積み立てNISAの投資先のお勧めを教えてください

男性40代 Hiroさん 40代/男性 解決済み

これまでNISAをやっていて廻りから積み立てのほうがいいよといわれ現在積み立てNISAに口座を切り替えました。確かに制度としても後からできたのでそれなりにメリットがあるのかとは思いますがいまいちメリット理解できないのと投資先がわからず戸惑ってます。

1 名の専門家が回答しています

松村 勝宜 マツムラ カツノリ
分野 株式投資・NISA・投資信託・ETF・REIT
50代前半    男性

全国

2021/06/01

ご相談者さまがいくら戸惑っておられるからといって、つみたてNISAの投資先のお勧めをお教えすることは、できません。

なぜなら、投資先は誰かに教えてもらうものではなく、自分の意思で決めることだからです。

ちなみに、専門家と呼ばれる人たちからブログやYouTube等で情報発信している個人に至るまで、つみたてNISAの投資先のお勧めは概ね一致しています。

それは、全世界株式に分散投資できるインデックスファンド(市場平均に連動するよう機械的に運用されるファンド)の中から最も信託報酬の低いものを選んでおけばそれでよし、というものです。

確かに投資対象に株式を選ぶということ自体は、合理的だと考えます。

身の回りにあるさまざまなモノやサービスは、企業によって生み出されています。

歴史をさかのぼれば、人々の少しでもより良い生活をしたいという欲望が原動力となって今まで経済が成長してきましたし、おそらくこれからもそうなっていくでしょう。

であれば、株価は短期的には大きく上下動しますが、長期的にはその企業の価値に収れんし、価格は上昇していくはずだからです。

しかし、全世界であれアメリカであれ日本国内企業限定であれ、無機質なインデックスファンドに投資するという手法には強い違和感を覚えます。

なぜなら、投資の目的とは、より良い世の中をつくっていくことであるからです。

それなのに、できる限り儲けたい、1円でも得したいという強欲な気持ちが先だってしまうと、戸惑いはますます深まるばかりです。

投資とは、人々の暮らしをより良くしてくれるであろう、これからの世の中に欠かせないと考える企業に対し、意思を込めて応援する気持ちでお金を投じる能動的な行為なのです。

本業を通じて社会課題を解決する、そのような企業を丹念にリサーチして選定するアクティブファンドを、つみたてNISAの対象商品にこだわらずに選ぶことが大切です。

もちろん、アクティブファンドの中には単に流行を追っているだけに思えたり、コストが高すぎたり、資産を取り崩して定期的に分配したりするような、長期運用に向かないファンドも多数存在するため、投資先のファンドを選ぶことは簡単ではないかもしれません(おかしなファンドが多いからこそ、つみたてNISAで対象商品が限定されたという面もあります)。

しかし、そうした手間のかかるプロセスを経て自分が納得できるファンドを選び、より好ましい方向へとお金が流れ社会がより豊かに変わっていくことで、結果として自分も豊かになっていけるのです。

にもかかわらず、安易にインデックスファンドに投資してしまうことで、環境破壊を助長する企業、労働者を劣悪な条件で働かせて収益を得ている企業、兵器を製造し戦争行為に加担する企業などにも自分の大事なお金を投じることになってしまう可能性があるのです。

そもそも、つみたてNISAはあくまでも投資手段の一つに過ぎず、それ自体が目的になり得るものではありません。

より良い社会が実現し、世の中も自分も豊かになっていくことこそが目指すべき目的でしょう。

その有力な手段が投資であるのですが、つみたてNISAというのはあくまでも利益が出たときにわずかに税金が安くなるという一つの制度のことに過ぎません。

あくまでも、腹の底から納得できる、長期での投資に資する本格的なファンドを選ぶことこそ最優先するべきです。

そうして選んだファンドがたまたまつみたてNISAの対象商品になっていれば、必要に応じて制度を活用すればよいだけのことです。

例えば一般生活者向けのセミナーをこまめに行っているなど距離感が近い会社、理念を確実に伝えるために直接販売(直販)にこだわっている会社などであれば、安心して長期運用を託すことができるでしょう。

もうこれ以上戸惑わないために、あくまでも納得できるファンド選びにトコトンこだわってください。

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