2021/07/06

副業の収入で課税される範囲内について。

女性40代 ゆうさん 40代/女性 解決済み

私は今年の3月に2年間働いた介護職のパートを退職し、現在は子どもを学童に預けられないということもあって専業主婦をしています。元々パートと並行してクラウドソーシングのライティング作業やアンケートサイトやモニター、オンラインでの座談会やインタビューなどの副業をやっていたのですが、これらの副業に関して年内に少しでも雇用されて働いた経験があれば、課税されないのは収入が20万円以内までと聞きました。今年からは特にオンラインでの座談会やインタビューが盛んに募集されていてすでにいくつか参加しており、このペースでいくともしかすると年間で20万円以上の副業の収入がある可能性が出てきました。そして気になるのはこれらの今の副業において、課税対象となる収入についてです。中にはモニターとして金銭に加えて商品をもらうケースもあり、それはおおよその金額が全くわからないものもあります。そのような価格がわからない副業の報酬についてはどの範囲までを課税対象としてみなすのでしょうか。

1 名の専門家が回答しています

佐藤 元宣 サトウ  モトノブ
分野 副業
40代前半    男性

全国

2021/07/08

ご質問の件について、はじめに、質問が令和3年にあったことから、質問内容の中にある「今年の3月」を令和3年3月であるものとして回答を進めていくことについてご留意ください。

まず、今回の質問者様の場合、詳細確認は必要と前置きしつつ、所得の関係は以下のようにまとめられるものと考えます。

1.介護職のパート収入:給与所得(令和3年1月から3月分まで)
2.各種副業:雑所得

質問全体を通じて、パート収入による給与収入は、令和3年1月から3月分までであることに加え、パート待遇であることを考慮しますと、令和3年度の給与所得は0円になると推測されます。(令和3年1月から3月分までの給与収入が55万円以下であれば給与所得は0円です)

したがいまして、退職後、他の勤務先を通じて雇用契約を交わし、パート・アルバイトを令和3年12月末までにしていなければ、給与所得が0円のままで何ら問題は生じません。

次に、副業における雑所得についてですが、先に回答をした給与所得が0円のままであれば、質問者様が懸念している20万円にこだわる必要はございません。

これは、所得税および住民税の計算において基礎控除(所得税48万円・住民税43万円)と呼ばれる控除額が設けられているためです。

そのため、給与所得が0円のままであったとするならば、質問者様は副業における収入(所得)が令和3年1月1日から令和3年12月31日までの1年間で43万円以下の場合、所得税および住民税のいずれも課税されることはありません。

つまり、パート収入・副業収入のいずれに対しても税金がかかることはないことを意味します。

なお、質問に「中にはモニターとして金銭に加えて商品をもらうケースもあり、それはおおよその金額が全くわからないものもあります」とあり、こちらにつきましては、厳密に言えば「現物給与」と呼ばれる類のものになります。

ただし、現物給与に関しましては、その金額について質問者様が考える必要はなく、あくまでも現物を差し上げた取引相手が考えるべきことであるほか、実際にもらった商品は、換金性に欠けていたり、評価が困難であることが予測できます。

そのため、国税庁が定めているルールに準じて、取引相手等が適切に処理する必要があることをご理解いただき、今回の場合、質問者様は、特に考える必要はありません。

参考:国税庁 Ⅱ 給与所得の範囲 - 国税庁
https://www.nta.go.jp/publication/pamph/gensen/shikata2016/pdf/04.pdf

最後に、税金計算の仕組上、どのような収入がいくらあったのか、質問者様が適用できる所得控除にはどのようなものがあるのかなどの詳細確認をしなければ、正しい税金計算をすることは残念ながらできません。

ただ、今回の質問者様の場合ですと、金額が少額で推測しやすいものであったことから、現状のまま収入が推移したとしても、税金がかからない結果になるものと考えられそうです。

