老後に必要な資金2000万円問題と対策について

女性30代 さくさくさん 30代/女性 解決済み

近年、金融庁が試算したデータに「国民の老後に必要な資金が2000万円」との発表が世間を騒がせたことは記憶に新しく、また、コロナ禍の中で今後の国民は、より“自助”が求められる時代になってきていると実感しています。毎月の給与から差し引かれている税額は決して少なくなく、人口の減少に伴い増加の一途を辿るのではないかとさえ考えてしまいます。そんな中で、今後の何十年を過ごしながら自身の老後を想像すると一番の不安は老後の資産です。終身雇用制度が崩壊しつつあるとされている中で、果たして変わらずに現在の企業で働き続けることができるのかという不安が大きく、かと言って転職をして大きな収入アップを見込むことも年齢的に難しくなってきました。人生100年時代とされる中で、現状の収入から老後に備えた無理のない資産形成のアドバイスをしていただけると有り難いです。

2 名の専門家が回答しています

吉野 裕一 ヨシノ ユウイチ
分野 老後のお金全般
50代前半    男性

島根県 岡山県 広島県 山口県

2021/05/18

さくさく様、ご質問ありがとうございます。

ご質問で不安に追われているように、政府も個人の自助努力による資産形成を促しています。

そのため政府は、NISAやiDeCoといるような税制優遇制度を出しています。

NISAやiDeCoは、運用益が非課税になったり所得税控除があったりと、これから資産形成をする時にメリットは大きいと思います。

またこれからは、ひとつのところから収入だけではなく、収入源を持つことも大切だと言われています。

もちろん働きながら収入を得ることも考えられますが、お金に働いてもらうという考え方もあります。

資産運用は怖いと思われる方も多いのですが、資産運用を基本やルールを守れば怖いものではありません。

また資産運用において、リスクはある程度のコントロールができるものとなっています。

また短期的には投資元本を割り込む可能性は高くなりますが、長期的に考えた場合は、その元本割が割り込んだこともメリットになる可能性もあります。

資産運用は長期的に考える必要がありますので、出来れば早めに実行をされてください。

山口 雅史 ヤマグチ マサフミ
分野 老後のお金全般
50代後半    男性

兵庫県 岡山県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県

2021/05/19

老後2000万円問題は決して新しいものではありません、10年以上前から言われていたことでもあります。
2000万円問題は金融庁の金融審議会が提出した報告書が発端となっていますが、その報告書の中に「2000万円」という言葉は2回しか登場していません。一方で、長期・積立・分散という言葉は21回登場しています。マスコミが煽った感は否めませんが、全国民に「気づき」を与えた意義は大きいと思います。

現在の公的年金制度が維持される限り、制度が崩壊・破綻することはありません。しかし、受給額が減ることは十分にあり得ます。そのために、個人型確定拠出年金(iDeCo)やつみたてNISAといった制度ができました。特にiDeCoは資産形成のための制度ですが、監督官庁は厚労省で年金制度として扱われています。つまり、「この制度を使って年金を作ってください」という国からの暗黙のメッセージとも言えます。
この制度の中心は「長期・積立・分散」投資です。詳しい内容説明は割愛しますが、20年を超える長期にわたって積立投資を行うことによって元本割れリスクを含めた様々なリスクを軽減する効果が期待できます。長期になるため、計画的に運用を行うことも必要になります。
加えて、長く収入を得ることも必要になります。投資は自身が働かずにお金に働かせるといった側面がありますが、自身でも長く収入を得るための努力も必要と思います。別に働くことだけが収入を得る方法ではありません。趣味や特技を子供に教えることで収入を得ることができます。そのために自身の価値を上げる=自己投資も老後に対する有効な投資だと思います。

頑張ってください。

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

老後の資金を賢く貯めるための退職後の働き方とは

主人は現在50歳ですが、今の仕事を退職した後、自分で飲食店を起業したいと意気込んでいます。ですが、退職するころには子供たちは大学生になり、まだまだ学費にお金が必要な時期です。それまでには貯蓄をしておかなければと、気を引き締めてはいますが、子供たちの学費は確保できたとしても、自分たちの老後の資金が心配です。退職までに貯めたお金を学費につぎ込み、貯蓄がゼロの状態で起業することになるのではないかと、内心ヒヤヒヤしています。定年は60歳ですが、幸い会社に再雇用制度があるので、私はこの制度を利用してまだ会社勤務をしてほしいと思っているのですが、主人は嫌がります。退職金は1,200万円前後もらえる予定ですが、このご時世なので実際退職するころに満額いただけるかどうかもわかりません。再雇用制度を利用して、5年ほどは会社勤めを続けてもらうのと、あくまでも主人の希望をかなえてあげるのと、どちらがいいでしょうか。

