つみたてNISAと一般NISAどっちがいいの?

女性30代 こばこさん 30代/女性 解決済み

私はよくインスタグラム等のSNSから資産運用や節約についての情報を収集しています。資産運用の手始めとしてつみたてNISAをオススメしている投稿をよく見かけるのですが、一般NISAと比べてどちらがどう良いのか、どう違うのかイマイチ分かっていません。一般NISAでは株が買えて、つみたてNISAは投資信託しか買えないということは分かるのですが、買えるものの種類で言えば一般NISAの方が色々な商品が買えて良い気がしますが、あまりSNSで一般NISAをオススメしている印象がありません。投資信託しか買えないつみたてNISAの方が資産運用初心者にオススメされている理由が知りたいです。つみたてNISAと一般NISA、それぞれの特徴やメリット・デメリットを分かりやすく教えてください!

1 名の専門家が回答しています

松村 勝宜 マツムラ カツノリ
分野 株式投資・NISA・投資信託・ETF・REIT
40代後半    男性

全国

2021/08/14

まず、まだお若い普通の生活者の方が着実に資産形成を行うためには、株式を主な投資対象とする投資信託を活用し、毎月コツコツと数十年かけて長期的に投資していくことが、最適な手法であると考えます。

投資信託なら、まとまったお金がなくても、少額からコツコツと投資することが可能であるからです。

また、そのような「定期定額購入(積み立て投資)」により、投資信託の価額が高いときには少ない量を、安いときにはたくさんの量を購入できますので、平均購入単価を下げる効果が期待できます。

私自身も、27歳のときに毎月給料の1割ほどの金額で投資信託の積み立て投資をスタートし、現時点で約20年間、全く同じ商品に全く同じリズムで投資を継続しており、資産は複利の威力で加速的に増えています。

誰もが着実に資産を増やすことが期待できる、再現性の高い手法なのです。

さて、2つのNISAのうち、最初に制度化されたのは「一般NISA」です。

非課税限度額・期間はそれぞれ年間120万円(当初は100万円でした)、5年です。

つまり、毎月10万円ほどの金額を、5年間積み立て投資してもらうという行動が期待されていました。

しかし、一般的には給与水準が高くない多くの若い人にとって、毎月10万円の投資を続けるというのは、極めてハードルが高いのではないでしょうか。

しかも5年という投資期間はあまりにも短く、この上なく使い勝手が悪い制度でもありました(今も存続していますが)。

そこで、改良されて制度化されたのが、「つみたてNISA」です。

非課税限度額・期間はそれぞれ年間40万円、20年です。

これだと、毎月約3万円以下の積み立て投資を検討される方にとってはちょうどよいくらいですよね。

もちろん毎月の投資額をさらに上積みできる人は、限度額を超える分は普通に課税口座を利用すればよいのです。

ということで、今回のご質問は「それぞれの特徴やメリット・デメリット」をお知りになりたいとのことですが、少なくとも一般NISAにつきましては制度設計があまりにも中途半端であるため、(ギャンブルではなく)着実な資産形成をお考えである限り、無視されてもよいかと思います。

ご質問に対する適切な回答ではないかもしれませんが、どうか趣旨をご理解いただければ幸いです。

もっとも、それぞれの特徴やメリット・デメリットが説明されているウェブサイトは多数ありますので参考にされてもよいですが、ほとんどは表面的な解説のみにとどまり、資産形成において本当に大切なことにはなかなか触れられていませんので、迷いが生じるばかりになるかもしれないことを覚悟の上でご覧ください。

最後に、確かにSNS等でつみたてNISAをお勧めしている人は少なくないようですが、そのような制度を利用することよりも大切なことは、ご自身で腹の底から納得できる投資信託の商品を選ぶことだということを、どうかご理解ください。

単に目先の税制優遇やコストの安さだけで投資行動を決めてしまうと、うまくいかなかったときの後悔と失望は計り知れないものになるでしょうから。

今からつみたてNISAを使って投資をスタートされたとしても、20年先に相場が暴落していれば何のメリットもなくなる可能性があります。

ご自身が納得できる、長期投資に資する本格的な投資信託の商品を選ぶ手間を、ぜひ惜しまれないようにしてください。

どの制度を利用するのかではなく、これからも世の中に欠かせないと考えられる企業を丹念にリサーチして選定している投資信託を選ぶことこそ、長期的に安心して着実な資産形成を実現するためには大切なのですから。

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