株式投資はしたいけど、リスクは避けたい

女性20代 msmsms3さん 20代/女性 解決済み

株式投資をしたいのですが、正直危ない橋は渡りたくありません。増える比率は低くても安定してる商品に投資をしたいです。証券会社もどこか良いのかなども教えて欲しいです。またその投資がうまくいった場合、数十年後にはどのくらいになっているのか比較できるものなどを見せて頂けたらよりリアリティがあって嬉しいです。常に自分の資産をチェック出来るような環境ではないので、ほっておいても自然と増えていく商品などもあるのでしょうか。また月額いくらくらい投資すれば老後安定した収入を得られるものでしょうか。収入も多くはないので、少額からでも始められるものなどあるのでしょうか。また投資に失敗してしまった場合の最悪のケースも教えて頂きたいです。よろしくお願い致します。

2 名の専門家が回答しています

小松 康之 コマツ ヤスユキ
分野 株式投資・NISA・投資信託・ETF・REIT
50代後半    男性

東京都 神奈川県

2021/05/07

ご質問いただき、ありがとうございます。
まず、投資対象の商品で、元本が確実に保証される商品はありません。銀行預金は元本が保証されますが、現在は金利がほぼ0%で全く増えないし、インフレになれば価値が下がります。
私がお勧めするのは、アメリカの株式市場に連動したインデックスファンドに投資することです。理由は、アメリカの株式市場は、その開始時点よりほぼ上がり続けているので、長期間の投資に向いていると考えられるからです。そして、個別の株式だと、会社の未来などが不透明なため、長期投資をしづらいと思いますが、インデックスファンドだと、個別の株の組み合わせになるため、個別株に比べリスクが低くなると考えられます。
また、ETF(上場投資信託)ですと、一般的な投資信託に比べ、手数料率が大変に低く設定されています。それだけ手元に残る資金が多くなります。これも、投資商品を選ぶのに大切なことです。
さて、価格変動ですが、例えばあるインデックスファンドは、2010年9月に1口あたり104.84ドルでしたが、2021年5月には385.28ドルと約3倍になっております。そして、アメリカでは1口単位で買えるので、余剰資金で少しずつ買いながら、徐々に投資資金を増やすといいでしょう。
最悪の結果は、今まで投資したものがすべて吹き飛ぶことですが、それは株式市場が無くなることを意味するので、考えなくていいでしょう。

山口 雅史 ヤマグチ マサフミ
分野 株式投資・NISA・投資信託・ETF・REIT
50代後半    男性

兵庫県 岡山県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県

2021/05/09

「リスク=損失」と思っている人が多いのですが、リスクとは「変動のブレ幅」を指します。儲け過ぎもリスクなのです。リスクを避けることは大きなリターン(収益・利回り)も避けることになります。

誰もがローリスク・ハイリターンの金融商品を求めますが、こんな金融商品はありません。もしあったとしたら、誰もが買うでしょう。しかし、誰もが一斉に投資すれば、その金融商品の価値はどうなるでしょうか。当然上昇します。将来戻ってくる資金が変わらなければ、価格の上昇により結果的に得られる利益は低くなり、利回りも低くなってしまいます。つまり、リスクの低いものはリターンも低く、リスクの高いものは利回りも高くないと均衡がとれないことになります。つまり、どのような投資にもリスクは付き物なのです。

では、どのような商品がベターなのかになります。
下に列挙した数字は国内・世界株式の期間内(10年・20年・30年)の年率換算リターンとリスク(標準偏差)です。標準偏差とは上記の変動のブレ幅を数字で表したものになります。
           日本株式              世界株式(含む日本)      
10年   リターン:9.3% 標準偏差:16.6%    リターン:11.5% 標準偏差:17.0%
20年        2.5%      17.4%          4.7%      18.6%
30年        0.9%      18.5%          6.6%      17.4% 

例えば、30年間の世界株式で見ると、平均リターンは6.6%です。元金が100万円とすると、1年後に106万6000円になります。同期間のリスクは17.4%なので平均リターンに加減します。すると、マイナス10.8%~24.0%となります。金額にすると89万2000円~124万、70%の確率でこの間の金額になるとされます。計算上になりますが、最悪のケースでは100万円が71万8000円以下になりますが、その確率は2.5%となります。逆に2.5%の確率で141万4000円以上になります。
あくまで参考ですが、計算すれば数十年後にどの位になるか見当がつくと思います。
難しい話になってしまいました、すみません。

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