老後の資金の準備法

女性40代 めるさん 40代/女性 解決済み

現在私が41歳、主人が45歳です。
高齢出産のため子どもたち2人がまだ小さく、これから教育資金や生活費が必要になってきます。
ですが、長年不妊治療を続けていたため貯金がありません。
下の子が成人したときには主人は62歳になります。
子どもたちの教育資金については何とか私たちが必死に働いていけば何とかなるのかな?と漠然と思っているのですが、特に学資保険なども加入はしていません。
生活費のあまりを少しずつ貯めている状態です。
また私が非正規雇用であり、ボーナスもなく雇用が不安定な状態でこれから先ずっと同じ収入を維持できるかも分かりません。
この状態で自分達の老後資金まで準備できる自信がまったくありません。
収入が多くないため保険加入は今のところ考えてはいないのですが、教育資金と老後資金を同時に準備するにはどうしたら良いでしょうか?

2 名の専門家が回答しています

山本 昌義 ヤマモト マサヨシ
分野 老後のお金全般
40代前半    男性

全国

2021/06/08

こんにちは、婚活FP山本です。まずはご質問の前に、今後のお金の基本についてお伝えします。まずお子様の教育費は、22年総額平均で1400万円ほど必要です。22年で平均的に準備するとすれば一年あたり約64万円、月5万円ほど、2人分で月10万円ほど貯金が必要になります。また先般、老後資金2000万円問題が騒がれましたが、一般的には倍の4000万円程度が必要です。仮に60歳まで20年ほど準備時間があると考えると、一年あたり200万円、月17万円ほど貯金が必要になります。事情によっては今後、子供部屋の必要性から相応の住居も必要かもしれません。まずは基本として、今後をしっかり数字で把握しておきましょう。

そのうえで、ご質問についてお伝えします。まず上記の通り、あなた様世帯は今後を考えると少なくとも月27万円ほど貯金が必要です。これは一般的に、正社員の共働き夫婦が相応の努力をして何とか達成できるような金額といえます。このため、まずは「あなた様の正社員としての就職」が基本として必要ですが、年齢的に厳しいかもしれません。そこで、まずは就活に励んで頂く一方、どうしても厳しい場合は「フリーランス(自営業)」という働き方を視野に入れることが一つの手です。これなら努力次第で、今からでも相応に年収を上げられる可能性があります。これはこれで簡単ではありませんが、何とか子供たちのためにもがんばっていきましょう。

続けてお伝えします。老後資金まで手が回らない場合、定年後も働くことが一つの対処法です。ただし、定年後は働き口を見つけることさえ困難、仮に再雇用などで働けても年収は激減、そして65~70歳程度までしか働けません。このため、旦那様にも「定年後の独立」を視野に入れ、今から準備に励んで頂くことをおすすめします。また並行的に「資産運用」に取り組むのもおすすめです。リスクはありますが、仮に5%運用を前提に70歳時(30年後)に3000万円を準備する考えなら、一年あたり約45万円、月4万円ほどで達成できる計算になります。少なくとも、今まで通りただ働くだけでは大幅に足りないでしょうから、未来を見据えてそれ以上の行動を起こしていきましょう。

舘野 光広 タテノ ミツヒロ
分野 老後のお金全般
60代後半    男性

全国

2021/06/09

ご質問ありがとうございます。
FP事務所ブレイン・トータル・プランナーの舘野です。

まず、お子様の教育費について回答させて頂きます。
文部科学省の平成30年度子供の学資調査によりますと、お子様お一人につき、幼稚園から大学までを全て国公立で卒業された場合で約1000万円、反して全て私立で卒業される場合には、約2400万円が必要となるとのデータが発表されています。

このデータをステージごとに見てみますと、全て私立による場合、幼稚園で約95万円、小学校で約960万円、中学校で約420万円、高校で約290万円、大学で約640万円となっています。この数値は校外学習費用も含まれていますので、各ご家庭ごとの教育方針で変わると思われます。
公立となると高校までは、ほぼ無償化となっておりますので、必ず準備しておかなければならないのが、17歳迄の大学費用となります。

おそらく、校外学習費が高くなる傾向は、中学生の時であり、概ね年間50万円は公立でも必要となっているようですから、小学校時で年間30万円、高校で年間40万円を目途としておけば良いでしょう。支出は毎月の家計費に合算することで対応可能ですから、あえて教育費として準備されていなくても問題はないでしょう。

では、大学卒用までの教育費として約700万円が必要となりますが、公的な奨学金を活用することで卒業までの費用を捻出することは可能です。但し、卒業後に低金利ながらも、長期返済が続きますから、その辺の負担感を考慮すれば、入学時の費用を準備しておけば、入学後はお子様の勤労によっても学生生活を送ることだって出来ます。

最後に、老後資金ですが、高齢者の雇用が延長されるケースが多くなっており、もし、70歳まで就労されることを望まれるであれば、65歳からの年金受給を5年間延長されることで、老後資金の不足額を補填することが出来ます。例えば、最短の1年間繰り下げた場合には1ヶ月0.7%の増加となり、年間で8.4%の増加となります。この計算を5年間とした場合には、8.4%×5年間=42%増加という結果になり、受給予定額が年間で220万円であれば、約93万円が付加されますから、70歳からは毎月26万円が受給可能な金額であると試算されます。

