老後実際に必要なお金が知りたいです!

男性30代 atushi1172さん 30代/男性 解決済み

私は肉体的な不安から現在筋トレをしていたり、仕事でも肉体労働も多く怪我の予防をしながら70歳くらいまでは働きたいと考えております。私のような仕事を長くしたいと考えている人は老後のお金はどのくらい準備した良いのかご指導お願いいたいです。個人的にとても気になっている2、3年前に大きな話題になった老後2000万円問題がありました。本当に2000万円も必要なのか疑問に感じます。仕事からリタイヤして老後は海外旅行に行ったり週一回は外食をしたりゆっくり充実した生活がしたいと考えています。老後楽しむには2000万で足りますか。生活スタイルによってはもっと必要など具体的な金額も知りたいです。自分が介護施設に入居した際にかかる費用が知りたいです。

1 名の専門家が回答しています

水上 克朗 ミズカミ カツロウ
分野 老後のお金全般
60代後半    男性

東京都

2021/05/20

まずは、老後の必要資金について、統計上で2つの観点からみていきましょう。

ひとつ目は、最低必要生活費、ゆとりある生活費の観点からみた老後の必要資金です。
高齢夫婦無職世帯2人(夫65歳以上、妻60歳以上)の老後に必要な資金は、生命保険文化センター調査によりますと、最低必要生活費で月22万円、ゆとりある生活をしたければ月36万円と言われています。
〇最低必要生活費で暮らす場合
21.7万円/月(公的年金受給額平均/2019年総務省調査)-22万円/月(最低必要生活費)×25年(65~90歳)=約90万円必要
〇ゆとりある老後の場合
21.7万円/月(公的年金受給額平均/2019年総務省調査)-36万円/月(50代の生活レベル)×25年(65~90歳)=約4290万円必要
なお、年金受給額はあくまでも平均ですので、当然自身の年金受給額や貯蓄額、夫婦2人か単者かによって老後必要資金は変わってきます。

次に、実際の平均の生活費(2019年総務省調査)の観点からみた老後の必要資金です。
〇高齢夫婦無職世帯2人(夫65歳以上、妻60歳以上)の場合
27.1万円/月(平均生活費)-23.8万円/月(実収入:年金ほか貯蓄額取崩し)=不足分3.3万円/月×25年(65~90歳)=約1000万円
〇老齢単身無職世帯(60歳以上)の場合
15.2万円/月(平均生活費)-12.5万円/月(実収入:年金ほか貯蓄額取崩し)=不足分2.7万円/月×25年(65~90歳)=約810万円

この統計数値からおわかりのように、老後の必要資金は、バラバラです。2000万円はあくまでも一例に過ぎないことがおわかりになったと思います。
よって、まずは、自身の生活レベルを決めることです。老後資金の本質は、実はお金ではありません。なぜならば生活レベルによって老後5000万円必要な人も、1億円必要な人もいるからです。どんな老後を過ごしたいのか、そのためにどのくらいの資金が必要なのか、どんな計画で実現していくのか。何よりも自分らしい生き方を見つけていくことが、必要だと思われます。

次に、老後は悠々自適、海外旅行に行ったり、車を買い替えたり、家のリフォーム代、介護費用も準備したい・・・そんなゆとりを持ちたければ、前述金額に加えさらに準備すべき老後資金は増えていきます。具体的な金額についてみていきましょう。

〇介護費用について
生命保険文化センターが行った調査によりますと、2019年の平均介護期間は約5年、介護費用の平均額(月額:約8万円、一時費用:約70万円)となっており、介護費用としては、介護期間が5年として最低でも1人500万円程度は考えておく必要があるでしょう。なお、民間の介護施設では、老人ホーム別や地域、介護度レべル、入居一時金の有無などにより違いますし、また介護保険の利用料の自己負担額割合が収入によっても違い(1~3割負担)、一概には言えませんが、介護付き老人ホームへの入居なら、月20万円はみておいたほうが良いでしょう。平均介護期間は約5年ですと、約1200万円かかることになります。なお、介護期間は全くない場合もありますし、すぐ終わるか、いつまで続くかわからないのが介護です。

〇その他の費用について(夢のイベント費用例)
退職後の夢のイベント費用例について、あくまで参考ですが記載させていただきます。今後のご自身のライフプラン、ライフスタイルに合わせ適宜老後資金として準備してください。
・子ども(2人分)の結婚費用援助・・・200万円(=100万円×2人)
・退職を記念して夫婦で海外旅行・・・100万円
・長男、長女一家と海外旅行・・・100万円
・車の買い替え・・・350万円(2回分)
・自宅のリフォーム・・・最低300万円
・孫(4人分)たちへの祝金など・・・200万円(1人50万円×4人)
・70歳までには年1回妻と国内旅行・・・200万円(=20万円×10年)
・・・・これだけで、合計1450万円になります。

