主ながん保険の支払い基準について教えて下さい。

女性40代 Tulip10さん 40代/女性 解決済み

現在、自宅で過ごしております40歳代の主婦です。私は約20年にわたり、最低限の金額内容で掛け捨ての傷害保険と終身保険のみ加入しています。保険に加入していたことで、一度手術時に保険を利用し入院費にあてることができ助けられました。今後は年齢を重ねるにつれ女性特有の乳がんや子宮頸がんなどのリスクが頭をよぎります。定期検診は受けていますが早期発見早期治療が要になる身近な『がん』について、今後のがん保険加入の有無を決めるにあたり、40代女性に提案する保険の相場や保険内容について知りたいです。また、仕事をしながら通院できるケースもあると思うので、放射線治療や化学療法などの先進医療対応の保険についても知りたいです。

1 名の専門家が回答しています

小林 恵 コバヤシ ケイ
分野 医療保険・がん保険
50代前半    男性

石川県 福井県

2021/04/21

がんになった場合に必要なお金としては、以下のようなものが考えられます。
①入院時の差額ベッド代(個室など)
②手術、放射線治療の費用
③抗がん剤治療の費用
④(仕事をしている人の場合)がん治療による収入の減少分の補填

①については、いわゆる医療保険に加入している場合にはそちらのほうから給付金が出ます。ただし、医療保険の場合には給付日数に制限があり、がんになった場合には長期間の入院を余儀なくされる場合がありますので、がん保険でもある程度の保障は必要となります。

②③については、健康保険より療養の給付があり、実際の医療費の3割を自己負担することにより治療が受けられます。
更に健康保険の「高額療養費制度」により、ひと月の自己負担額がかなり大きくなってしまった場合でも自己負担の上限額が設けられています。
これは収入にもよりますが、例えば年収370万円~770万円程度の場合、
自己負担の上限は 81,010円 +(総医療費-267,000円)x1%なので、8万円少々と考えればいいでしょう。また、年に4回以上この高額療養費制度が適用されるような場合には上限額が44,000円/月 となります。

④についてですが、会社勤めをしている人の場合が病気で長期間仕事を休む場合、健康保険から「傷病手当金」が1年6カ月間出ますが、通常の収入の3分の2程度となりますので、貯金を取り崩すか保険で手当することになります。その場合、がん保険というよりは「所得補償保険」と言われるものに加入した方が良いです。

その他にも色々なことでお金が出ていくことになるので、多くのがん保険には「診断給付金」として、がんと診断された場合には50万円とか100万円といったようなまとまったお金が出るようになっています。

どれくらいの金額にすべきかですが、先に述べた「高額療養費制度」による自己負担の上限額相当分が一つの目安になるかと思います。

がんは以前よりも5年生存率が向上する一方で治療期間が長期化しています。特に、女性の方に多い乳がんは治療が長引くがんの一つです。特に抗がん剤による治療が長引きます。今の抗がん剤は非常に進歩している一方で高額になっているので、「高額療養費制度」の上限額が毎月発生する前提で備えておくべきです。
年に4回以上の場合44,000円/月となりますが、最低限この部分のお金は出るような内容にすべきでしょうし、残りは貯金で賄うということになると思いますが、なるべく治療関連の費用を保険でカバーしたいと思われるようでしたら、もっと手厚いものにしておいたほうがいいと思います。保障を良くすればその分保険料は上がりますので、家計との兼ね合いを見て考えるのがよろしいかと存じます。

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