IDECOを始めようと思っているのですが、最初は株式100%で運用しようと思っているのですが、その後の出口戦略を教えてほしい。

男性30代 YYさん 30代/男性 解決済み

IDECOを始めようと思い月々2万3000円を運用しようと思います。今30代前半なので初めはS&P500に連動した米国株式100%で運用しようと考えています。40代まではそれで良いと思っているのですが、50代に入ると出口で暴落を食らった際にダメージを減らしたいので、債券やREITなどに分散投資をしようと考えています。
しかし、実際に分散させようと思うと株式は何%位がいいのか、債券は増やそうと思うけどどれ位増やせばいいのか、また株式は勉強したのですが債券はよく分からず、どれを選べば良いのかわかりません。ファンドの中にはターゲットイヤーファンドという年齢に応じた配分を勝手に作ってくれるファンドがある事も知っているのですが、信託報酬が割高なので手を出すか迷います。
自分で配分を考える際に注意点をご教授願えると幸いです。

2 名の専門家が回答しています

吉野 裕一 ヨシノ ユウイチ
分野 年金・個人年金・iDeco
50代前半    男性

島根県 岡山県 広島県 山口県

2021/06/01

YY様、 ご質問ありがとうございます

現在、 株式投資へ100%投資されておられるということですが、リスクに対する許容度はあるのでしょうか?

コロナ後、株式市場が好調で、特にアメリカの市場は上昇し続けています。しかし株式への投資はリスクが高くなり、下落した時には大きく下げてしまう可能性があります。

リーマンショック後には、投資額が半分以上減ってしまったと言うこともあります。

ポートフォリオに債券を入れるというのは、そういった大きな下落時にリスクを軽減するというクッション材になるということがあります。

ただ〇〇ショックと言われるような時には、債券も下げてしまうことも考えられますので、こういった動きに耐えられるかどうか 考えておく必要があります。

ただこれから20年30年と運用されると、運用益は多くなる可能性もあり、下落時でもある程度の収益を確保できるということも考えられます。

増えた資産を守る時には、やはり債券を多めに入れることが大切だと思います。

また老後に、ただ単に取り崩すだけではない方法もありますので、具体的なご相談をされると良いと思います。

山口 雅史 ヤマグチ マサフミ
分野 年金・個人年金・iDeco
50代後半    男性

兵庫県 岡山県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県

2021/06/02

iDeCoは是非始めてください。
iDeCoなど長期・積立・分散運用を成功させるコツは「早く始めて、途中で止めずに長く続けること」です。

個人的な意見になりますが、運用銘柄は株式投資信託のみで十分と考えます。
その理由は2つあります。
1つは、積立投資で時間分散をすることでリスクを軽減する効果が期待できるからです。積立投資の基本となるドルコスト平均法は、値動きやタイミング等に関係なく、一定日に特定の銘柄を買い付ける方法です。価格が下がることでより多くの量を買うことができます。
「積立投資の成績=(その時点の)価格×(今まで積み上げた)量」となります。そのため、iDeCoでの運用で最も適した銘柄は短期では値動きが大きく、長期では右肩上がりとなる銘柄=株式投資信託になります。
積立投資の効果をイメージしやすい一例として、
「毎月1万円分のレモンを買うとします。1個100円の時レモンを1万円分買うと100個買うことができます。1か月後、レモン1個の値段が50円に値下がったら1万円で200個買うことができます。レモンの数量は合計300個です。その1か月後、レモンの値段は下落を続け、1個20円まで値下がりました。この時は500個のレモンを買うことができます。レモンは全部で800個あります。4か月後、レモンの価格が50円まで戻りました。この時は200個買うことができます。4か月でレモンをトータルで1,000個仕入れ、使ったお金は4万円です。この時点で持っているレモンすべてを売ったとすると5万円(50円×1,000個)になります。レモンの値段は最初の100円に戻っていませんが、1万円の利益となります」
レモンを投資信託に置き換えればよいだけなので、イメージできるかと思います。

2つ目は出口戦略についてです。
iDeCoなどの長期・積立・分散運用が注目されている理由として2000万円問題など老後資金を作ることですこの2000万円問題も30年間という期間での計算となっています。人生100年時代と言われるように今後、寿命が長くなるにつれて資産寿命も伸ばさなければなりません。簡単に言うと、ゴールは100歳、運用は100歳までという考えが主流になると思います。「運用しながら、資産を取り崩す方法」です。こうなると、出口戦略は重要でなくなります。現状、取り崩し運用を導入している金融機関はごく一部ですが、今後は増えてくると考えます。そのために、アドバイザーの存在が重要になると思います。

それでもリスクが気になる場合に債券を組み込んだり、バランス型・ターゲットイヤー型ファンドの購入を考えれば良いと思います。ちなみに、現在債券市場は世界的にバブルと言われています。これは現在の世界的低金利を考えればすぐ理解できると思います。債券価格と利回りは逆相関です。債券バブルが崩壊することになれば、どのような金融資産も資産価値が暴落します。
しかし、積立投資では量を買う絶好のチャンスです。また、運用を続けることでその後の上昇は資産を増やす効果を十二分に享受することもできると考えます。

