単に「老後のため」の資産形成をお考えになるのであれば、「iDeCo(イデコ)」または「企業型DC」という確定拠出年金制度の活用が最も有力な選択肢にはなるでしょう。
理由は、利回り云々ではなく(どれも似たようなものだと思い込まれているようですが、結果は選択する商品によって異なりますし、そもそも将来になってみないとわかりません)、原則として老後まで引き出せないという強い縛りがあるからです。
株式を主な投資対象とする投資信託を選び、できる範囲で目いっぱい掛金を拠出されればよいのではないでしょうか。
ただし、ご相談者さまがお知りになりたいという「どれが自分にいちばん合うのか」という問い自体が、根本的に間違っています。
そうではなく、「ご自身の考えに合っている投資先はどこか」と発想するべきです。
そもそも投資は社会参画のための一つの手段であり、より良い世の中にしていくために自分の大切なお金を何に投資したいのか、と主体的に考えていくことが大切です。
そうして手放したお金が世の中をぐるぐると回り、社会がより豊かになっていくからこそ、結果として自分も豊かになっていけるのです。
この順序を、どうかご理解ください。
あくまでも、お金は後からついてくるものなのです。
ですから、iDeCoかつみたてNISAか、ではありません。
それらはいずれも「投資先」ではなく、単に「お金の手放し方」でしかないからです。
長期投資に資する、本格的な投資信託を選ぶことにこそ、こだわってください。
商品を選ぶ際には、投資未経験者向けのセミナーを何度も開催したりして、何でも気軽に相談することができる距離感の近い投信会社、理念を確実に伝えるために直接販売(直販)にこだわっている投信会社などを検討されると、納得感が得られやすいかと思います。
そうして選んだ投資信託がたまたまiDeCo等の制度の対象となっていれば、必要に応じて活用すればよいだけなのです。
あくまでも、ご自身の考え方に合った納得できる投資信託の商品を選ぶことこそが、着実に安心して資産を形成していくためには何よりも大切です。
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