今後の貯金、また学資保険等の活用について

女性30代 めいこ715さん 30代/女性 解決済み

関東在住の30代主婦です。
以前は病院勤めをしていましたが、出産後は専業主婦をしています。
夫は30代後半です。年収は400万円程度でムラがあります。また今後転職する可能性があります。
子供は1歳児が1人おります。
現在新築で一戸建てを建てており、3500万程度のローンが始まります。
家の頭金や、私の奨学金の返済等により貯金は100万円程度しかありません。
現在保険でドル建てをしており、月々5万強保険料でなくなっています。
今学資保険の率がよくないとのことで、まだ加入はしていません。今後可能であればもう1人子供をと考えています。
子供の学資保険は加入せず、私たちと同様の保険に加入した方が効率よく貯めらるのでしょうか?

1 名の専門家が回答しています

松村 勝宜 マツムラ カツノリ
分野 貯金・預金・定期預金・外貨預金・積立
50代前半    男性

全国

2021/03/09

収入が不安定で、貯蓄も限られ、これから住宅ローンの返済も始まるとのこと。お金の不安を解消するために、ご自身なりにあれこれ悩みながら、一所懸命考えておられるご様子が目に浮かびます。
しかし、強い不安のためか合理的とはいえない選択をなさっておられますので、見直しの余地が大きいようです。
「私たちと同様の保険」というのは、月々5万円強の保険料を支払っておられるドル建ての保険ということでしょうか。

であれば、この保険商品は効率が悪いだけでなく、リスクが大き過ぎます。現在ご加入中の保険も、できるだけ早く解約されることをおすすめいたします。
そもそも、民間保険会社の商品には、大きなコストがかかっています。それを加入者がすべて負担しているのです。特に、「保険」と「貯蓄」を一緒にしてしまうと、保険会社にとってはコストを紛れ込ませやすくなるため、物凄く割高な商品が出来上がってしまいます。
さらに、本来着実にお金を貯めていくことを目的とされているにもかかわらず、為替(かわせ)の影響を受ける商品を選択されるのはギャンブルと同じです。
つまり今後円安方向に動けば(例えば、1ドル100円が、120円になること)トクするのですが、円高になれば損失をこうむります。
そもそも為替とは、通貨の交換比率を表しているに過ぎません。相対的なものなのです。つまり、円の価値がどんなに下がって安くなったとしても、ドルの価値がそれ以上に下がれば、相対的に円高になってしまうのです。
日本の借金は膨張を続けていることもあり、円の価値は下がり続けるように思われるかもしれませんが、為替の決定要因はそんなに単純なものではなく、専門家でも予想は困難です。言ってしまえば、為替の予想はコイン投げのようなもの。同じくらいの確率で円安にも円高にも振れるため、コストの分だけ損することが高いのです。

そのような意味で外貨建ての保険には加入するべきでないのですが、小さなお子さまがいらっしゃいますので、ご主人に万一があったときに備える保険は必要だと思われます。「定期保険」またはその一種である「収入保障保険」という掛け捨ての保険に必要最低限加入された上で、ご加入中のドル建ての保険をできる限り早く解約されることをおススメいたします。
また、学資保険に関しましても同様に、「保険」と「貯蓄」が一緒になった割高な商品です。たとえ利率が高くなったとしても、コストパフォーマンスが悪すぎます。
さらに、学資保険には将来のインフレにより実質は目減りしてしまうかもしれないという大きなリスクがあることも認識しておかなければなりません。
インフレとは、世の中のモノやサービスの値段が上がり、お金の価値が下がるという現象のことです。極論かもしれませんが、今は100円で買えるペットボトルの値段が十数年後に千円になる世の中になったとしたら(物価は10倍)、学資保険で十数年後に百万円を貯めたとしても、そのとき実質的には今の十万円程度の価値しかなくなってしまいます。学資保険に限らず、個人年金保険などについても同じことがいえるのですが、将来の受け取り額を今の時点で確定してしまうことは、このようにもしインフレが起こった場合に対応できないためリスクが大きいと考えます。

ではどうすればよいのかということですが、インフレリスクに対応するためにも、資産に株式を少しずつでも加えていくことが最善であると考えます。できれば少しだけ勉強して、投資を実践してみてください。「投資信託(ファンド)」という普通の生活者の資産形成に最適な金融商品があり、これを活用することをおススメします。
具体的には、株式を主な投資対象としたファンドを一つ選び、例えば毎月3万円、というようにコツコツと積み立てていくだけです。
私たちの身の回りにある様々なモノやサービスは、企業によって生み出されたものです。歴史をさかのぼれば、人々の少しでもより良い生活をしたいという欲望が原動力となって今まで経済が成長してきましたし、おそらくこれからもそうなっていくでしょう。であれば、株価は短期的には大きく上下動しますが、長期的にはその企業の価値に収れんしていくはずです。この点が、上がるか下がるかのギャンブルでしかない為替との大きな違いなのです。

ですから、少額ずつ時間を分散させながら株式にコツコツ投資していくという手法こそ、高い再現可能性をもって着実な資産形成を行うための近道です。
本業を通じて社会課題を解決し、より良い世の中づくりに欠かせない企業を丹念にリサーチして投資先企業を選定している、長期での投資に資する本格的なファンドを選ぶ手間さえ惜しまなければ、何も心配することなく、時間を味方につけていずれ大きな資産となっているでしょう。
大事なお金を保険会社に預けてしまうのではなく、このようにして着実に資産形成を行いながら、お金が必要なときに必要な分だけ取り崩し、残りはそのまま世の中の経済成長に乗せておくことが、老後までお金の不安なく暮らしてていくための最適解であると考えています。

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