正しいがん保険を選びたい。

女性40代 VitaminCさん 40代/女性 解決済み

現在私は大学4年生で、2022年3月に卒業した後すぐに一般企業に就職して社会人として生きていこうと予定しています。年齢的にも子どものころと比べればがんになる確率も高くなっていくなと、年々とても心配な気持ちでいます。もしがんになってしまった時のために自分が社会人になってから、自分で保険を選んでがんに備えようと考えています。調べてみれば様々な選択肢があり、正直どのがん保険に入ればいいのかが全く分かりません。そもそも保険についてもあまり理解をしていません。そのため専門家の人にがん保険について詳細に説明をして頂きたいです。できれば実際にあった例を元にして自分に合うがん保険のオプションも提示してくれれば尚いいなと思っています。

1 名の専門家が回答しています

松村 勝宜 マツムラ カツノリ
分野 医療保険・がん保険
50代前半    男性

全国

2021/06/10

将来がんを患ったときにかかる治療費等の経済的負担に対し、保険で備えることは合理的ではありません。

そもそも保険とは、助け合いの仕組みです。

みんなで少しずつお金を出し合っておいて、その保険の対象となる事態が不運にも発生した人に対し、約束していた保険金を届けるという極めてシンプルな仕組みに過ぎません。

ところが、民間保険会社の保険商品の場合は、その集めた貴重なお金から、保険会社が莫大な運営費を差し引いた上で保険金が配分されるため、加入者にとって極めて不利なのです。

ですから、保険商品に加入される場合は、対象となる事態が発生したときに莫大な経済的負担が発生するリスクに限定するべきです。

具体的には、自動車保険や火災保険、子どもさんがいらっしゃるご家庭の働き手に万一があった場合の生命保険等は、一般的には保険に加入せざるを得ないと考えられます。

一方で、がんを患った際の治療費についてはどうでしょうか。

日本の社会保障は、世界でもトップレベルで充実しています。

どんなに高額な医療費がかかったとしても、自己負担額はせいぜい月数万円に収まるのです。

このような自己負担が限定されるリスクに対しては、安易に保険商品に頼るのではなく、ご自身でコツコツと積み立てて備える努力をするべきです。

もちろん20代の若さでがんを患う可能性もありますし、その場合は結果として「保険に入っておいてよかった」となるかもしれません。

しかし、生きていく上ではがん以外にも数えきれないリスクに満ちています。

それらすべてに保険をかけて備えようとしていくと、お金がいくらあっても足りなくなってしまいます。

しかも、それなりに健康で長生きする可能性のほうが断然大きいのです。

保険料の負担が生活費をを圧迫し、若いときにしかできないことをがまんしなければならないとしたら、あまりにもあべこべです。

私は40代ですが、私の友人や、同年代でFP相談を受けた方の中にも、実際に40代でがんになられた方は時折いらっしゃいます。

「がん保険に入っておいて本当によかった」と胸をなでおろされる方、「がん保険に入っていなかったからお金に苦労した」と悔やまれる方など、がん経験者の方々はがん保険が必要なものだとお考えになる傾向が強いようです。

しかし、よく考えてみてください。

保険料として毎月5,000円を支払う代わりに、その金額を仮に20年間コツコツと積み立てていくと、元本のみで120万円(5,000円×12か月×20年)ものまとまった資金になります。

これだけあれば、一般的にはがんによる経済的負担を和らげることができるのではないでしょうか。

テレビを毎日つけていると、保険会社のCMを見ない日はないと言ってもよいでしょう。

そのターゲットは、保険の仕組みをあまり理解していない人なのです。

みんなが支払った大切な保険料を使って、広告をガンガン流して不安をあおり、勧誘しているのです。

預貯金等で備えることができると考えられるリスクに対しては、わざわざ保険会社に保険料を支払うのではなく、ご自身の口座にコツコツと積み立てて備えることが合理的であることを、ぜひご理解ください。

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