リスクの少ない資産運用の方法を教えてください

女性20代 かすみんさん 20代/女性 解決済み

資産運用をして資産を増やしたいのですが、始め方がわかりません。またできるだけリスクの少ない方法で行いたいのですが、どのようにすれば良いのでしょうか?

1 名の専門家が回答しています

水上 克朗 ミズカミ カツロウ
分野 株式投資・NISA・投資信託・ETF・REIT
60代後半    男性

東京都

2021/06/11

まずは、全くリスクが伴わない資産運用をみていきましょう。
元金保証の金融商品ということで、次の3つが考えられます。
なお、リターンはかなり少なくなります。また、③iDeCoは、60歳まで引き出せません。

①ネット銀行を活用する
2021年5月現在、メガバンクの普通預金の金利は年0.001%、定期預金の金利は年0.002%です。100万円を1年間預けても税引き後利息は普通預金で7円、定期預金で15円です。しかし、ちなみに、ネット専業の某銀行の定期預金の「1年もの」の金利は年0.12%(なんと60倍~120倍の金利)。1年後の税引き後の利息は956円です。その他、3年ものの定期預金金利は、0.20%、5年もので0.23%となっています。また、定期預金の優遇キャンペーンなどが行われているネット銀行もあります。なお、満期を迎える前に解約することは可能です。

②個人向け国債を購入する
銀行や証券会社の窓口で購入できる「個人向け国債」は、1万円からという手軽さに加え、国が発行しており、事実上元本割れしない安心感があります。 個人向け国債は、0.05%の最低金利保証があります。個人向け国債は、金利タイプと期間によって「固定3年」、「固定5年」と「変動10年」がありますが、低金利水準の現在では、今後の金利上昇局面に期待が持てるので「変動10年」が注目されています。なお、発行から1年経過以降に解約できます。

③定期預金積み立てで「iDeCo」を活用する
iDeCoは、積み立てるお金の運用先を自分で選んで、60歳以降に受け取る「じぶん年金」です。
最大の特徴は「節税メリット」にあります。掛金は全額控除となって毎年、所得税と住民税が軽減されます。そのうえ、運用益が非課税で、受け取りの際にも税制優遇があります
iDeCoには、投資信託(リスクあり)などで積み立てるイメージがあるかもしれませんが、運用先としては「定期預金」も選べるのです。資産を守ることを優先したい人はiDeCoで積立型の定期預金を選んで、元本割れリスクを避けながら(但し、手数料については要確認)、節税メリットを享受する手があります。

(例)25歳の会社員(課税所得195万円未満)が勤め先を退職する60歳までの35年間、毎月2万円ずつ年間24万円を積み立てた場合

掛け金が毎年所得控除となって年末調整で還付される上に、翌年の住民税も安くなります。所得税(5%)と住民税(10%)の合計15%分、年間3万6000円分(=年間掛け金24万×15%)の節税効果があります。これを35年間続けるだけで、126万円の節税効果になります。ちなみに、定期預金の利息は、年利0.002%、35年で、2934円です。なお、最大のデメリットは、一度始めたら60歳まで引き出せません。なお、iDeCoには、勤務先で、確定拠出年金や確定給付年金等の制度がある場合は、掛け金に限度がある場合もありますので、確認してみましょう。

次に 、リスクはありますが、おすすめするのは④「つみたてNISA」(積み立てしかできません)です。運用益が非課税で、いつでも引き出しができます。対象商品は、金融庁が定めた「手数料の安いもの」に限られます。買う時の購入手数料は無料、持っている間にずっとかかる信託報酬も控えめなものがそろっています。投資初心者で、どのような組み合わせをしたらいいのか悩むという人は、インデックス投資信託のうち、バランス型に投資するのも良いでしょう。

まずは、ネット上から、ネット証券会社に専用口座を開き、少額から投資(③「iDeCo」は月5000円から、④「つみたてNISA」は月100円から投資可能)をしてみたらいかがでしょうか。実践することで、自然と、投資能力が磨かれます。習うより慣れろです。慣れてきたら、徐々に、リスクとリターンの高い商品に変えたり、金額をアップしていけば良いでしょう。自分に合った投資方法が、必ずみつかると思います。

