に2000万必要だと言われているがどこからそのお金を抽出すればいいのでしょうか。現在は年金や税金を納めていますが、定年後本当にその年金がもらえる保証もなくただただ漠然と老後に対して不安を抱えています。両親の家もありますが、両親が亡くなる前に現在の家を売って手元にお金を残したいが両親はそれを聞き入れてくれません。私たち子供たちは年々、土地の価値は下がっていくと考えており、今現在家に住んでいないのであれば固定資産税などを支払うだけ無駄なお金が発生していくし、両親が亡くなるまでこの家を取っておくと、亡くなってから相続手続きなどで手間とお金が掛かると考えています。そうした老後のためにお金を取っておくことを考えるとどのようにして貯金、お金の回し方をして探していくのがベストなのかが知りたいです。

女性30代前半 h0ra1さん 30代前半/女性 解決済み
小林 恵 1名が回答

老後の生活資金、

今、私はしばらくは専業主婦をしています。子供が発達障害ということがわかって支援することで働く余裕がなくなっています。このまましばらく仕事ができないとなると、貯金もろくにできません。それでも、お金は必要なのでどんどんなくなっていきます。今はとても老後資金をためるなんて、考えれないし、できていません。でも老後となると、自分たちの生活資金はもちろん、もしかしたら、病気にもなるかもしれない、もし孫ができたら、節目節目にお金がかかっていしまいます。お祝いしてあげたいし、手助けしてやりたい、果たしてそんな余裕があるのか、不安っでいっぱいです。年金のことも知識があまりありません。漠然としたふあんだけで、何もわかっていないというのがとても怖いです。

女性30代後半 miku.m39さん 30代後半/女性 解決済み
吉野 裕一 1名が回答

これからの5年間で、老後資金の不安を少しでも解消したい。

 ことし遂に夫婦揃って還暦を迎え、老後について考える機会が増えました。私はフリーライター、妻はパートで、贅沢さえしなければ生活に困らない程度の収入は確保できていますが、預貯金に回す余裕はありません。最近になってお互い病気がちなこともあって、仕事を続けるのは65歳迄と決めています。ただ、大きな問題は老後資金が心もとないことです。預貯金は1,000万円程、65歳から受給できる年金は二人合わせて14万円くらいで、これでは安心した老後を送れるとは思えません。 これから5年間で、何か手を打たなければと焦っています。投資も考えていますが、まったくの初心者で、なかなか最初の一歩が踏み出せません。また、最近よく耳にする家を売却しても住み続けられるリースバックに興味を持っていますが、リスクの有無など仕組みが分かりません。プロのアドバイスをお願いします。

男性60代前半 hirohiroさん 60代前半/男性 解決済み
古戸 賢一 1名が回答

老化で判断力が鈍る前に・・・

わたしの悩みは所有している不動産についてです。年を取って判断力が鈍ってから不動産を処分するより判断力があるうちに処分したいと思っています。しかし、現在は建物を貸しているため家賃収入があるのです。家賃収入と言ってもたった9万円ですが・・・。火災保険料や固定資産税など必要経費を除くと残りはわずか。角地で場所は良いため更地にして売ればそこそこラクできるんじゃないかと考えています。長生きできる時代になっても人間いつどうなるか分かりませんから大きなモノは元気なうちに手放して子供に気苦労や負担をかけたくないと考えています。ただ、いまはまだそのタイミングがつかめないのです。年を取ったらできるだけ身の回りをスッキリさせておくことが大事だとよく聞きますからね・・・。それとも不動産の場合は価値の上がり下がりがあるから手放すに当たってはその辺を見極めた方が良いのでしょうか?

女性40代前半 tomo_06さん 40代前半/女性 解決済み
五十嵐 秀司 1名が回答

独身の場合老後資金はどう貯める?

未だに独身で将来は一人で生きていくしかないと感じていていつか自分が老人になった時には年金もろくにもらえないだろうと思っているので将来のことを考えるととても不安に感じて怖くなります。最近はコロナウイルスが蔓延して経済もガタガタになって先が見通せない状態だったりいつこのような感染症や大規模災害などで社会がダメージを受けるかわからない時代で寿命が延びて定年も長くなっているのでいつまで働かないといけないのか、収入が低いので日々の生活でいっぱいいっぱいなので貯金も満足いくほどできていません.独身の人は老後資金はどのように確保してどのくらいあれば安心できるのでしょうか。一人なので歳をとるほど病気になりやすかったり介護問題など様々なことで不安しかありません。普通に銀行に預金するのではなく何かいい方法があったりするのでしょうか?

女性40代前半 gohaさん 40代前半/女性 解決済み
植田 英三郎 1名が回答