女性40代後半 みきこさん 40代後半/女性 解決済み
古戸 賢一 1名が回答

私が聞きたい老後の備えについて

老後の備えにつきましては、賛否両論で様々な意見があると思いますが、私としましては、老後の備えとしまして、麻生副総理大臣が言われた内容としまして、1人2000万円の老後の備えがなければならないと言うお考えにつきましては、非常に良いと思われます。やはり、もし、寝たきりになった時等のことを想定しましても、老後の資金としましては、最低1人2000万円と言う金額につきましては、妥当であると言えると思います。それが夫婦ですと2000万円づつで、合計4000万円と言う形になると思われます。そのような状況の中でやはり、頼みになりますのは、退職金であります。また、年金につきましても将来的に減額されると言うことを聞いておりますので、非常に不安になっている面はあります。どうすれば、老後の資金を潤沢に貯めることができますでしょうか?

男性30代前半 souma1016さん 30代前半/男性 解決済み
佐藤 元宣 1名が回答

老後にいくら貯金があれば安心して生活していけるのか

39歳独身です。介護の仕事をしており年収はだいたい400万円程です。現在生命保険には加入していますが、実際にこれから病気をしたり介護が必要になった時にどう生活して行ったらよいか?という不安があります。毎月の給料とボーナスで定期預金はしていますが、年をとるにつれ将来ちゃんと生活していけるのか?という不安が過ります。又、若くして病気をしてしまった事を考えても医療費の他社会保険は普通に支払わなければならないという不安もあります。これからの時代年金もいくら貰えるのか分からないし、自分が施設に入所する事を考えると入居金の支払を含めていくら貯金があれば安心して生活出来るのかを知りたいです。世間では2000万円等と言われていますが、老後に1人2000万円貯金がない人口はかなり多いのではないでしょうか?

女性40代前半 teada-312さん 40代前半/女性 解決済み
末次 ゆうじ 1名が回答

老後生活におけるお金の問題について。

現在20歳で、老後生活まであと何十年もあるという状態です。最近よく「老後問題」という言葉を聞くようになり、20歳である私でももうすでに自分自身の老後について不安でいっぱいです。特に心配していることが金銭についてです。私はこれから新社会人としての準備を進めていく状態ではありますが、予定では新卒として一般企業に勤める予定です。結婚などのことは気にしない場合、60代で定年退職を迎えることになります。そうすると、退職金が貰えたりすると考えられます。退職金がとても大きい額だということは聞いたことがあるのですが、それを貰っただけで老後は十分満足に生活していくことが可能なのでしょうか。もしそれだけは金銭的に生活が苦しくなってしまう恐れがある場合は、今から何か対策をとることは可能なのでしょうか。詳しく話を聞きたいです。

女性20代前半 ieooeiさん 20代前半/女性 解決済み
井内 義典 1名が回答

独り暮らしで持ち家のない老後の生活資金は幾ら

私は独身で一人っ子です。結婚するつもりはありません。今は老後で2,000万円必要とあります。私も頑張って2,000万円貯めました。でもホームページを見るともらえる年金や夫婦2人暮らし等様々な条件があることが解りました。それに持ち家と賃貸では老後資金も違うとの事。車は一応持っていますが70歳を境に自動車免許の自主返納を考えています。そうすれば車の維持費が一切なくなるのでそんなに老後資金は必要ないのではないでしょうか。確かにタクシー等を使うようになりますが頻繁に遠くに行くわけではなくなるのでお金もそんなにかからないと思います。田舎で独身で賃貸で一人暮らしをすると言ったら一体いくらが妥当でしょうか。ちなみに家賃は35,000円~40,000円が相場です。2,000万円という数字が何を基準に出されているかも興味があるので聞いてみたいです。

女性50代前半 みかん大好きっ子さん 50代前半/女性 解決済み
水上 克朗 1名が回答