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

安定を確保しながらもしっかり資産を増やせる資産運用方法

私は31歳会社員で結婚しており、子供はまだおりません。現在は共働きですので貯金はある程度ありますが、これからマイホームや車の購入、子どもができた場合の費用などが増えることが予測されます。妻の仕事もいつまで続けられるかわからず今後の収入も変わる可能性も十分にあります。そんな中で今の資産をどれだけ運用にまわし、どんな方法で運用すべきなのかが判断つきません。書籍やYouTubeなどで調べると、若いうちは生活費数カ月分を確保してあとは運用すべき、と発信されてる方が多いですが、それが自分たちの状況にも当てはまるのかが確信が持てない状況です。また、マイホーム購入の検討においても、自分たちの収入に見合ったローンの金額や組み方、頭金をいくら入れるべきなのか等、私たち夫婦の生活に見合った人生設計を相談したいです。

男性30代前半 kskさん 30代前半/男性 解決済み
山本 昌義 1名が回答

どのくらい株式に投資するべきか

最近積立nisaを夫婦で開始しました。少しずつ容量がわかってきて資産が増えていくことが楽しくなってきました。もう少し資産を増やしていきたいと思い、今後は定期的に配当金も貰えて基本的に右肩に上がっていっている米国ETFの購入を検討しています。だた、今後子供の誕生(希望は2人ほしいと思っています)や、家の購入、車の購入など5年以内にかかるであろうお金もかなりあるため、どの程度手元にお金を残すべきか、資産運用として株式を購入する比率と現金比率について迷っています。投資は早く始めた方が有利というのでは早く始めたいのですが、現在は1年分ほどの生活費ほどしか貯金がなく、アドバイスをいただきたいと思います。よろしくお願いします。

女性30代前半 りののさん 30代前半/女性 解決済み
小松 康之 1名が回答

おすすめの銘柄や証券会社があれば教えてください

個人事業主として働いているので、今は国民年金基金に入っているのですが、今後iDeCoや積立NISAなどの選択肢も視野に入れたいと考えています。ただ、証券会社や銘柄が多くどれを選べばいいのか全くわからない状態なので、安全に資産を増やせる具体的な銘柄やお得な証券会社を教えて欲しいです。

女性30代後半 soilbook00さん 30代後半/女性 解決済み
末次 ゆうじ 1名が回答

老後までに2000万円をためるには月いくら投資すればいいのか

金融庁の報告書から「老後2000万円問題」が世間では大きな話題となっています。そこで、老後までに2000万円を貯蓄するときに、NISAや株式投資などで2000万円を得る場合に、ひと月当たりどの程度の金額が必用かということが気になっています。個々の銘柄、経済動向などなど様々な要因でで大きく変動することから予測は困難かと思いますが、大まかな平均などがわかれば目安にできると思います。老後まで(30~40年程度の期間)平均的に2000万円を貯蓄可能な月ごとの最小の投資額、また投資にすることでただ貯金するよりもどの程度早く2000万円を貯蓄することができるかということが知りたいです。また、それにかかわる税制などについてもご教授いただければ幸いです。

男性30代前半 strdagさん 30代前半/男性 解決済み
山口 雅史 1名が回答

株式投資につき自分が必要な情報を教えてほしい

年収500超で小学生の子供が1人います。高齢出産で子供が大きくなる時には、私達に稼ぐ力が無くなると思い、子供には少しでも財産を残しておきたくて、株式投資をやってみたいと思っています。ある程度自分にも知識を身に付けてから株式投資をやってみたいのですが、初心者なので、まず、どんな種類があるのか、どんな銘柄がよいのか、日経新聞などを隅から隅まで熟読して、どの株式の値段が上がってくるのかなどを予測をしないといけないのか、など、全く分からない状況です。なので、まずは、自分自身に株式投資の基礎知識を付けたいと考えております。そこで、FPさんに、株式投資の現在の状況や、株式投資とそれ以外のもの、との組み合わせなど、初心者でもわかりやすい説明を教えて欲しいです。

女性50代前半 税理士事務所と株式会社さん 50代前半/女性 解決済み
森 泰隆 1名が回答