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

マイホームを売るべきか悩んでいます。

15年ほど前に35年ローンを組み住宅ローンを返済中ですが、このまま返済をしマイホームに住み続けるか、売却してしまいアパートに引っ越そうか悩んでいます。現在同居中の家族もいますが、子供はそれぞれ成人し一人暮らしを始めていくし、親が亡くなって自分だけになった場合、広い家にひとりで住み続けなくてもよいのかなと思う時があります。ローンを完済しても、家の税金や修繕費などを考えると、小さなアパートに住んだ方が支払いも少なくて済むのかななんて思ったり。年金で暮らすには、マイホームに住み続ける方が金銭的にもいいのか、維持費を考えると安いアパートに暮らした方が生活費がかからないのか教えていただきたいです。

女性40代後半 Mさん 40代後半/女性 解決済み
松山 智彦 1名が回答

年金ってどうなるの

年金という仕組みは、今後どうなっていくのでしょうか。少子高齢化が進み、このまま進めば、今の若者が老人になるころには年金制度が崩壊するという話を聞いたことがあります。仮に崩壊した場合って、これまで支払ってきた年金ってちゃんと返ってくるのだろうか、いやそんな保障ないよな、、、と、とにかく年金という制度自体に不信感がある自分としては、年金を支払わずに自分で積み立てたり、民間のサービス(保険等)を使ったりした方がいいのでは、とあれこれ考えてしまします。FP(ファイナンシャルプランナー)の方の意見を聞きたいです。年金って今後どうなっていくのでしょうか。年金が怖いから支払わないという選択はありなのでしょうか。また、年金に代わるサービスはあるのでしょうか。

男性30代前半 urade1000manさん 30代前半/男性 解決済み
井内 義典 1名が回答

NISA?それともつみたてNISA??それとも?

40代後半になり、老後の生活資金についての不安が現実的になってきました。夫との共有資産については、2人で勉強し、預金・外貨建て保険・つみたてNISA・iDeCoなどを行っています。悩んでいるのは、私のへそくり(と言っても夫も知っていますが)を一般NISAで運用すべきか、それともつみたてNISAで運用すべきか、他の商品がいいのか、です。へそくりはたった300万円ですが、手元から現金がなくなるのは少々不安なので、一般NISAへの抵抗もありつつ・・・非課税になるつみたてNISAのほうが安心なのか・・・他に何かいいものがあるのか・・・難しいです。

女性50代前半 まこさん 50代前半/女性 解決済み
古戸 賢一 1名が回答

49歳で老後の資金がとにかく心配です

49歳女性です。老後の資金がとにかく心配です。年金をもらえるまでまだ16年もあるし、自分が受け取るときにまた支給年齢が上がっていたらどうしようかと思います。今はアルバイトをしながら布製品を作ってはネットで販売しています。アルバイトなのでボーナスもでないし、退職金もでないようです。今から正規の仕事を探すには体力的にもしんどいです。といってもアルバイトをしなければ生活していけないし、老後といわれる年齢になったときに貯金ができているかどうかも心配です。主人は会社の経営者なので退職金はないし、貯金するのにも今回のウイルス禍で打撃を受けていて大変です。どうやっていったら老後の資金のめどがつくようになるでしょうか。

女性50代前半 kumahon5544さん 50代前半/女性 解決済み
吉野 裕一 1名が回答

今後の老後に向けて今から準備できる事は何か

昨今の報道でもあるように日本人の平均寿命が伸びている中で、健康寿命は下がってきていると言われています。長生きすればするほど、病気や怪我のリスクは上がってくるので、貯金を自分の趣味や嗜好等に使うのが不安です。現在の日本では超低金利時代の中で、普通に給料等を貯金していても利息は付かず、老後資金2000万円問題の解決はできません。コロナ禍で給料のアップはあまり見込めず、節約して生活している日々を送っています。私は現在30代ですが、公的年金の受給資格も遅れてくると思われます。個人で自助努力が必要な時代とも言われておりますが、最低限の終身保険の積み立てや個人年金のiDeCoしかしておりません。本当はドル建ての終身保険の解約返戻金等を老後の資金に使いたいのですが、生活を考えるとなかなか手がでません。老後の資金を上手に貯まる手段や、こうした方が良い等があれば教えていただきたいと思います。

男性30代後半 kt.japanさん 30代後半/男性 解決済み
山口 雅史 1名が回答