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

2021/03/09

副業の確定申告について詳しく聞きたい

私は本職は事務職(正社員)の20代女性です。数年前から副業をしています。あくまでお小遣い稼ぎというか、「医療費などの足しになれば」という程度の金額しか稼いでいませんでしたが、最近、ありがたいことに継続して案件を頂けることも増え、気づいたら副業での収入が増えてきていました。それ自体は嬉しいのですが、気になるのが確定申告についてです。恥ずかしながら、私には確定申告に関する知識がほとんどありません。今は意識して仕事をセーブし、確定申告をしなくていい金額に収まるよう調整していますが、それも自分の可能性を狭めているようで良くないのではないかと思い始めました。そこで、副業での確定申告について、概要やオススメの方法などを教えてほしいです。

女性30代前半 fm_handaさん 30代前半/女性 解決済み
小松 康之 1名が回答
2021/03/29

投資を始めるべきなのか悩んでます。

現在新型コロナウイルスによる影響によって会社の業績が悪化してしまって新型コロナウイルスが流行する以前の給料より少なくなってしまい、いつ会社の業績が回復するかもまったく予想がつかないので今のままでは子供がこれから高校や大学に通わせるためのお金が貯まるのかという悩みがあります。そこでファイナンシャルプランナーに聞いてみたいことは、前々からテレビ番組やTwitterやInstagramなどのSNSの広告を見て株やFXなどの投資に関する名前は聞いたことがあるけれどどれを始めればいいのかということです。また、最初はどのくらいの金額を投資するべきなのか、どうやって情報を収集するべきなのか、自分で投資するかどうかの意思決定をするべきなのかそれともプロの人に任せるべきなのかということも詳しく聞きたいです。

男性40代前半 hayato893さん 40代前半/男性 解決済み
小松 康之 1名が回答
2021/03/09

副業を始めましたが、収入面で悩んでいます。

主婦業の傍ら、クラウドワークスで、副業を始めました。なかなか思うように、収入が上がりません。単価の低いものを選んでしまう、単価の低い仕事しかない、高単価のものに挑戦するスキルがないなど、自分である程度の原因はわかっているのですが、もう少し目標を持った方がいいのか、現状維持でも問題ないのか、専門家の意見が聞きたいです。私個人としては、今後はもう少し月収を上げたいと考えています。今まで、夫の収入のみで暮らしてきましたが、子どもの教育費や将来への蓄えのことなどを考えると、私の副業も必要だと思っています。どの程度の蓄えをするかによっても、副業収入額の目標も変わってくるので、一度、専門家の意見がききたいです。

女性40代前半 spring_Aさん 40代前半/女性 解決済み
舘野 光広 1名が回答
2021/09/10

最近よく耳にする「副業」について、基本的なことから将来のことまで

現在は専業主婦をしているが配偶者の収入だけでは将来的にも不安なので自分も就職するつもりでいます。ただ、自分のこれまでの経験から高収入な仕事に就くのは難しいと思います。また、就職したその会社もずっと勤め続けることができる保証はないと思います。そういった時のために副業が良いのではないかと考えています。しかし、税金だったり、いつから始めるべきなのか、将来のことを見据えるとどういった副業を選んだ方がよいのかというのがほとんどわかりません。自分でインターネット等を使って調べるよりも、専門の方のお話を聞いた方が安心して始めることができるのではないかと思います。なので副業の基礎的なことから、ファイナンシャルプランナーに教えていただきたいです。

その他30代前半 sayoさん 30代前半/その他 解決済み
中村 真里子 1名が回答
2021/04/08

副業で十分に稼ぐために今からしておくべきこととは

現在大学3年生として学生をしています。就職活動中で、今の予定では2022年4月から一般企業で新社会人として働くつもりでいます。就職することができて、正規雇用で採用されたとしても、いつ何が起こって解雇されたりリストラされるか、このご時世全く先が読める状態ではありません。もしその会社を急に辞めることになってしまった時のために副業についても今から考えておきたいと思っています。世の中には様々な稼ぎ方があると思うのですが、副業として女性が気軽に始められるももがあるのか、ということが気になります。また、それを目指すにあたって大学生の今からやっておいた方がいいというようなことがあるのか、ということについても詳しく知りたいです。

女性20代前半 ieooeiさん 20代前半/女性 解決済み
小松 康之 1名が回答