高齢者世帯の生活費はあまり高くありませんから、あえて、老後資金を準備されなくても、ゆとりはありませんが、生活苦となることはないでしょう。しかし、緊急用の資金として、300万円程度は準備しておけば、入院などの対応に慌てる必要もありません。

大切なことは、日々の生活を充実させることであり、貯蓄の犠牲の上でなり立つものでもありません。積める額を決めて長期に対応することが大切であり、結果が人生設計の成果であるとお考え願います。

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

少ないながら貯め込んだ老後資金の、間違いなく有効な割り振り方法

私の悩みは、それだけでは暮らして行けない少ない年金を貰ってはいるが、足りない分の補填で既に老後資金を切り崩さざるを得ずにいる事です。自分が何歳まで生きるか分からないのですから、老後資金を毎年どれほど使って良いか分かる訳なく、質素な暮らしを心掛けてはいても、足りない分はそこから補填して生活しています。あと10年で逝くのか、それとも20年、30年と生き長らえるのか?それが分かれば老後資金をその年数で割って均等に消費して行けば良いのでしょうが、それが叶わないのですから、どんな老後の生活設計をすれば良いかご指南頂きたいです。それなりに老後の満ち足りた生活はしたいと思っていますが、将来の不安から、趣味にも金を掛けられず、行動に制限が掛かるのが寂しい限りです。ちなみに現職時代に仕事で燃え尽きており、これから再就職をして金を稼ぐって気持ちは今のところ起きない私です。

男性60代後半 miaさん 60代後半/男性 解決済み
古戸 賢一 1名が回答

老後の資金どれぐらい必要

私は今製造業の正社員として年収350万円で夫婦で賃貸に住んでいます。年齢は私が25です。今後の人生を考えた時に老後の事が心配になりました。まず、老後にはどれぐらいの貯蓄が必要と思われるでしょうか。今の家に住み続ける場合家賃が7万円ほどなのですがどの程度の貯蓄があれば夫婦二人で不自由なく暮らせるか聞きたいです。また、年金問題になるのですが今の日本の現状で年金はしっかり全額貰えることが可能なのでしょうか。年金が貰える前提の話ではなく年金が貰えない場合でどの程度の貯蓄が必要だったり老後にかかってくるであろう費用について聞きたいです。老後に入らないといけない保険や支払いが必要な税金などのお金に関するものを全て教えて欲しいです。

男性20代後半 そららんりんさん 20代後半/男性 解決済み
舘野 光広 1名が回答

年金をあてにせず自分で老後資金を貯めた方がいいものか

自分達が年金を貰えるようになるころに本当に支払われるのか非常に不安です。今の日本政府だといまいち信用出来ず、なるべくなら自分で老後の資金を貯めておいたほうがいいのでしょうか?将来的に政府がマイナンバーで一人一人の貯金額等を把握すると聞いた事あるんですが、政府が把握する意味がよくわからないので、なぜそのようなことをする必要があるのかをたぶんでも構わないので聞いてみたいです。あと、都内に使っていない土地と兵庫県内に誰も住んでいない家付きの土地があるんですが、現状だとそれぞれに多額の固定資産税がかかっているのですが、貸してるところはいいのですが兵庫の土地は長いこと売りに出してても全く売れる気配がないので、どうしたらいいか家族みんなで困っているので、ぜひ回答をお願いしたいです。

男性40代前半 vividさん 40代前半/男性 解決済み
古戸 賢一 1名が回答

老後の資金づくり

夫60代、妻40代の年の差夫婦です。子供は大学生です。夫は定年退職して延長勤務をしていますが、収入は退職前の半分ほどになりました。退職にあたって退職金は出ましたが、住宅ローンの支払いと子供の学費で無くなります。私はパートタイムで仕事をしています。ほぼフルタイム勤務ですが、社会保険料を払うよりは夫の社保扶養に入る方が手取りが多いため、勤務調整をして社保扶養に入っています。子供への仕送りと生活費であまり余裕はありませんが、先のことを考えると貯蓄もしておくべきではないかと思います。どのような貯蓄方法が効率的でしょうか。また残りの住宅ローンを支払うために置いている退職金が普通預金口座に入っている状態です。ローンはあと10年ほど年間100万円程度の支払いです。一括の返済はまだせずにいます。こちらの扱いはどうするべきでしょうか。

女性50代前半 mogura6443さん 50代前半/女性 解決済み
中村 真里子 1名が回答

自営業の両親の老後についての相談です

私の両親は30年近く夫婦で自営業を営んでおり、掛けている年金は国民年金のみで、厚生年金の支給がほとんどありません。ですので、一般的な企業務めの会社員より年金を貰える金額が少ない事が予想されます。また、退職金もありません。現在私の両親は、50代の後半で、少しずつ両親の老後の生活が心配になり始めました。そこで、自営業を夫婦で営んでいる場合の老後に必要な生活資金についての質問なのですが、今からでも間に合うiDeCoや生命保険会社の積立年金保険などの商品について、または、そのようなシステムで他におすすめする方法について、詳しく教えていただきたいです。また、自営業の夫婦の場合に老後に必要と思われる資金がいくらくらいなのかを教えていただきたいと思います。よろしくお願いいたします

女性30代後半 Ma1puさん 30代後半/女性 解決済み
吉野 裕一 1名が回答