予想が難しい投資環境の中で安定的な資産運用について

女性30代 こばこさん 30代/女性 解決済み

現在投資信託を元手400万円程で運用しています。運用歴8年目ですが、毎月分配型の投資信託を購入していました。コロナのおかげでだいぶ元本割れしている状況ですが、分配金を考えるとトータルバランスでは利回りは悪くない状況です。元々長期のつもりで投資した金額なので、このまま持ち続けようかなと考えています。株式にも興味はありますが、現職では自分の時間の確保が難しいため投資信託に落ち着くかなと思います。投資環境が読みにくいこと、転職、独立資金調達のため投資資金がないこと。再度投資ができる状況になれば無難にイデコなどを行うかなど先読みしておくための情報収集についての視点をアドバイスいただけると幸いです。

1 名の専門家が回答しています

山口 雅史 ヤマグチ マサフミ
分野 株式投資・NISA・投資信託・ETF・REIT
50代後半    男性

兵庫県 岡山県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県

2021/06/16

毎月分配型投資信託は一時期流行した商品ですが、運用がうまくいかなかった時も分配金を出さなければならないため、タコ足配当になる可能性が高いことから敬遠されています。確かに、長期間の運用でトータルリターンはプラスになることもあります。
一方で毎月分配型は投資の可能性を放棄している商品とも言えます。分配金を出すことによって複利効果が期待できないからです。投資信託の過去の基準価格の推移グラフを見ると、2本の線が引かれていると思います。1本は単純に基準価格の推移です。そして、もう1本は再投資した場合の基準価格の推移と書かれています。これは、分配を行わず、配当を元本に再投資した場合の価値の推移です。銘柄によっては両者に大きな差が出ているものがあります。この差が複利の効果と考えられます。
また、投資信託は純資産額の増減が運用にも大きく影響します。毎月分配型商品は分配金を目当てに投資している人が多いため、分配金の減配が資産流出につながる可能性が高く、場合によっては早期償還や満期償還につながることも考えられます。償還になってしまうと、長期運用を目的としていてもできなくなってしまいます。この点には注意が必要です。

予想がしにくい環境だからこそ「長期・積立・分散」投資が有効になります。長期・積立投資の運用対象は短期的に大きく値動きをする、長期的には右肩上がりとなる資産がベターです。これは株式以外にありません。積立投資を行うことで価格が下落した時により多くの量を仕込むことができ、将来の価格上昇時にプラス転換・収益拡大の効果が期待できるからです。

放置運用がお好みであれば、インデックス投資信託が有効と考えます。リバランスなどのメンテナンスが少なくて済むからです。iDeCoやつみたてNISAにはこのような銘柄が多いので検討に値すると思います。

現在運用している毎月分配型投資信託はタイミングを見計らって処分し、同時にiDeCoなどを活用し、インデックス投資信託で長期・積立・分散投資をスタートすることをお勧めします。

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