あくまで個人的な考えですが、参考になれば・・・と思います。

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

現状では会社の確定拠出年金のみでしか老後の資金をためられず不安

40代主婦です。夫の収入は平均よりはあるようですが、子どもの教育費に一般家庭よりもお金をかけているために老後資金の貯蓄に手をつけられません。私は事情により働くことができません。幸い会社の方で確定拠出年金の積み立てがあり、今はそれをベースにしてもう少し増やしていきたいと思いいろいろと調べているところです。個人型確定拠出年金iDeCoについて気になっています。毎月定額を積み立てる方法で頑張っていきたいと思いますが、家計の状況によっては全く支払い不能になってしまう時もあります。それでも何とか工夫してiDeCoを利用してでも個人年金は早めに始めた方がよいのでしょうか。

女性40代後半 まねさん 40代後半/女性 解決済み
松山 智彦 1名が回答

未納分の年金支払について

50歳代男性です。老後の年金収入について年金定期便等で自身の年金見込み額を確認しているのですが、一般的に言われている平均的な年金の受け取り月額14万7千円に届いていません。原因を確認すると、これまで転職を何度かしており、無職の時期があったり、また一時期、アルバイトで生計を立てていた時期もあり、年金が未納になっている時期があります。調べたところ、年金の未納分を追納するにも⒑年以内という規定があるようです。また、老齢年金基金という仕組みを使えば、60歳以降、未納分の国民年金を追納できるようです。しかし、追納期限が⒑年なのに60歳以降になれば追納できるという仕組みが理解に苦しみました。つきましては、年金の未納分をさかのぼって追納する方法を取るのに最善な方法を教えて頂けないでしょうか。老後の生活を鑑み、支払が出来るうちに追納をして未納分を埋めておきたいと考えています。よろしくお願い致します。

男性50代後半 amakuwa0413さん 50代後半/男性 解決済み
井内 義典 1名が回答

老後どのくらいの資産があれば生活できるか

老後の資産運用で株購入を検討しているが、種類が多すぎてどれを買ってよいか分かりません。株を売らずに保有して配当金狙いを考えています。日本株や外国株のどの銘柄がよいか株式の証券会社はどこがいいのか、最初はどの位の金額で始めればいいのか知りたいです。個人年金、確定拠出型年金について国民年金や厚生年金とどのように違うのか、月々の掛け金がどれ位いいのか将来、老後のことばかり考えます。今現在は国民年金に加入して月々の掛け金を支払っていますが本当に年金がもらえるか不安です。お金も多くためていきたいのですが会社の月々の給料だけではなかなかたまっていきません。国の借金、子供出生率も低いのでこの先何が起こるのか怖いです。株を買って保有しても今の時代どんな大企業でも倒産することもあるので、リスクを少しでも減らしたいです。

男性50代前半 kokoさん 50代前半/男性 解決済み
山口 雅史 1名が回答

昔未納だった国民年金を払いたい

40代男性です。30代のはじめに非正規の仕事を失い、いわゆるニート状態になりました。その際に国民年金の支払い、督促などが年中来るよりになりました。免除申請が2020年現在では問題なく通るらしいのですが、当事世帯での収入審査でしか国民年金の免除や猶予の申請はなく、無収入でも実家に収入が一定以上あれば、払わなければいけないの一点張りで、家庭の事情もあり、どうにもならずに数年間支払いをほんの少ししかしていませんでした。かなりきわどい督促状なども来ていたのですが、特に強制執行などもなく、時が過ぎ、現在ではなんとか収入も得られるようになり、月々の支払いもできているのですが、当事払えなかった(未納)のものを今になってから支払う事は可能なのでしょうか、また穴埋めのようになる制度などあるのか気になっています。具体的な案などありましたら教えてくださいませ。

男性40代前半 仁科 宗考さん 40代前半/男性 解決済み
キムラ ミキ 1名が回答

お金の不安が強い

31歳 正社員 女性 年収300万円 クレジットカードの支払い残金70万円 貯金50万円 今年から正社員になったが、借金があることもあり、老後への不安が強い。結婚や出産の予定はない。積立貯金なども始めたが、NISAやIDECOは損をする可能性があると聞いて、二の足を踏んでいる。貯金額が少ないため、途中でお金を動かせないIDECOにはチャレンジし辛い。積立貯金・定期預金・NISAの三本柱で、借金を返しつつ老後の貯えをすることは可能か?また、老後の資金はどのくらい用意したらいいのか。年を取ると部屋を借りることができなくなると聞いているが、やはり部屋を買った方がいいのか。金利のいいネットバンキングでの貯金や、おまとめローンへの乗り換えなども検討中。

女性30代後半 Yokko3さん 30代後半/女性 解決済み
吉野 裕一 1名が回答