お得な保険とは？

ご質問のタイトルが「お得な保険とは？」とのことですが、そもそも民間保険会社の保険商品は、いかなる商品であっても平均的には損をしますので、入れば入るほど損をすることになります。

ですから、保険で備えるのは、預貯金等ではとても対応できないほどの莫大な経済的負担が発生するリスクに限定しなければなりません。

具体的には、自動車保険（車を運転される場合）、火災（地震）保険、それらの特約で加入できる個人賠償責任保険には一般的に加入が必要でしょう。

それ以外には、子どもさんができたときに、働き手の万一に備える定期保険（またはその一種である収入保障保険）という掛け捨ての保険にご加入ください。

入るべき保険は、このくらいです。

それ以外のさまざまなリスクに対しては、保険ではなく預貯金等で備えることが原則です。

上記保険についてどれぐらい保障（補償）してくれるのか（必要な保険金額）は、ご質問内容だけでは生活状況がわかりかねますので具体的に申し上げることは困難です。

自動車保険は対人・対物無制限、火災（地震）保険は住まいの価値に応じて、個人賠償責任保険は1億円程度、定期保険は子どもさんが独立されるまでの生活費のうち遺族年金等の収入を除いた分、というのが一般的なご回答になります。

保険料を抑えながら貰える金額を増やすためのテクニックは、「投資型というタイプの保険」に入らないことです。

保険は、掛け捨てが原則です。

「すべての不慮の事故に対して保険が認められるような商品」などありません。

保険は、上述したように、できる限り範囲を限定して入ることが原則です。

一括して管理できるような商品があったら嬉しいとのお気持ちはわからなくもありませんが、管理するのが面倒なほど加入されているということは、おそらく入り過ぎだと考えて間違いないでしょう。